【種別】
人名(通称)


【初出】
新約八巻

【解説】
グレムリン』の魔術師。肌は色白、目は青色。髪はウェーブがかったショートヘア。
ぎりぎり女子大生に見えて、少女と女性の中間くらいの人物。
具体的な年齢は不明。妊婦故にマタニティドレスを着用。
ムスペル撃破数が最も多かった上条を地下鉄で襲撃。
ブリーシンガメンと呼ばれる『仔を産む魔術』によって産み出された猛獣達を操り攻撃を行う。

その口ぶりから、胎児を魔術用の演算装置として利用していると上条は考えていたが、実際には逆。
本性を露わにした時には「あたしの母さんに触るな!!」と激昂。マタニティドレスのお腹部分にはルーン文字と思しき紋様が浮かび上がっていた。

経緯としては、2年前に親子らを襲った悲劇によって母親が負傷。
意識を失った母親の体をヘソの緒を介して胎児が操り、母親の生命活動を維持している。
しかし、これもその場しのぎによるもので、遊離状態となっている母親の自我はゆっくりと薄らいでいってしまう。
かといって、胎児を摘出すれば母親は自身の心臓すら動かす事すらできなくなる。
遠からずやって来る破滅から逃れるため、その矛盾を丸ごと呑み込んで成立させる事のできる『魔神』の力を借りるため、
『グレムリン』へと参列するために、自分の子供を安全に出産させる為のおまじないないし魔術を攻撃に転化。
『仔』を生む魔術を持って豊穣神フレイヤの名を冠する事になった。

本性を現した後も様々な怪物達を生み出すが、上条と合流した御坂美琴インデックスによって徐々に追い詰められる。
10万3000冊の知識を持ったインデックスの術式によって親子らの立場は正常化。
母子ともに異常はなく、文字通り救われた。

母親は一度目を覚ましたが、再び眠るように気を失った。
インデックスによれば、二年間も自分の体の制御を第三者に預けたままになっていたため、自我がかなり薄らいでいるとのこと。
だが呼吸や心拍には異常はなく、痺れた手足の感覚が戻っていくように、彼女が本格的に自分の体の制御を取り戻すまで、
それを自然と受け入れられるようになるまでに若干の時間が必要になるらしい。
また、母体の制御権を胎児から母親へ元に戻すために介入したインデックスの術式は、
一度『切り替え』が終わってしまえば不要なもので、上条の右手で触れても問題はない。

上条らと共に『地の底這う悪竜』に襲撃されるも木原加群の活躍で窮地を脱出。
身柄は木原加群に同行した雲川鞠亜が保護した。

【補足】
元ネタである美貌女神フレイヤは『ヴァルトラウテさんの婚活事情』および『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』にも登場。
金髪をツインテールに束ねた姿で描かれており、卑猥なセリフばかり言う。


最終更新:2018年04月05日 01:46