【種別】
人名

【初出】
五巻

【CV】
鈴木 達央

【解説】
学習装置を用いた人格データ作成を専門とする研究者の男。
『最強』と強調されていた序盤の一方通行に大きなダメージを与えた人物の一人である。

元々は量産型能力者計画の責任者で、これを推し進めていたが失敗、
借金塗れの所を絶対能力進化実験に辛うじて拾われる。
だが、それすらも一方通行の敗北という形で潰された為に身の置き場を無くし、
血迷った挙句に学園都市外部の組織と破壊工作の取引をする。
スキルだけを見れば一流の科学者だが、とても人格は褒められた物ではない。
手を染めていた実験が全てを語っている。

八月三十一日、外部組織と取引をして打ち止め(ラストオーダー)に仕込んだウイルスコードを起動させようとした。
最初は一方通行に気絶させられウイルス起動を阻まれたが、
彼が『反射』の演算を切って全力でウイルス駆除をしていた間に息を吹き返し、
特殊弾頭『衝槍弾頭』を用いて半ばヤケクソで一方通行を銃撃し、頭部に命中させた。
だがウイルスの駆除は間一髪で間に合っていたため、取引は破綻し、全てを失う。
最終的には芳川の撃った銃弾が腹部を貫通し、以後の描写が無いため生死不明。
ただし、外部組織との取引が失敗した時点で彼も命を狙われる立場となるという旨の言及があることから考えて、
おそらくは死亡しているものと想像される。

「超電磁砲」第二十五話でも名前が出ており、
相応の利権譲渡が必要となる実験の外部委託には最後まで反対していた模様。
第三十二話には本人が登場。
引継ぎ施設の量が膨大だったため、利権の関係で血相を変えて責任者に噛み付いていたが丸め込まれている。
その責任者いわく「研究者としては優秀だが与し易い」。ちなみに作中では黄色のレクサス・LFAに乗っていた。

なお、作中世界で初めて銃で一方通行を負傷させた人物である。
一方通行は銃弾が脳に達する寸前で『反射』を取り戻したため一命は取り留めた。
しかし、前頭葉に障害が残り、後遺症で演算能力や言語機能を喪失することとなった。
この件以降一方通行の戦闘スタイルは大幅に変わったのだった。

最終更新:2020年06月16日 23:04