【種別】
組織・魔術結社

【元ネタ】
オルレアンはフランス中部の都市。
ジャンヌ=ダルクとも馴染みが深い。

【初出】
十六巻

【解説】
フランス最大の魔術結社。
ジャンヌ=ダルクの人柄に惹かれ、
公式の戦力としてではなく、陰ながら彼女の歩みを支える為に集まった有志によって結成された。
元々は魔術の扱いに特化した組織ではなく、
「フランスを救いたい」という目的さえ持ってさえいれば、
身分や地位、家柄に関係なく肩を並べることの出来る場所であった。
しかし、1431年5月30日、ジャンヌ=ダルクが背信者として火刑になった後からは、
『ジャンヌ=ダルクの復讐』を掲げる異様な組織に変貌してしまった。

復讐を遂げる為に、ジャンヌ=ダルクが後天的に授かった『特別な声』を聞く力である、
ダルクの神託』を求めた結果、徐々に『神秘を取り扱う集団』化。
「ダルクの力を持つ者の人工的な量産」という、
『出来るはずのない実験』を数百年・何世代にもわたって繰り返していた。
だがある実験の際に、一人の少女が素体として選ばれ、連れ去られる。
その少女を取り戻すため、ウィリアム=オルウェルと一人の少年がこの魔術結社に戦いを挑み、結果組織は壊滅。
この時の戦いは『オルレアン騎士団殲滅戦』という名で記録に残り、激戦として語られている。

ちなみに、第三次世界大戦にてウィリアムに助太刀するため集まった人々の中には、
コリシュマルドを携えた一人の青年と、『ダルクの神託』の素質を持つ女性がいた。
おそらくは、その時ウィリアムの助太刀をうけた少年少女が成長した姿と思われる。

最終更新:2010年10月16日 02:44