【種別】
都市伝説・組織

【初出】
とある科学の超電磁砲 PSPゲーム版 第二章

【CV】
田頭 里奈、鳥羽 月子、佐藤 恵、小堀 友里絵、清水 彩香

【解説】
学園都市のネット上で囁かれている都市伝説。
曰く、
根も葉もない都市伝説を好き勝手に流布していると、『制裁指導』という集団が現れる。
都市伝説を流布し、風評被害を生み出した犯人に対し、相応の罰を与えるらしい。
その容姿も、構成人数も一切が謎に包まれている。
大方の予想では、
「掲示板が荒れた時等に場を取りなす集団」ぐらいのものだとされていたが、
最近になって『制裁指導』のハンドルネームで書き込む連中が発生。
それは普通の自治ムードとは明らかに違った、
『普通』じゃない感覚を受ける類の人種だったという。
鏑木由美イーコの二名が第一五学区のカラオケボックスで襲われた事で、
単なる噂に留まるものでは無いと発覚し、御坂美琴達が本格的な調査に乗り出す事になった。

その実態は、「イシガキミホ」を傷つける風評被害を生み出す者を排除しようとする人間の集まりで、
実際の『指導』を執行していたのはノリコという女子を中心とした5人組のグループだった。
「イシガキミホ」を追い詰めた都市伝説『エコミチ暴走事件』を流布する者を、
第一五学区の情報サイトエンタメカーソル等から選別し、襲撃を決定していた。
鏑木由美達の居所が分かったのも、
利用したカラオケボックスがサイトのリンクに含まれていたからである。
その主立った行動は、『エコミチ暴走事件』の噂が広まった、
第二章開始の10日前付近から始まっている。

その思想は、
「おもしろ半分に風評被害を生み出す輩をぶっ殺す」、
「虚実飛び交う掲示板の書き込みから真実を拾い上げる力が私達にはある」等、
かなり過激に発展している。
また、風評被害を生み出す都市伝説を書き込んだ者に対してや、
「イシガキミホ」から指示があった相手に対しては、
場合によっては殺害すら厭わないレベルの襲撃をする段階に達している。

「風評被害に傷ついたイシガキミホの復讐をする」という目的で行動していたが、
『制裁指導』を追う美琴達に対して、「イシガキミホ」からの、
「お前(御坂美琴)みたいなヤツが、弱い人間を傷つける」
というメールを受けて襲撃を実行。
美琴を空き地に追い詰め、5人がかりで攻撃を仕掛けたが、
さすがにレベル5には敵わず打ち倒された。

その後、風紀委員である初春飾利の口から「イシガキミホ」の真実を聞き、
戦意を喪失して警備員に引き渡された。
なお、白井黒子は戦意を喪失した『制裁指導』の面々を、
「甘っちょろい正義感に陶酔し、イシガキミホに依存している」
と辛口に評した。

『制裁指導』の都市伝説は実行犯の捕縛で収束したが、
事件の影では何者かが「どんな都市伝説の出所も突き止め、襲撃する」という点を利用しようと、
「イシガキミホ」の一人として情報提供を行っていたらしい事を美琴達は知る由も無かった。

最終更新:2021年04月22日 21:48