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【種別】
魔術概念


【初出】
十九巻

【解説】
二十二巻において、ベツレヘムの星から脱出したフィアンマと雪山にて対峙した
アレイスター=クロウリーの口から語られた概念。
また、十九巻においてもエイワスが、対一方通行戦で存在を示唆している。

元はアレイスター=クロウリーが主張する時代区分の一つ。
いわく「十字教の一強状態が続くことによる停滞の時」。
およびそれに準ずる「十字教単一支配下の法則」であり、
この領域の力を使う者はどう足掻いても次なる「ホルスの時代」の力を使う者には勝てないらしい。

実際に、ホルスの時代の存在と思われるアレイスターは
満身創痍とはいえ「第三の腕」を振るうフィアンマを簡単に下している。
また、エイワスによれば、一方通行の「黒翼」もオシリスの時代の力であるようだ。

この区分自体は「ホルスの時代」を肯定するもので、すなわち「十字教の支配体制の崩壊」を意味するのだが、
アレイスターは「法の書」を世に投じて以降、十字教の時代は既に終わったと見做している。
ネフテュス曰く、イエイツやメイザースなどと並ぶ黄金夜明の中心人物だったクロウリーのこの意見は、
『黄金』系の中でもかなり過激なもので、結社の全員が支持していたわけでもなかったらしい。


【補足】
時代はアイオン、アイオーンと読む。新約以降は実際にアイオーンとルビが振られている。

最終更新:1970年01月01日 09:00