【種別】
位相魔術理論

【元ネタ】
カバラの創世論における四つの世界。
セフィロトの樹を逆さにした構造を持つ邪悪の樹(クリフォト)も、同じく四界を持つ。
Wikipedia-生命の樹
Wikipedia-クリフォト
Wikipedia-タロット

【初出】
四巻

【解説】
10のセフィラから形作られている。
それぞれ、

原形世界(オーラムアツイルト)
創造世界(オーラムブリアー)
形成世界(オーラムイェツィラー)
物質世界(オーラムアッシャー)

から成っており、御使堕し時や、フィアンマミーシャを出現させた時に影響を及ばされている。

【余談】
リアル魔術においてはこれら世界は以下のように説明されている。
  • 原形世界(オーラムアツイルト)
 他の世界を誕生させた世界。10個のセフィロトそのもの。
  • 創造世界(オーラムブリアー)
 純粋な性質の世界。ほんのわずかの物質も混ざっていない。
  • 形成世界(オーラムイェツィラー)
 天使の世界とも呼ばれ、知性を持った霊が住んでいる。
  • 物質世界(オーラムアッシャー)
 我々が生きている物質世界。

これらの世界は空間的に別世界として存在している訳ではなく、
それぞれ重なり合って存在しているものであるという。(→位相

マグレガー=メイザース著『ヴェールを脱いだカバラ』より)

最終更新:2018年10月13日 17:44