【種別】
人名(通称)

【元ネタ】
スカルド詩『コルマクのサガ』の登場人物であるベルシと思われる。

【初出】
新約四巻

【解説】
グレムリン』の正規メンバーを務める魔術師であり、
木原一族』の科学者でもある木原加群の魔術師としての名前。
『グレムリン』に合流する以前からこの名前で通していたかどうかは定かでない。

北欧神話で剣の柄にはめ込まれる石の治癒効果を不完全ながら再現し、
自らに「一撃必殺の致命傷となる攻撃を確実に無効化する」術式を施している。
コートに仕込んだ指向性地雷を起爆させても無傷だったのはこのため。
致命傷となる攻撃では傷一つつかないが、
逆に言うと「致命傷にはならない細かい傷」に対しては無防備である。
故に、「細かい傷」が積み重なれば、いずれ失血死してしまう。
しかし、もう一つの魔術である決闘剣『ヴィーティング』の持つ、
「傷を負うほど強くなる」効果との組み合わせにより、
戦い続ける事によりヴィーティングの刃の威力は天井知らずに高まっていくこととなる。
これらの性質上、傷を負わせることなく相手を無力化できる敵とは相性が悪く、
たとえば幻覚使いのウートガルザロキ木原乱数は天敵となっている。

これらは全て、仇敵である木原病理を消耗戦に持ち込んで倒し、
なおかつ確実に自分が命を落とすことを想定して磨き上げたものである。
そのため、付き合いの長いマリアン=スリンゲナイヤーからは、
「強いかもしれないけれど、使い所は全くないよね」
と評された。

最終更新:2018年04月03日 07:49