【種別】
人名

【元ネタ】
乙女の守護聖人である聖アグネスのイタリア語名、アニェーゼ[Agnese]と思われる。
Wikipedia - 聖アグネス

【初出】
七巻

【CV】
釘宮理恵

【解説】
ローマ正教のシスター。
両親を殺害された為路上生活を強いられ、ローマ正教に拾われた過去を持つ。
父親は神父であったらしい。
幼いながらも252人からなる部隊のリーダーである。

インデックスより少し幼く、背中までの赤毛を鉛筆くらいの太さの細かい三編みに分けている。
ミニスカ状態にした修道服にチョピン(30cmくらいのコルクの厚底靴)という姿、
下着は白いレースのブラと、紐を蝶結びにしたパンツを穿いていた。
チョピンの靴底は着脱式で、本人曰く「自分的おしゃれこだわりポイント」だとか。

眠くなると無意識に下着姿になってしまう癖があり、
オルソラ=アクィナスの一件では寝ぼけて下着姿で上条当麻の寝床へ突入した。
性格を一言で言うならかなりのドSであり、
自身が踏みにじった人間の苦悶の表情に恍惚を覚えるタイプであるようだ。
しかしながら、彼女の性癖を放っておくと主に相手が別の世界に行きかねないという事態を憂慮し、
ルチアは常に彼女のストッパーとしてスカートめくりを推奨している。
何を隠そう彼女はスカートをめくるのは大好きだが、めくられるのは大嫌いな人間なのだ。
…何というか、もう人間として色々ダメである。

法の書』を解読し、ローマ正教から逃亡したオルソラ=アクィナスを追って来日し、
イギリス清教からの増援であるステイル=マグヌス上条当麻と共に天草式十字凄教を追跡した。
オルソラの保護を目的としているように上条やステイル達には伝えていたが、
本来の目的は『法の書』という危険な知識を持つオルソラの抹殺であり、
オルソラを確保した後はオルソラ教会にて処刑を実施しようとした。
しかし、オルソラ抹殺を阻止するために上条達が乱入、
異教徒や異端者に対する残酷な本性を現して交戦した。

戦闘においては部隊の指揮の他、個人としては『蓮の杖』を武器に戦う。
座標攻撃と言う特性は『幻想殺し』の苦手とするところであり上条を苦しめたが、
ステイル達の協力を受けた上条に敗れた。

オルソラ抹殺任務に失敗したことでローマ正教での立場を失った後、
刻限のロザリオ』に適応する体質を見出され、
アドリア海の女王』での懲罰作業に部隊全員で参加していた。
再登場時には、魔術的な拘束効果のある、鳥の羽を繋いだような形状の修道服を着ていた。
背中が開いていたためかブラをつけていなかったので修道服が幻想殺しを受けた際には大変なことになった。

『刻限のロザリオ』に自身が身を捧げると精神や自我を失うことはわかっていたが、
アニェーゼ部隊のメンバーを人質に取られ、彼女たちを守る為、
半ば諦めた状態で懲罰を受け入れていたが、
ルチアアンジェレネの決死の行動で呼び寄せられた上条達と遭遇。
上条とオルソラ、天草式と協力して指揮官のビアージオ=ブゾーニに立ち向かった。

上条達にビアージオは敗れ、『アドリア海の女王』からは解放されたが、
ローマ正教での立場は完全に失われ、戻る事が出来なくなってしまう。
政治的な駆け引きもあり、
ローマ正教からイギリス清教に保護の名目で引き取られる事になった。
保護された後は、イギリス清教が大々的に動く際は参戦している様子が度々描写されている。

現在はイギリス清教徒の寮でアニェーゼ部隊のメンバーと、
神裂火織オルソラ=アクィナスと共に生活している。
ちなみにアニェーゼ部隊らは改宗した訳ではなく、
天草式と同じく小宗派ごとイギリス清教の傘下に入っている扱いで、
アニェーゼは
『どうせ250人もいるならロンドンに新しいローマ分派を作っちまいましょう』
などと考えているようだ。

【口調】
「言っちまう」等々、わりと汚い口調が端々に出てくる。
これについては「探偵、刑事などの職業の人間と接していたから」という趣旨の描写がある。
例)「うっさいです。おしゃれなんです。自分的こだわりポイントなんです」

なお、母語であるイタリア語については丁寧な口調である。

最終更新:2019年05月18日 17:22