【種別】
人名

【初出】
とある魔術の禁書目録SS 第七話

【解説】
捕らえられたブリュンヒルド=エイクトベルに食事を運んでいた、10歳前後の少年。
粗末な衣服を纏い、頬に青痣があること、右足首に鉄枷をはめられていること等から、
ブリュンヒルドと似たような境遇にあると推測される。

魔術結社の人間から命令されてブリュンヒルドの元に通っており、
「長期間の拷問で彼女の心が麻痺を起こす事を回避する」という意味を持たされていた。
しかし、彼女を欺くことに耐えきれず、「ごめんなさい」の言葉と共に懺悔した。
この言葉に対してブリュンヒルドは『この少年を助ける』と意思を明確にし、
結社に対して反抗を起こそうと力を蓄え始めるが、
ワルキューレの力がその身に満ちる直前に自殺を試み、意識不明の重体に陥った。
手首を切る前に書いたブリュンヒルドに宛てた手紙には、
「たすけてあげられなくて、ごめんなさい――――」
と記されていた。

植物状態にはなったものの、
ブリュンヒルドが迅速に病院に預けたことにより一命は取り留めており、
現在も病院にて眠り続けている。
なお、ジーンズ店主の調べによれば、意識が回復しないのは、
魔術結社がブリュンヒルドへの嫌がらせの一環としてかけた、
『自然治癒や回復術式を阻害する魔術』が影響している可能性が高いらしい。

その後新約4巻で登場。
魔術を解除されたのか意識を取り戻し、見舞いに来たブリュンヒルドと言葉を交わしている。

最終更新:2018年01月01日 09:51