【種別】
霊装

【元ネタ】
北欧神話に登場する神々の一人、ヴィーダル(ヴィーザル)の伝承より。
Wikipedia - ヴィーザル

【初出】
とある魔術の禁書目録SS 第5話

【解説】
北欧神話において、怪力を司る神ヴィーダルがフェンリルを倒す際に履いていた靴を模した、皮製の三角形の霊装。
ステイルのカードのように周囲に散布する事によって使用する。
対象の身体能力を含む様々な周囲の力を強化する力を持ち、
伝承通りの靴の形状ではなく、『三角形の皮』という『靴の材料』の段階で製造を止めることで、汎用性を高めている。

汎用性が高い分単一の効果は薄れているが、これを使用した魔術師は、
術者本人のみならず周囲の環境、風や波や重力も強化し利用する事によって相助効果により、
風で拳の威力を上昇させ、波の反発力によって脚力を上昇、
命中する時に相手にかかる重力を強化することによって聖人である神裂火織の動きについていけるレベルに至っていた。

霊装となる三角形の数に応じて効果を増すものでありながら、製法さえ理解していれば容易に量産できる。
あらかじめ用意するだけでなく、三角形をさらに細かくして数を増やすことで効果を高める、ということも可能。
作中では、強化した風や波を操作して霊装自体を切り裂くことで数を増やした。
しかし、曲線に切られると効果を失ってしまうらしい。

ただし強化するのはあくまで身体能力だけであり、術者の制御能力を超える動きはできない。
実際に神裂との戦闘中、意図的に個数を増やされたことで制御を失い、半ば自滅に近い形で敗北してしまった。

最終更新:2018年04月03日 00:13