【種別】
霊装

【初出】
五巻

【元ネタ】
神道において神事の際に使用される、梓の木で作られた弓。
古くは神事や出産などの際、魔除けに鳴らす弓(鳴弦)として使用された。
Wikipedia-梓弓

【解説】
闇咲逢魔が右手に装着している霊装。
黒塗りの小手の様な形状で、片手を動かすだけで弓を引き射出できるよう複雑なカラクリが仕込まれた梓製の弓。

矢を射るのではなく、弓を引き弦の音を鳴らす衝撃で魔を打ち抜くと言われる呪具。
本来は弦の音で舞を踊る巫女をトランス状態へ導き、神を降ろす手助けをするのに使われていた。

彼の霊装は精神の面では心の患部に衝撃を与え歪みを正す程度の力しかないが、環境を整え強化することで他人の心を詳細に読む事もできる。
ただし強化しすぎると勝手に自分の心が相手に流れ込んでしまう場合がある。

以下は闇咲がこれを用いて使用した魔術

  • 捜魔の弦
打ち鳴らす弦の音がレーダーの役割を果たし、対象を索敵する。学園都市全域から一瞬でおおよその位置を割り出すなど効果範囲はかなり広い。

  • 風魔の弦
直径数m大の空気の塊を作り出す。これに足を乗せることで真上へ高く跳躍する事ができる。

  • 衝打の弦
衝撃波を打ち出す。窓ガラス程度は軽く粉砕できる様子。

  • 断魔の弦
無数の圧縮空気の刃を打ち出す。テーブルや床を安々とスライスしてしまう切れ味を誇る。

  • 透魔の弦
空気による光の屈折を利用して、光学的に姿を隠す。そこからいなくなるわけではなく、実体は存在している。

  • 惑魔の弦
「無い筈の物をある」と思わせる術式。効きやすさは対象の精神力に比例する。

最終更新:2018年08月31日 12:32