【種別】
国名

【初出】
十八巻

【解説】
ロシア、『殲滅白書』本拠地のある場所から一番近くに存在する国家。
近年、ロシアのやり方に納得できず独立した小国の集まりで形成された。
独立時の立役者である女性、エリザリーナの名を国名に頂いている。
フィアンマが「素材」として狙いを付けているサーシャ=クロイツェフと、
彼女を守る元神の右席ヴェントロシア成教からの追撃をかわすために、
『最も近い国境』ということで潜伏先に選んだ。

内陸部で一国だけが独立したとしても周りは全てロシア領土となってしまい、
人員や物資のやり取りにロシア政府からの許可が必要な状況になってしまう。
そうした間接的支配から脱するために、小さな国をいくつか繋げることによって
ロシアの外の東ヨーロッパの国々までのルートを自力で構築しており、
そのため独立した国の中でも特にロシアから疎んじられている。
そのような経緯から東西に細長く伸びており、長さは大体300km程になっている。

また、フィアンマを追う上条アックアことウィリアム=オルウェル
打ち止めを救う手段を求める一方通行
学園都市から脱出した浜面滝壺等々、
偶然か必然か多くの主要人物が集結し始めている。
エイワス曰く、「惑星規模の争乱の中心へと変貌しつつある」。

上記面々に加え加えて二十巻では、
最悪の事態を回避しようとするキャーリサ率いる清教派騎士派の混合部隊、
浜面たちを追う麦野
上条に借りを返そうとする美琴
友達を守るため、神の力と戦う決意をした風斬
までもがここを目指している。

【備考】
殲滅白書がモスクワに存在していることから、
モデルはベラルーシかウクライナ、ロシアの軍事侵攻という点で行くとグルジアあたりと推測される。

最終更新:2010年11月22日 22:16