【種別】
敷地名

【初出】
八巻

【解説】
学園都市第七学区南西端に存在する、
常盤台中学を含む5つのお嬢様学校が共同運営する地帯。
現時点で判明している学校は「常盤台中学」と「枝垂桜学園」の2校。
敷地面積は二キロ四方と並の学校の15倍以上はあり、
内部は極めて小さくはあるが「街」となっている。
敷地内には5つのお嬢様学校に関わる少女、及び関連施設に携る女性しか存在しない。
バスの運転手、ショップの店員等を始め、『警備員』すら男性では立ち入れない徹底ぶりを見せる。

敷地の周囲には大きな柵が張り巡らされており、部外者を寄せ付けない。
内部には全2458台もの監視カメラが配備されているらしく、セキュリティは万全。
また、機密が多い地域のため衛星地図も非公開。
各校は『学舎の園』を共同運営する一方でライバル関係でもあることから、
敷地内の案内板に乗っている各校の地図は、正門と通用口の位置以外は灰色に塗りつぶされ、
詳細な見取り図は公開されていない。
商品や能力開発機材の生産も敷地内で独自に行っているなど、
『学舎の園』で都市機能がある程度自己完結しており、これが世間知らずの箱入りお嬢様を輩出してしまう一因ともされる。

基本的に生徒や教員、関係者以外は立ち入る事が出来ないが、
外部の友達を招待したい等の、簡単な理由でも立ち入りの許可が下りるようだ。
『学舎の園』の学生は日常生活においても基本的に制服着用のため、敷地内は5つの制服であふれている。
これには異分子を見つけやすいという、セキュリティの側面もある。
外部に繋がるゲートは大小8箇所、その中で資材搬入口として機能するのは5箇所。

建築物のデザインも他地域とはコンセプトが異なり、
地中海に面した、白い建物と石畳の多い町並みに似た洋風の外観をしている。
道路標識や信号機も外とは違うデザインという徹底ぶりである。
建物は洋館のようなデザインだが、屋根は雨の少ない地方のように平らで、
現代的なビルを昔の装飾にアレンジしたかのようにも見える。

敷地内には学校施設に加え居住区や実験施設、
それに喫茶店や洋服店といった生活に必要な店舗も揃っているが、
デパートやショッピングセンターのような大型店舗は存在しない「必要なものを必要なだけ詰め込んだ街」。
敷地内の店舗は店が閉まるのが早く、夕暮れに染まる位に閉店してしまう。

尚、常盤台中学学生寮は『学舎の園』内と外、二つ寮がある。

最終更新:2022年01月31日 15:23