【種別】
魔術霊装

【元ネタ】
ブラフマー神の持つ弓。
Wikipedia - ブラフマー

【初出】
とある魔術と科学の群像活劇

【解説】
魔術結社天上より来たる神々の門』が所有する『アストラ』の一つ。
ブラフマー神の力を再現するために作られた、組織でも最強の『アストラ』。
形状は巨大な黄金の弓矢であり、鹿の角のように突起物が突き出ている部分がある。

かつて組織力強化のための計画『アストラの再編』で作成されたが、
同時に行われた霊装の使用者を生み出す実験には失敗。
実験の参加者15名中の14名が死亡、唯一生き残ったウレアパディー=エキシカ(未編集)も重傷を負った。
その後、ブラフマーアストラの力を恐れた上層部は計画を凍結し、霊装の使用も禁止されていた。
作成の経緯から使用には「複数人から取り出した『素養』」による強化が必須であり、
現在でも使用できるのはウレアパディーのみ。

最強の『アストラ』に相応しい高性能を誇り、
一度放たれた矢は標的までのあらゆる障害物を透過し、命中するまでどこまでも追尾する。
さらに着弾と同時に、半径50メートル程度をクレーター状に抉り取る。
また、クレーター状に抉り取られた部分からきっちり三ミリメートルほどが結晶化する。
かつて組織の本拠地で行われた実験では地下500メートルの位置に着弾させており、
その周囲には全く被害が出ていないことから、
任意の地点のみで威力を発生させられると思われる。
放たれた矢はブーメランのように使用者に戻ってくるため、鹵獲される心配もない。

なお、発動には「同時に三つ以上の流星が輝いている」という条件を満たす必要がある。
ステイルは、
「流れ星を使い超高空から標的の座標を正確に計る」ことで正確な照準を実現している、と予測した。
また、「三つの流星」を三角形に見立てて利用するため、
流星の数が増えれば増えるほど照準できるエリアや発射数は増加する。

『天上より来たる神々の門』の学園都市襲撃計画の裏で、
ウレアパディーはこの霊装の奪取及び組織の壊滅を狙っていた。
ソーズティ=エキシカの『アグニの祭火』を用いた計画が阻まれたことで生まれた隙を突き、
ウレアパディーは組織に反旗を翻して上層部を襲撃。
結果、組織は壊滅し、ウレアパディーは本来の目的であった『ブラフマーアストラ』の更なる強化に乗り出す。

ウレアパディーは『デブリストーム』により発生する膨大な数の流星を利用し、
『ブラフマーアストラ』の照準を全世界のどこへでもできるように調整しようとしていた。
『デブリストーム』の流星雨を利用した場合、
試算では同時に50万9000もの標的に射出できると予測される。

上条当麻とソーズティ達に追い詰められてウレアパディーは敗北を認めたものの、
一度発動させようとした『ブラフマーアストラ』を止めることが出来なかったため、
上条に全ての照準を集めて矢を射出。
放たれた矢は『幻想殺し』で打ち消され、世界の危機は回避された。

パンタグルエル(未編集)と対峙した際は彼に向かって矢を放ったが、
パンタグルエルの術式によって位置を入れ替えられたソーズティに当たってしまう。
この時はクレーター状に抉られるという現象は起こらなかった。
最終的に銀の星(未編集)を阻害するために空に向かって矢が放たれ、戦い自体は終息を迎えることとなる。

最終更新:2019年09月13日 21:53