【種別】
人名

【初出】
とある科学の超電磁砲第十四話
名字が出たのはアニメ『超電磁砲』第十一話(一部は漫画版でも)
名前と詳細はアニメ『超電磁砲』第二十二話にて判明

【CV】
高岡 瓶々

【解説】
学園都市の科学者で、『木原一族』の一人。
外観は頭に火傷の跡が残る高齢の男性。
テレスティーナ=木原=ライフラインの祖父でもある。
先進教育局 木原研究所所長
胤河製薬 特別顧問
鎚原病院 木原研究室教授
U.E.G.F 特殊客員教授
特殊学問法人RFO 会長
学園都市 脳科学特別研究員
といった数々の役職を兼任している。

学園都市におけるSYSTEM研究分野の元老で、
絶対能力進化(レベル6シフト)計画の提唱者。
研究者として高い地位にあり、統括理事会肝入りの実験を多く主導している。
一部ではあるがアレイスターの『プラン』についても知っており、
自身が起こした事件に上条当麻が介入してくることを予測するなど、実力は確か。
しかし『プラン』の要をミサカネットワークではなく美琴の方だと思い違っていた。

「科学の発展に犠牲はつきもの」という台詞からわかるように、真理の探求のためには手段を選ばない、「木原」らしいマッドサイエンティスト。
学園都市を自身もろとも吹き飛ばすような計画も嬉々として遂行し、数多の能力者と研究機関を破滅させてきた。
一方で実験に没頭して視野が狭くなる悪癖があり、
予想外の事象が起こると興奮して、何を置いても観察を優先したくなるお茶目な一面も。
この悪癖のために何度も実験中の事故で死にかけており、そのたびに最新技術で体を修復してきた結果、
体は代替技術の見本市状態となっている。
『超電磁砲』担当編集の荻野氏によれば「生身なのはおそらく脳と右目のみ」で、義手義足に限らず声帯なども機械化されている模様。

「理想や野心といった『覚悟』は当人の器量を超えた外圧に対して脆弱であり、
揺らぐことなき極大の憎悪こそが信用に足る」という哲学を持っており、
警策看取のような復讐に燃える能力犯罪者や、複数の分析系能力者を配下に従える。

かつては木山春生が所属していた研究室の直属の上司でもあった。
彼女に脳波調律のインストラクションを授けたのも彼であり、結果的にそれが幻想御手のアイデアに繋がった。
その後木山が教師として面倒を見ていた置き去り達を使った暴走能力の法則解析用誘爆実験を主導しており、
木山が『幻想御手』事件を起こした原因は元を辿れば幻生ということになる。
しかし、その暴走能力の法則解析用誘爆実験も仮の名目であり、実際にはそれを隠れ蓑に『能力体結晶』の投与実験を行っていた。
なお彼自身も多才能力を実現しており、大覇星祭編では「おもしろそうなのを何人か拉致…じゃない保護して力を拝借してる」という。

自身が提唱した絶対能力進化計画がアレイスターの『プラン』の隠れ蓑にされていたことに気付いた幻生は、
己の新たな実験のため、そしてアレイスターへの意趣返しのため、学園都市や『プラン』を崩壊させることを目論み、
『プラン』の要だと推測した御坂美琴ミサカネットワークを使った「もうひとつの絶対能力進化」を計画。
警策看取を懐柔し妹達の捜索をさせていた。
そして外装代脳(エクステリア)脳波を自身と同一にする事によって、心理掌握(メンタルアウト)を奪った後、
妹達にかけられた多重プロテクトを解除し、美琴の暴走を開始させた。
その後は、外装代脳のリミッター解除コードを巡って食蜂と争う。
多才能力で圧倒し追い詰めるも、彼女の「負ける事も織り込んだ計略」に掛かり気絶した。

なお、「大覇星祭」編完結直後、『超電磁砲』編集の荻野氏によってTwitter上で幻生のその後が語られた。
(尺の関係で原作には入れられなかった裏設定のようなもの)
敗北後食蜂に「物事を集中して考えられなくなる」心理掌握を叩き込まれるが、
脳を含む肉体の全てを捨てることでこれを回避。
暴走した美琴の残滓に意識を移し、薬味久子と同じようなエネルギー思念体となったとの事。
ただしこれでは物に触れることが出来ず不便であるためカイツ=ノックレーベンをスカウトしていたが、
彼は既に食蜂と契約していたため結局断られたらしい。

【口調】
外見通りの温厚な老人風。「~ねぇ(ねえ)」「~なぁ(なあ)」という語尾を多用する。
誰であれ他人を「~君」と呼ぶ。
例)  「第一候補(メインプラン)の影に隠れた アレイスター君のお気に入り…
      その眠れる力を覚醒させる起爆剤に使うのはどうだろう? 御坂君の体を器にしてね」

【余談】
荻野氏によると、
構想時の彼のコンセプトは「木原数多が学園都市の闇に100年くらい揉まれた後みたいな妖怪爺」であるらしい。

最終更新:2020年06月04日 19:03