【種別】
兵器

【初出】
新約十一巻

【解説】
デッドロック』が食蜂操祈を襲撃するために用意した武装。
見た目は全身各所、足の裏、膝、肘、肩、手首、腰、背中、胸板まで、
50箇所以上に車輪を配したフルフェイスのメット付きの真っ赤なライダースーツ。

背中に背負った直径20cm・長さ55cm程度の超小型ジェットエンジン2基で加速し、時速200km以上で突撃する。
携行武器として炸薬作動式パイルバンカーを装備しており、交差すれば即死は免れない。

その一方でジェットエンジンが激しい衝撃に晒されて暴走・爆発する危険性も抱えており、
トラブルによってエンジンやスーツごと炎上したり、燃料が流出すれば周囲を巻き込んで自爆する可能性もある。
一応、トラブル発生時は何かしらの不燃性ガスで炎上を防ぐ仕組みがあるようだが、
航空燃料の燃焼に10数秒は晒されるため、事故が起きれば無傷というわけにはいかない。

食蜂一人を粉砕するためだけに組み上げられた兵装システムであり、
圧倒的な速度で操られる前に突撃し、
食蜂の能力で装着者の脳波に異常が起これば、ヘルメットが反応して自動的にプログラム動作に切り替わる。
自滅も覚悟で彼女を仕留めるコンセプトである。

超能力者への復讐を願う『デッドロック』に供与された武装だが、
実際は『デッドロック』を焚きつけた蠢動俊三が別窓口から用意したものであった。

蠢動の目的は『心理掌握』の解析であり、
ヘルメットから送信される「心理掌握で操った人間の脳構造」の情報を得ることだったが、
結局この方法で『心理掌握』は解析できず、
蠢動ら主要人物が何者かに爆殺されたこともあり、研究は食蜂本人を解析する方針に移行した。


最終更新:2019年06月15日 20:35