【種別】
科学技術・実験・科目

【初出】
一巻

【解説】
学園都市で日々行われている、人に超能力を発現させ、それを調整・強化していくためのプロセス。
「時間割り(カリキュラム)」とも表現され、学生達は暗記術や記憶術の名目で学校の授業として行っている。

具体的には薬物投与、催眠術による暗示、脳や首筋への直接的な電気刺激、ガンツフェルト実験による五感の遮断など、
様々な手段で脳を開発することで脳の構造を変化させて「まともな現実」から切り離し、
自分だけの現実(パーソナルリアリティ)」を誘発・獲得させている。
また上条曰く、
「人間の脳なんざ静脈にエスぺリン打って首に電極貼り付けて、
イヤホンでリズム刻めば誰だって回線開いて『開発』できちまう。
一切合財が科学で説明出来ちまうんじゃ誰だって認めて当然だろ?」
ここまではっきりと断言していることから、
能力開発においては一定の成果がある、一般的な方式と思われる。

開発には年齢制限が設けられており、下限は五歳。
上限は不明だが少なくとも御坂美鈴の年齢では受けられない。
なお、A.A.Aに接触した琉華は「思春期の心性と薬物作用を網羅した超常誘発方式自体がかの僧院テレマの(以下略)」と呟いており、
どうやら開発を受ける側の年齢も重要であるらしい。「思春期の少年少女」であることが必須のようだが果たして。

授業だけあって高等学校以上では単位扱いされ、被験されるだけでなく座学としても学ぶ。
内容としては使用される薬品についてや、超能力の分類、AIMについてなど。
能力の系統ごとに分野や科目が分かれているらしく、
例えば月詠小萌は『発火能力』を専攻し、原谷矢文は『念動力』の選択科目を取っている。
幼年期から受講するためか、お世辞にも学業が出来るとは言えない上条でさえ
「薬に関する知識など歴史年表みたいに頭の中に入っている」
らしい。

学校の授業以外では能力の実験・研究等を行っている研究機関や能力開発施設などがあるが、
学生がそこで能力開発を受けるにはその施設に所属する必要がある。
レベル5である御坂美琴の場合、専用の特殊な「時間割り(カリキュラム)」を学校側に用意させ、
さらに専門の分析・研究機関などがあてがわれるという、
一般の学生が受けるものとは異なる特別な待遇となっている。

【登場したカリキュラム】


最終更新:2022年07月26日 18:35