【種別】
人名

【初出】
とある魔術の禁書目録SS 第3話

【解説】
デンマークにある学園都市協力機関の製鉄所の爆破を狙う魔術師のテロリスト。
得意とするのはルーン魔術で、標的となる施設のあちこちにルーンを配置し一斉に起爆する方法を好む。
それまでにも各国で火力発電所、海上油田、石油化学コンビナート等を魔術を使って襲撃、爆破してきた。

その目的は各地に存在するルーンが刻まれた貴重な石碑の保護。
原典』クラスではないそれらは酸性雨により失われていっている。
そのため酸性雨の原因である施設を次々と破壊して回っていた。
一見環境保護が行き過ぎただけに見えるが、ルーンの石碑を守ること以外は何も考慮しておらず、
施設を破壊したことによる海洋汚染などの他の問題は全く気にしていない。

扱うルーンは『昼間(Dagaz)』と『真夏(Jera)』で、これらを円形の陣にして配置する。
その紋様は非常に複雑で、直径四十センチほどの円に大小様々のルーンを血管の様に張り巡らせていた。
騙し絵のようにも見えるそのルーンは本命を隠すためにダミーやかく乱に重点が置かれており、
本来なら1つを刻むのに五時間はかかる代物だが、レーザー研磨機を用いることで数秒で設置を完了させる。
そこから発生する炎は強烈で鉄をも容易く溶かし、ロケットのように噴出させることで多少の飛行も可能。

なお、「レーザー研磨機を用いたルーンの刻印」は科学サイドとの『協定』違反の技術。
彼がそのような技術を用いていたのは、裏でブリュンヒルド=エイクトベルと接触し、
技術提供を受けていたためである。
彼女がレアシックを利用して実験していたのは、
「科学的な手法と魔術的な手法の混合を行っても、拒絶反応がでないかどうか」。
彼の手法の成功により、ルーン魔術においては特に大きな拒絶反応が起きない事が証明されている。

最終更新:2018年04月04日 02:26