【種別】
人名

【初出】
二十巻

【CV】
加隈 亜衣


【概要】

第三次製造計画により生み出された新たな『妹達(シスターズ)』。

一方通行を殺害する事だけを目的に作られており、仮に勝てたとしてもそれ以外の使い道は考えられておらず、
第三次製造計画の中でも正式にネットワークが構築される前に死亡する予定だった個体。

【人物・性格】

容姿はそれまでのミサカと似通っているが身長は2,3センチほど高く、見た目の年齢は高校生ほど。
オリジナル母親よろしく胸が豊かになっており、本人曰く「使ってる成長促進剤は別物」。

通常よりもミサカネットワークから負の感情を拾い上げやすいよう脳を調整されており、
一方通行に対しては強い憎悪を露にする。

シートセレクターといったネットワークからの干渉を弾く装置を体内に取り付けられているため、
打ち止めの上位命令も受け付けない。

ネットワークの稼動状況をモニターすることで一方通行の行動を先読みし、
その声や容姿で精神を揺さぶり、心身ともに一方通行を痛めつけた。

「打ち止めを殺す」という命令も受けているため、彼女を殺した場合はもちろん、
彼女に殺された場合は打ち止めを見捨てることになり、
「勝っても負けても妹達を死なせる」という回避できないジレンマを強いる。
仮に一方通行が彼女を殺さずに無力化したとしても、
セレクターを炸裂させて目の前で自殺し精神的に追い打ちをかけるという、
人道など欠片も考慮されない措置を施されている。

勝っても負けてもどころか、和解しようが逃げようが何をしようが、
絶対に一方通行の精神を破壊する装置といえる。

上記のように基本的に上位命令は受け付けないが、ネットワークの影響を全く受けないわけではなく、
打ち止めの「自分も一方通行と一緒に買い物に行きたい」という「嫉妬」の感情がネットワークを通して妹達の間に広まった際には、
その性質が災いして「自分が一緒に買い物に行ってあげる」と感情に流されるままに立候補してしまったこともある。
また打ち止めの願望も拾い上げるせいか、買い食いを「ワルの基本」と認識するなど、悪意に妙な守備範囲の広さがある。
また、オリジナルや他の妹達同様に可愛いものに目がない。

8月21日以降に製造された妹達であるため、上条当麻による生き方の指針への干渉を受けていない。
そのため、「もう一人だって死んでやることは出来ない」
という第二次の妹達全てに目覚めていた生存本能が希薄で、自らの命を軽く考えている面も見られる。

なお上条に近づくことは非常に危険視している。
これは彼が彼女のために、ひいては妹達のために無償の行動で尽くしてくれた結果が
ミサカネットワーク内の「悪意」に多大な影響を与えることにより、
悪意の塊である番外個体の存在そのものに大きく干渉してしまう、という理由らしい。

【能力・スキル】

能力 は『妹達』同様電撃使い系統で、レベル4相当。
最大出力はおよそ二億ボルト。また、ミサカネットワークにも接続している。

本家のように鉄釘を用いて、磁力狙撃砲の要領で音速を超える速度で射ち放つ技を持つ。
他にも莫大な高圧電流でもって空気を爆発させ、その勢いを利用して飛翔する応用もある。

【作中での行動】

第三次世界大戦中の10月30日、打ち止めを連れてロシアに渡った一方通行を殺害するために派遣され、彼を強襲する。
一方通行の『実験』に関するトラウマを突き、精神と肉体両面の攻撃で一方通行を痛めつけるが、吹っ切った一方通行によってボロ雑巾にされた。
その結果、セレクターを炸裂させ目の前で死を見せつける…はずだったが、
一方通行の能力により命は助かり、エリザリーナ独立国同盟まで運ばれる。
その後、一方通行との取引に乗り、
学園都市に使い潰されない道を模索すべく共闘することとなった。

第三次世界大戦終結後は一方通行と共に黄泉川愛穂のマンションに転がり込み、
彼女らと共同生活を行っている。
もっとも、出自等の詳しい事情は特に説明していないようだが、聞かれれば答えているので特に隠す気もないらしい。
なお、自身の私服を持っていないため、芳川桔梗が福引きで当ててきたアオザイを着込んでいる。
最近は黒夜ちゃんという体の相性がバツグンなイジり相手を発見。
衆人環視のさなかで「お前が考えるこの世で一番セクシーなポーズ」を強制したりして楽しんでいる。

【口調】

口が悪く、人の神経を逆撫でするような調子で喋る。
一人称は他の妹達同様「ミサカ」だが、
妹達特有の口調は使わず、感情に富んだ話し方をする。
例)「ミサカ、そういう自分勝手な展開にいろんな所が勃っちゃいそう☆」

最終更新:2022年07月17日 20:59