【種別】
宗教団体

【元ネタ】
ヴァチカンのローマカトリック教会。( Wikipedia:カトリック教会
特にギリシャ正教(正教会)がルーツか。
作中と同じくギリシャ及び東欧が優勢ながら、信徒自体は世界中に存在。
地球上における全大陸に分布しており、南極大陸にすら聖堂を構える。

【初出】
名前は一巻、所属メンバーは二巻

【解説】
十字教旧教三大宗派のひとつで、魔術サイド最大勢力。
本拠地はバチカン
世界113ヶ国に教会を持ち、実に20億を数える信徒を抱えているが、当然大多数は一般人であり、魔術を知らないものがほとんど。

その多勢からか、「世界の管理と運営」という独自の方向性を持っている。
自分達以外の者は、他の十字教宗派も含め全て『異教徒』と断じているかなり過激な思想の集団。
洗礼を受けたローマ正教徒以外の人間と結婚すると、獣姦罪に問われるというのだからたまらない。
『異教徒』であれば何ら処刑も躊躇わない危険人物も多数おり、
同教の者さえも強引に『異端』の烙印を押して処刑してしまう事すらある。

また、組織内では集団内ヒエラルキーを前提とした思考パターンが根強く浸透しており、
魔術による作戦展開時にも「本拠地・最高責任者を必ず設ける」という性質がある。
これは「人間は神の前で平等と謳いつつ、十二使徒は特別視する」という十字教の特性に引きずられていることによるもの。
この点に合理性が検討される余地は皆無であり、上条曰く「本能みたい」な行為である。

最大級の火力を誇る『グレゴリオの聖歌隊』や、大規模強力霊装『聖霊十式』、
戦闘シスターの集まり「アニェーゼ部隊」など、大きな戦力を有していたが、
それらの戦力は次々と壊滅しているため、魔術界でのパワーバランスは大きく揺らぎ始めている。
更に、これは皆が考えない事にしているが、
教徒の総数が1/20も無いイギリス清教と戦力的には釣り合いが取れてしまっている。

トップはローマ教皇マタイ=リース(後に引退)。
メンバーはペテロ=ヨグディス枢機卿(第三次世界大戦後は教皇)、ビアージオ=ブゾーニ司教、
シスターのリドヴィア=ロレンツェッティバルビナ
ローマ正教十三騎士団ビットリオ=カゼラパルツィバルなど。
さらに暗部組織として神の右席の四人・ヴェントアックアテッラフィアンマが属する。


十三巻で学園都市により、
ローマ正教には『魔術』というコードネームを冠する科学的超能力開発機関があると、
世界各国のニュースに取り上げられた。
その後世界中で抗議行動が勃発、その原因であるC文書を巡る攻防が十四巻で描かれた。

最終更新:2023年02月06日 15:43