【種別】
概念・理論

【初出】
とある魔術の禁書目録 PSPゲーム版 麦野沈利

【解説】
木原数多の提唱する、特殊な空間理論。
この世界においてn次元の物体を切断すると、断面はn-1次元になる。
3次元ならば2次元、2次元なら1次元。
ならば1次元を切断すると0次元になるはず、という理論を基礎とする。
現在の所、0次元は誰にも観測できていないが、
上記の理論に従うのならば、『1次元の点』を切断できれば引きずり出せる筈である。
しかし、現状では具体的な手段が存在せず、机上論となっている。

0次元と3次元の世界は対応しているが、3次元世界の広さに対して0次元は「1点」しかない。
0次元の「1点」という『世界の全て』さえ手元にあれば、3次元の全ての座標とリンクが可能であり、
ワープやテレポートの為の中継ポイントにできる。
他の空間移動と違うのは、その力が距離や重量に全く左右されないという点。
銀河の果てまで飛べる能力者など存在しないが、
この方式なら欲しい物、必要な物は銀河の果てからでも手元に引き寄せ、
いらない物、嫌いな物は全部まとめて銀河の果てまで吹き飛ばすことが出来る。
しかも能力と違い、いつでも自由に、どこでも好きなだけ干渉可能という、想像を絶する理論。

木原数多によれば、その『切断方法』には『原子崩し』が持つ、
『量子論を無視して電子を曖昧なまま操る』特性が相応しいらしい。
実際に、木原を下した麦野はその後、『0次元の極点』を手にしている。

最終更新:2020年02月21日 00:01