【元ネタ】
ハンガリーの民話に登場する魔法の石。村から娘を攫った山賊が、
ペクスヂャルヴァという山に立て籠もるが、山頂にある赤い石の力によって死んでしまった、
というもの。一方、赤い石自体の上に腰掛けていた娘は無事であった。
出典 →
魔導具事典(山北篤・著)
海外のファンサイトにおいては"Pexjarva"というスペルが用いられている。
【初出】
二十二巻
【解説】
インデックスの
遠隔操作霊装を手にした
フィアンマが放った術式。
対象の足から見えない力を這い上がるように体内へ浸透させる。
浸食された箇所は、骨の関節を強引にずらす痛みに近い激痛を発する。
「警告、第二十九章第三十三節。『ペクスヂャルヴァの深紅石』――――完全発動まで七秒」
【余談】
長らく元ネタが分からなかったため、
禁書板ではこのような考察が為されていた。
23:■■■■ 2011/07/20(水) 12:15:30ID:haB8MM72
俺も調べてみたけど、「ペクスヂャルヴァ」の意味については分からなかったな。
分からないままだと悔しいので、ガーネット(深紅石)の伝承をもとに考察してみた。
「ノアの箱舟で灯火の役目を果たし、暗闇に明かりをもたらした」
「ガーネットの持つ深紅の輝きは血を連想し、ガーネットを持っていると傷を受けないと信じられていたため、
中世の十字軍の兵士たちは戦場に赴く時にはガーネットを身に付けた」
「危険の接近を警告すると信じられ、古くから魔よけの護符として 伝えられてきた」
この3つうち『ペクスヂャルヴァの深紅石』の魔術のもとになってるのは下2つだと思われる。
“足元から這い上がってくる激痛=危険な場所(血を流す可能性のある場所)に踏み込ませないための警告”だと考えると、
『ペクスヂャルヴァの深紅石』は本来、他者を特定の場所に進入できなくさせるための魔術だったのかも。
フィアンマはそれを連続攻撃の繋ぎとして使ってたけど。
最終更新:2018年04月24日 22:27