【種別】
霊装

【初出】
一巻

【解説】
インデックスが着ている純白の修道服。
教会における必要最低限の機能を抽出した霊装で、『服の形をした教会』である。
完璧に計算しつくされた刺繍や縫い方は魔術的意味を持ち、その結界の防御力は法王級。
布地はロンギヌスに貫かれた聖人を包んだトリノ聖骸布を正確にコピーした物で、
その強度は絶対であり物理・魔術を問わずダメージを受け流し吸収するという。
常時効力を持つ霊装である以上、魔力によって探知されてしまうという欠点があるが、
逃走中のインデックスがそれでもなおこれを着続けているのは、その防御力が欠点を上回るほどに絶対であるため。
包丁程度では傷もつかず、これにダメージを与えられるのは『竜王の殺息』ぐらいらしい。
ステイル=マグヌス曰く、「聖ジョージのドラゴンでも再来しない限り、破られることはない」。

しかし、作中でその効果を発揮する前に幻想殺しに粉砕されてしまった。
以降は構成していた布地を何十本もの安全ピンで留めているだけの危険な服と化している。
上条曰く『アイアンメイデン』。またの名を『針のムシロ』。

『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』劇中でヘイヴィアにキャンプファイアーにされたため、
インデックスはクウェンサーが用意した「裸マント(青)」という衣装を着るハメになった。

【簡易版】
副次的な機能としてAIM拡散力場を抑制するという効果があるのか、
姫神秋沙三沢塾事件の後に、
簡易型の『歩く教会』としてケルト十字型のペンダントをもらっている。
世界的に有名なローマ正教式ではなく、日本には教会すら存在しないイギリス清教式。
この世に数えるほどしかない特注品であり、世間的に知られているのはインデックスの防護を司るとされる服型の霊装のみである。
その為、このケルト十字をあしらった防護結界を身につけていた姫神を前にしたオリアナは、
彼女をイギリス清教の追っ手、かつ『禁書目録クラスの怪物』と誤解して姫神を攻撃。誤解に気づいた後は激しく後悔した。


最終更新:2020年04月30日 12:06