【初出】
四巻
【解説】
土御門が振るう術式の一つ。
攻撃の部類としては長距離・広範囲砲撃。術式の部類は風水。
十巻の記述によると、炎の術式であるようだ。
上条家に構築された
おみやげ回路を、家ごと破壊するのに使用された。
超長距離からの狙撃を可能とし、かつ家一つを吹き飛ばす高火力を発揮する高性能な術だが、
土御門本人的には、炎を扱うこちらよりも、水を操る
黒ノ式の方が得意らしい。
詠唱:
「――場ヲ区切ル事。紙ノ吹雪ヲ用イ現世ノ穢レヲ祓エ清メ禊ヲ通シ場ヲ制定
(それではみなさん。タネもシカケもあるマジックをごたんのうあれ)
――界ヲ結ブ事。四方ヲ固メ四封ヲ配シ至宝ヲ得ン
(ほんじつのステージはこちら。まずはメンドクセエしたごしらえから)
――折紙ヲ重ネ降リ神トシ式ノ寄ル辺ト為ス
(それではわがマジックいちざのナカマをごしょうかい)
――四獣ニ命ヲ。北ノ黒式、西ノ白式、南ノ赤式、東ノ青式
(はたらけバカども。げんぶ、びゃっこ、すざく、せいりゅう)
――式打ツ場ヲ進呈。凶ツ式ヲ招キ喚ビ場ニ安置
(ピストルはかんせいした。つづいてダンガンをそうてんする)
――丑ノ刻ニテ釘打ツ凶巫女、其ニ使役スル類ノ式ヲ
(ダンガンにはとびっきりきょうぼうな、ふざけたぐらいのものを)
――人形ニ代ワリテ此ノ界ヲ
(ピストルにはけっかいを)
――釘ニ代ワリテ式神ヲ打チ
(ダンガンにはシキガミを)
――鎚ニ代ワリテ我ノ拳ヲ打タン
(トリガーにはテメエのてを)」
最終更新:2015年05月24日 18:32