【種別】
人名

【元ネタ】
十二使徒の一人、 マタイ

【初出】
十一巻
名前は二十一巻

【CV】
木村雅史

【解説】
ローマ教皇座に着く、腰の曲がった老人。
主ではなく人の票によって教皇に選ばれたことを気にしていた。
神の右席」の言葉を受け上条当麻の調査・抹殺指令に印を押す。
ただ、本人は主の教えも知らない上条(一般人)を殺す事を良しとせず、かなり躊躇していた模様。
教皇の肩書きは伊達ではなく、魔術の腕も達人級。

性格は良くも悪くも善良であり、
その善良さは、市街と住民を守って倒れた報を受けたローラが、
「それでもきっと笑っていたのだろう」と吐き捨てるほど。
人間としての器も大きく、昏倒中に自分を教皇の座から追い落とそうとしていた枢機卿に対し、
自分が倒れていた間の苦労を労り、その前途を祝福。次回教皇選挙での枢機卿への投票を確約した。

ロシア成教と手を組み独自行動を始めたフィアンマを止めようとするが、敵わず敗北。
その際、フィアンマからローマ市街を守るため自身を盾にし深い傷を負い、長らく昏睡状態にあった。
二十巻にて昏睡状態から目覚め、戦争により混乱を極める世界を守るため一信徒として行動を開始。
市街に出向いて暴徒化寸前の市民の声を聞き、自ら語りかけることで、
魔術に頼ること無く人々を沈静化させた。
その後、再度バチカンに入国。
フィアンマに対抗する策を求め、聖ピエトロ大聖堂地下に眠る大書庫に向かう。
大書庫では純度の高い知識の閲覧による頭痛と闘いながら、フィアンマの使用術式の解析に尽力。
それがある意味ローマ正教敗北に力を貸す行為だと知りながらも、希望ある明日を取り戻すために戦った。

その後、第三次世界大戦後の組織再編に際して教皇の座を正式に降り、ペテロ=ヨグディスに後を任せて引退した。

最終更新:2013年07月01日 17:35