【種別】
霊装

【元ネタ】
Wikipedia - 明王

【初出】
新約七巻

【解説】
密教系魔術師梅咲優雅が持ち込んだ霊装。
ジェラルミンケースに収まる程度のサイズの護摩壇で、
アウトドア用のテーブルのように折り畳んで小さく出来る構造になっている。

本来の護摩壇が使用者本人の精神に干渉する霊装であるのに対し、
『明王の壇』は使用者以外の「他人」の精神に干渉する目的で作られている。
一度発動すれば壇から周囲五キロ圏の人間の知識や技術を強引に丸ごと削り取り、
それらを我が物とする事が出来る。
この霊装の影響を受けるのは、科学的に言えばシナプスや自律神経を破壊するに等しく、
二本足で歩くことはおろか呼吸の仕方や心臓の動かし方まで壊されてしまう。

いつのまにか『学舎の園』に箱詰めされて送りつけられた上条当麻は、
土御門元春から事情を聴き、梅咲の暴挙を止めるために奔走することになった。
しかし、成り行きで協力体制を取っていた食蜂操祈から、
「その情報は本当に正しいのか?」と疑問を投げかけられたことで、違和感が露呈。
結果、そのような魔術師の侵入事件は起こっておらず、
上条を足止めしたかった土御門の策略だと判明している。

最終更新:2013年05月15日 19:07