【解説】
ジーンズショップの店主が使用した解析魔術。
型紙に使う大きな紙を敷いたテーブルの四隅にランプを置き、
一本のナイフを中央に突き立てることで、ナイフを中心とした黒い十字架が浮かぶ場を作成。
ミネラルウォーターを注いだグラスを聖杯に見立て、
『乾杯』のルーツである毒味の意と、
聖杯の神の子の血による「あらゆる傷を癒し真実に近づける」意を持ったグラスで乾杯することで、
物品に仕込まれた魔術的な記号を洗い出す。
発動すると型紙とナイフから青白い光が広がり、
型紙に物品の魔術的仕組みを転写する。
汎用性の高い魔術らしいが、
有名故に専用の妨害魔術を掛けられると使い物にならなくなるという欠点がある。
なお、ジーンズ店主は
ツアーガイドの少女に対して、
「一度手順を見せたから真似できるだろう」と平然と言ってのけたが、
対するツアーガイドは、
「それはデキるヤツの言葉だ」と反論していることから、
難度はそれなりに高い魔術と思われる。
最終更新:2011年01月04日 19:31