【種別】
人名

【初出】
とある魔術の禁書目録SS 第1話

【解説】
必要悪の教会と契約を結ぶ、拘束職人と呼ばれる魔術師
拘束具や錠前など人の身を封じる道具のプロで、処刑塔の牢獄などでも彼の技術が使われている。
彼が作る拘束具の霊装は非常に強力で、使い方次第で捉えた人間を骨格ごと砕くレベル。
魔術は基本的に北欧系のものを使うが、
ルーン文字の音価をアルファベットに分解して使うことで十字教文化圏の力も織り交ぜている。

封じ込めることに優れていると同時、知識の使い方次第でその逆も可能とする。
そのため音速で動く神裂火織の包囲網からの脱出や、魔術的施設のセキュリティ掌握も行える。
とはいえやはり拘束具を扱うことが本領で、グレイプニルなどを使った戦闘を行う。

数年前、必要悪の教会の人材確保の為に司教が行っていた『人身売買』について知っていたにもかかわらず、
目の前で襲われていた少女、セアチェルを救ってしまう。
その後、自分に懐いてしまったセアチェルと拘束具の実験を通して交流を続けるが、
ついに罪の意識に耐えきれなくなる。
事前に大聖堂のセキュリティを念入りに解析し、準備を整えた上で、
プロジェクトの推進者である司教、
そして全てを知っていながらその思惑に乗ってしまった自分を粛正するために大聖堂を襲撃した。

準備段階でブリュンヒルド=エイクトベルと接触しており、
その際にグレイプニルなどの北欧神話系術式を習得したようだ。
しかし、逆にブリュンヒルドにはイギリス清教の術式セキュリティを抜ける術を秘密裏に盗み取られてしまった。

最終更新:2023年08月09日 12:55