【種別】
種族

【元ネタ】
wikipedia-ドワーフ

【初出】
とある魔術の禁書目録SS第四話
本編では十七巻

【解説】
北欧神話の神々の象徴たる『武器』を作ったとされる種族。
地下に住む妖精の一種でドワーフなどとも呼ばれるが、その発生からして謎に包まれた存在。
その正体は北欧神話圏にない特別な技術を持った『人間』、
つまり『異民族』であるとリチャード=ブレイブは推測している。

彼らの技術でもって作られる武器は、
それが象徴する北欧の神が持つ力を100%そのまま引き出すことが可能であるとされ、
完全に扱うことができれば振るう者を魔神と呼べる存在にするほどの霊装となる。
武器を行使するには霊装と強く接続する儀式が必要なのだが、
黒小人ら自身はその魔術的な技術を持たなかったため武器の性能を100%引き出すことができず、
その接続儀式を独占した『神々』に制御されていたと推測されている。

当然現代においては接続術式は失われており、
例えドヴェルグの武器を再現できたとしても神の力を100%引き出すには至らないが、
それでも神ならぬ人間同士の戦いでは十分すぎる威力を発揮する。

彼らの技術は既に失われており、現在ではその技術を発掘しようにも
ドナーティのホロスコープ』、『碑文の欠片』、『明け色の陽射しボスの家系の人間』
の三つを揃え儀式を行う事が必要となっている。
これにしても、三つ全てを手中に収めているバードウェイが
「必要ない」と判断しているため使われる様子は無い。
元々は「いらぬ混乱を招くから」という理由で
バードウェイ自らホロスコープを学園都市に流してピースを分散させようとしていたが、
結局は騒動の元となったため再回収する運びとなった。

なお、彼らが持っていた技術の解析はイギリス清教においても行われているらしい。

第三次世界大戦後に発生した組織、
グレムリン』の主要構成員であるマリアン=スリンゲナイヤー
自身を「現存する超希少な黒小人の一人」と称しており、
実際に『戦乱の剣』や『投擲の槌』、
主神の槍』を作り出す等の特異な技術を所持している。

最終更新:2018年04月03日 00:11