【種別】
人名

【初出】
新約三巻

【CV】
渋谷 彩乃

【解説】
ロシア成教、現『グレムリン』所属の魔術師
白い肌に金髪を持つ15歳の少女で、出身はエカテリンブルク。
ロシア成教系魔術である『レーシー』を扱い、
術式の使用に合わせ、緑を貴重とした衣装に膝上まである革のブーツを着用している。
ヨーロッパの一員である事を誇りに思い、アジアの一角と呼ばれることを最大限に嫌う、
典型的なロシア人の思想を持つ。

第三次世界大戦では、
ウラジオストックで学園都市勢の上陸を阻止するために配備されていたが、
HsB-02のような超音速爆撃機を利用した空からの侵攻がほとんどだった為、大した活躍は出来なかった。
その後、終戦のどさくさに紛れて失踪し、行方知れずになっていた。

第三次世界大戦終結後、世界各国が復興に向かう中、
祖国が学園都市やアメリカの踏み台として使われる事を許せず『グレムリン』に参加。
「正義を利用して利益に結びつけられる」と考えている連中を、
ロシアやヨーロッパ地域から押し返す事を目的として行動する。

ハワイ諸島での一件においては、当初は前線をサンドリヨンにまかせ、
『レーシー』による周囲の人間の操作に務めていたが、
サンドリヨンが上条当麻達に敗北したため、口封じの為に戦闘に介入。
以後は『グレムリン』の作戦の最前線に立つことになった。

『グレムリン』の目的であるキラウェア火山噴火の為に『起爆剤』を求め、
オーレイ=ブルーシェイクの雇用したPMC・トライデントと共に互いを利用しながら行動。
オアフ島・パールハーバー第三基地にてこれを入手し、離陸を待っていた状況で上条達と激突した。
しかし、戦闘の余波で破壊された『起爆剤』のコンテナには重要物は何も入っておらず、
彼女には何も知らされずに利用されていた事が判明した。

その後は一度脱出するが、
リンディ=ブルーシェイクの身柄を奪取するために訪れたカウアイ島で上条達と再度激突。
『レーシー』の効力で上条の半身の感覚を奪い優勢に立つが、
黒夜海鳥とのやりとりや状況から『レーシー』の弱点を看破した上条に、
支配地である『森』から移植した植物を『幻想殺し』で引き抜かれ、敗北した。

『グレムリン』の正規メンバーであるマリアン=スリンゲナイヤーが語った所によれば、
サンドリヨン同様に『グレムリン』の正規メンバーではなく、
『起爆剤』の本来の行方を知らされない等、あくまで雇われの補充要員としてしか扱われなかった。

【口調】
会話中の名詞に「ちゃん」をつける。「はいはいちゃん」等、一部例外あり。
例)「ほいほいちゃん。勝負の結果は黒の一一番に。承認完了」
  「森の支配者、妖精レーシーちゃんのギャンブルを始めましょうかあ!!」

最終更新:2024年03月01日 16:16