1:
【種別】
魔道書

【元ネタ】
クトゥルフ神話に登場する魔道書。
インデックスの「亜流・偽書が多い」という台詞は出典からのインスパイアと思われる。
Wikipedia - ネクロノミコン

【初出】
一巻

【解説】
禁書目録(インデックス)に蔵書されている魔道書の一冊。
蔵書されてはいるものの、「設定」の原本である「アル・アジフ」名義ではなく、
インデックス自身、「亜流・偽書が多くてアテにならない」と発言している。

2:
【種別】
魔道書

【初出】
とある魔術の禁書目録SS -『必要悪の教会』特別編入試験編- 第二話

【解説】
英国の市民図書館にて保管されている魔道書の『原典』。
インデックスが蔵書しているもののオリジナル。
一体どんな動物のものなのか判らない皮表紙で装丁されている。

クトゥルフ神話の『設定』での原本は「アル・アジフ」だが、
この魔道書は敢えて「ネクロノミコン」の名を冠して著された物。
クトゥルフ神話を面白がった『どこかの誰か』が、
『クトゥルフ神話群の中で描かれている絶望的な事象を再現するには何が必要か』を完璧に計算し、
それを自在に操る術を記した一冊。
『元』が作り物(フィクション)と分かっていながら、
本物の理論や公式を徹底的に上塗りすることで、全く新しい系統の魔道書として存在するようになった、
『原典(オリジン)』でありながら『原典(オリジン)』でない、嘘から始まった魔道書。
それが魔術業界における『死霊術書(ネクロノミコン)』である。
また、出典の「アル・アジフ」とは同じものではないため、
クトゥルフ神話において「アル・アジフ」が関与していない、
あるいは原作者が死去後に発表された他人のエピソードにおける『新たな恐怖』についても記載されている。

天草式十字凄教イギリス清教への特別編入試験時に起きた事件において、
魔術結社目覚め待つ宵闇』の目的のために狙われていた。
市民図書館を襲撃したフラック=アンカーズら実行部隊は五和達の手で倒されたが、
通信術式によって重要な部分の情報はボスであるアーランズ=ダークストリートの元に届けられた。
『死霊術書』より得られた情報は『海底都市ルルイエ』を召喚する儀式のために利用された。

最終更新:2023年11月06日 11:25