【種別】
人名(通称)
【初出】
新約八巻
【解説】
『
グレムリン』の正規メンバーを務める
魔術師。
シルクハットを被って杖を突いた、燕尾服の老兵。
戦場において敵対者に相対しても一切の殺意や殺気を感じ取れず、
奇術師、あるいは道化師のような印象を受ける。
穏やかな丁寧語で喋るが、嘲弄を含む笑みを浮かべている。
「神話のロキ同様、事態の趨勢に自身の勝敗・強弱は関係ない」と自らを評しているが、
実際の戦闘能力は不明。
『船の墓場』防衛のために、オティヌスに不要と断じられながらも『グレムリン』内部も疑った結果、
内通者が星や天体の動きを使って『船の墓場』の位置を知らせることを予測。
味方にも内密に『船の墓場』を覆うように『
ヴィゾヴニルのお膝元』を展開しておくことで、
英国や米国の連合勢力に偽の情報を与え、主力たるキャーリサや
ウィリアム=オルウェルを引きつけることに成功した。
その後は
ミミルの泉で
トールに始末されたと思われる。
【補足】
元ネタである悪神ロキは『ヴァルトラウテさんの婚活事情』にも登場。青年の姿で描かれている。
主な目的は「予言やぶり」であり、『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』において
上条らを召還し、
ヘルに「外」の価値観を接触させ、暴走を促したのもその一環である。
最終更新:2017年07月07日 00:36