【種別】
生命体


【解説】
火星に到着した無人探査機に付着していた微生物が、
火星の環境に適応し、『思考』と呼べるレベルの知性を持つに至った物。
スプリング式のコンピューターのように繊毛が進化し、
複数の微生物がまとまって並列演算することで形成されているらしい。
探査機から地球に送られる送信電波から学習し、『人間に近い思考』を得た。
一般にその存在が知られる数ヶ月前から、
微細乙愛の研究施設へピンポイントに電磁波を照射し、コンタクトを取ってきた。

詳細は数ヶ月間交信を行っていた微細にもよく判っていないが、
『火星方面から、意思を持つ何者かが通信を送ってきている』事だけは事実である。
上記の進化論はフレイスが語ったものであるが、
微細としては、
「地球と火星の公転周期にどこかの誰かが設置した小型衛星から電磁波を送ることで、
 いかにも『火星から通信している』ように見せかけている」
という可能性も考慮している。
また、彼ら自身の弁によれば、火星における総体としての微生物は人間で言う戦争状態にあるらしく、
微細とコンタクトを取った群体の他にも、フレイスの所属する魔術サイドに助けを求めた群体がいた可能性がある。
秘密裏に行われていた微細と密着微生物の会話が一般に漏れたのも、
別種の群体の仕業と推測されていた。

新約4巻に
火星から採取したって主張している細菌の塊とおしゃべりしているボッチ野朗までいるらしいぜ。
というセリフがあり、密着微生物を連想させるが、関連は不明。

最終更新:2018年06月22日 10:34