【種別】
技術
【初出】
新約十一巻
【解説】
人間の共通認識や共通価値観を創造・実装・破壊できるという、
言ってみれば
アレイスター=クロウリーの独断でパラダイムシフトを起こす技術。
具体的な原理・方法は描かれていないため、詳細不明。
影響範囲は死生観から食文化、宗教観念など多岐にわたり、
木原唯一をして反則技と言わしめた。
脳幹曰く、
学園都市、
超能力、そして科学サイドという言葉を作って、
人類全体を科学信仰とでも呼ぶべき「枠組み」に放り込んだのもアレイスターの仕業らしい。
さらに言えば
「木原」という括りそのものも生み出し、やろうと思えば
異端の科学というアーキタイプによって周囲から切り離されている「木原」の存在定義すら霧散させ、
牙を抜かれた腑抜けにまで陥らせることが出来る、という事らしい。
たとえば新約十五巻にて
円周に実行した際には、
少年院をホテルのように快適に感じるように価値観を「設定」し、多額の金を支払ってまで彼女に居座らせ続けた。
脳幹の推測によれば、科学サイドのみならず、
『黄金』時代に栄華を極め、今なお強い影響力を残す『
近代西洋魔術』という名のアーキタイプを駆使する形で、
今日の
魔術サイドという括りの根幹までも自在に出来るだろう、とされる。
アレイスターがどんな形であっても存命している限りは効果が続くらしく、
コロンゾンとの戦闘でアレイスターが死亡した際、
脳幹は「原型制御の効果がまだ続いている」ことからアレイスターの生存を察知した。
世界を書き換えるとき、
魔神であれば
位相を操作するところだが、
その魔神を憎むアレイスターが、別の原理で編み出した手法ともいえる。
ただし、位相が世界そのものの見え方を改変するのに対し、こちらはその世界に広がる常識を自在に操るものである。
最終更新:2020年04月24日 01:32