【種別】
魔術・疑似魂魄

【元ネタ】
中国の伝承にある怪物。
また、エステルを呼ぶ際の「ご主人様(アドナイ)」は「主(ヤハウェ)」に対する呼称から。
Wikipedia - 禍斗(かと)
Wikipedia - ヤハウェ

【初出】
とある科学の一方通行 第3話

【CV】
渡部 紗弓

【解説】
エステル=ローゼンタール死霊術の際に使用する擬似魂魄。
『薔薇渓谷家参式(ローゼンタール サードナンバー)』のナンバリングを持つ。

五代目当主ネイサンが開発した「ナンバーズの悪霊」とは違い、
エステル自身の手によって作られた擬似魂魄である。

死霊術に影響された人皮挟美の霊的回路を閉じ、
正しく「終わらせる」ための処置として彼女の死体に憑依させた。
本来であれば処置が終わり次第、術式を解除する予定だったが、
定着させた直後に人皮の死体を処分するために潜入した『DA』との戦闘が発生。
戦闘に巻き込まれたエステルを守るために起動し、その力を振るうことになった。
その戦闘において協力者であった一方通行が倒れたため、
そのままエステルの戦力として利用されることとなる。

ナンバーズの悪霊ほどではないが憑依した死体の身体能力や五感を強化することができ、
さらに死体のため肉体のリミッターがなく、禍斗が最大効率で体を操ることで
発揮される運動能力は人間を遥かに凌駕する。
踵落としの一撃で病院の床を陥没させ、銃弾を見てから防御行動に移れるほど。
肉体へのダメージを考慮しなければ、逃走する車に追いつくことすら可能。

なお「棺桶」の理論と異なるためか素体の精神と無関係のためかは不明だが、
生前の発火能力は使用できない様子。

【口調】
ですます調の機械的なしゃべり方をする。
主人であるエステルに対しては「ご主人様(アドナイ)」と呼びかける。
例)「対象の五体への定着を確認 薔薇渓谷家参式『禍斗』… 起動します」
  「ご主人様(アドナイ)の危険を察知 危険排除の行動を開始します」

最終更新:2019年09月23日 11:31