【種別】
魔術理論

【元ネタ】
大本を正せばエンペドクレスの四元素説であろうか。
これにエーテルを加えて5大元素とする場合もあり、本作の場合はこちら。

【初出】
属性の存在としてなら一巻から

【解説】
魔術において用いられる火・風・水・土の4つの属性のこと。色彩も同じように魔術に対応しており、それらは赤・黄・青・緑となる。
天使との対応関係があるため、特に十字教系の魔術においては重要視されている。
しかし実は属性の布陣が歪んで曖昧な状態になっており、天使との対応関係がずれてしまっている。
例えば『神の火』は風に、『神の薬』は土に対応するとされているが、
本来は『神の火』は土に、『神の薬』は風に対応するらしい。
また本来『神の如き者』の名前であるはずの「ミーシャ 」を『神の力』が名乗っていたりする。
第三次世界大戦で再度顕現したミーシャも『神の如き者』と『神の力』が混ざり合った不自然な存在であったらしい。
歪んでいるにもかかわらず、魔術は発動してしまうため、誰も歪みに気づけなかった。
しかしフィアンマによれば気づかないだけで相当危険な状態で、御使堕しのようなデタラメな術式が発動してしまうような隙も生まれてしまっていたらしい。

フィアンマとミーシャによって一旦は正しい位置に再配置され、「ミーシャ」も純粋な『神の力』に戻った。
これは魔術的を知らない者でも認識できるほどの劇的な変化だったらしい。
その後『神の力』の敗北とともに歪んだ状態に戻ったようだ。

フィアンマ曰く、
「一つの属性を操るということは、広義において他の属性に影響を与えることである」らしく、
故に、「火属性だけでも四属性全体を制御でき、魔術に必要な要素はすべて揃う」はずだったらしい。
しかし四属性に歪みが生じていたためにその力は不完全なものとなる。

『一つの属性を操る者』の例としてはヴェントなどが該当し、
彼女は風を操る能力を応用し、水を操って見せた。

ちなみにセレマの属性配置と被っているので、
歪みがアレイスター=クロウリー関連の伏線である可能性が高い。

セレマ基準

ハディート 南・右・火
ヌイト   北・左・風
セリオン  東・前・地
ババロン  西・後・水

現実の四大天使(作中の属性)
ミカエル  南・右・火(火(+水))
ラファエル 東・左・風(地)
ウリエル  北・前・地(風)
ガブリエル 西・後・水(水(+火))

【参照】
象徴武器

最終更新:2023年08月09日 12:56