【種別】
霊装

【元ネタ】
キリスト教の伝承の聖ジョージ(ジョージは英語。聖ゲオルギウス、聖ゲオルグ)の剣。
ただし、初期の伝説では活躍はほとんど無く、名も与えられていない。
剣名の元ネタは、おそらくリチャード・ジョンソン Richard Johnson (1573-1659?)作、
『Seven Champions of Christendom』中で登場する聖ジョージの剣。
また、十七巻口絵の『聖剣の物語』もこれらの創作を基にしていると考えられる。

【初出】
十七巻

【解説】
学園都市での戦いで巨大メイスを失った、
アックアことウィリアム=オルウェルが新たに入手した、大剣の霊装。
後方のアックアを名乗る以前にウィリアムに助けられた、
元『占星施術旅団』が調達し、武器を求める彼に提供された。
全長3.5m、総重量200kgの鋼の塊。
ウィリアムに提供された際、かつて彼のために作られた盾の紋章が根元の部分に埋め込まれた。

実は本物の伝承にはこのような名前の霊装は存在せず、
十六世紀末にとある作家が勝手に作った『聖剣の物語』に基づいて本物の魔術師が手掛けた霊装である。
『作中に登場する全長50フィートの悪竜が実在するものとして、
 その悪竜を切り殺すために必要な剣の理論値とは何か』
を徹底的に計算し尽くして作り上げられた怪物兵器。

剣の部位によって切れ味や厚み、角度が調整されており、
持ち主の扱い方次第で斧や鋸のように性質を変える事が出来る。
また、使用する部位へ魔力を集中させることで、プリズムの様に様々な色に輝く。
製作者は攻撃部分によって性質を変えて最適化することで、悪竜の全てを切断することを志した模様。
さらに巨大な刀身内部に細剣を仕込んであったり、その細剣の刀身をワイヤーで射出したり出来るなど、
大剣の他にも多くのギミックが施されている。

最終更新:2018年03月13日 14:35