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別に新ジャンルじゃない「ひょんなことから女の子」

1 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 00:11:34.09 ID:OS+E9Jcd0
ここは「ひょんなことから女の子」スレです。

誰かが女の子になったり、何かが女の子になったりしています。
デフォのキャラがいないので、自由にキャラを作って下さい。
別に新ジャンルじゃないし既出も上等。
あなたも「ひょんなの子」を妄想してみませんか?

・過度のリアル報告・自虐、自動保守は避けましょう。

まとめwiki http://www12.atwiki.jp/hyon/
避難所 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi?bbs=computer&key=31732

2 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 00:19:39.49 ID:CjCXIjVmO
>>1

3 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 00:20:09.53 ID:8tx5bYLo0
>>1
乙ッ!

4 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 00:20:40.94 ID:bget0WIF0
>>1
甲!

5 名前: 名無草 2007/03/03(土) 00:20:48.99 ID:HzGYCDXL0
>>1
乙です、では続きを。

4人で騒ぎながら移動、学校に到着した。
だが、この姿で学校に入ることに少し躊躇った。
俺「む……」
姉「どうしたの?」
俺「いや、いざ学校まで来ると緊張して……さ」
友「あー?らしくねぇな、覚悟決めちまえよ」
男「大丈夫だよ、行こう」
“男”が俺の手を握る。
俺「ちょ、お、“男”!」
そのまま手を引かれて学校に入る。
入ってしまえばいつもと変わらない学校の風景。
ただ生徒の数は少なく、そのほとんどが体操服や部活のユニフォームを着ている。
そんな中で俺たちは生徒の視線を集めている。
俺たち、と言うか普段着を着ている姉貴が、ではあるが。

姉「へぇー、これが“俺”が通ってる学校、か」
言いながら校舎を眺める姉貴。
俺「変な形だろ?」
校舎は上から見ると歪な五角形をしていて、
しかもグランドと校舎はそれほど広くないとは言え、公道で分かたれている。
折角なので校舎を見て回る事にした。
姉貴は、ふんふんとか言いながらもの珍しそうに校舎を眺めている。
姉「中庭は完全に校舎に取り囲まれてるんだ」
姉貴の言うように校舎に囲まれた中庭の中央辺りには、
よく分からないそこそこ大きい木が生えている。樹齢は30年以上なのは確実だろう。
姉貴は、折角だから俺たちの教室も見てみたいと言った。


6 名前: 昼に思いついた短編 ◆iIl1lB4oT2 2007/03/03(土) 00:21:28.84 ID:OS+E9Jcd0
俺  「すぐに家に来てくれ!」
彼女「え? 何?」
俺  「いいから!」
彼女「…分かった。」

彼女「で、どうしたの?」
俺  「何かいきなり女になっちまって…」
彼女「何? どこからどう見ても男じゃない。」
俺  「ああ、しばらくしたら元に戻った。」
彼女「なにそれ、どうせつくんならもっとマシな嘘をつきなさい。ところで…」
彼女は部屋に置いてあったエロ本をひらひらと俺に向けて掲げた。
彼女「これ、何?」
ポンッ!
彼女「あ、あれ?」
俺  「また女に…。」
彼女「…病院いこうか。」

7 名前: 昼に思いついた短編 ◆iIl1lB4oT2 2007/03/03(土) 00:22:02.78 ID:OS+E9Jcd0
医者「新種のウィルスですね。性的興奮を覚えると女性の体になるようです。」
俺  「そんな無茶な。」
彼女「治すことは?」
医者「全く未知のウィルスですので…ワクチン開発に何十年かかるか…。
    それに人命に影響はなさそうですので優先順位は下がりそうです。」
俺  「\(^o^)/」

帰ってきた。
彼女「良かったー。これで浮気される心配がなくなったわけだ。」
俺  「わかんねーぞ。男に…」
彼女「あんた男の体見て興奮できる?」
俺  「…無理。でも、お前だって困るだろ!」
彼女「あら、私は別にかまわないわよ?」
俺  「へ?」
彼女「黙ってたけど私実はバイなの。」
俺  「Ω ΩΩ」

8 名前: 昼に思いついた短編 ◆iIl1lB4oT2 2007/03/03(土) 00:22:26.65 ID:OS+E9Jcd0
俺  「うー、欲求不満だー。」
彼女「女でオナニーすればいいじゃない。」
俺  「やだ、一線を越えたくない。」
彼女「…なんなら私が手伝ってあげよっか?」
俺  「な、何言って…」
ポンッ!
彼女「ふふ…、体は正直ね。」

9 名前: 昼に思いついた短編 ◆iIl1lB4oT2 2007/03/03(土) 00:22:46.40 ID:OS+E9Jcd0
彼女「お前…あれ伝染(うつ)したな!」
俺  「あれって?」
彼女「性転換ウィルス。」
俺  「まじっすかw」
彼女「まあいーや、とにかく私んち来て。」
俺  「おう。」

俺  「ちょ、何で服脱いでんだよ。」
ポンッ!
彼女「あんたから変身しないとうまくいかないと思って。」
そう言うと彼女はいきなり俺を押し倒してきた。
彼女「最近ご無沙汰だったからさ…」
ポンッ!
彼女「楽しませろよ!」

10 名前: 昼に思いついた短編 ◆iIl1lB4oT2 2007/03/03(土) 00:23:50.03 ID:OS+E9Jcd0
俺  「…はぁ…お前…っん…すごすぎ…」
彼女「女だからな…どこが気持ちいいか…バッチリ把握してるんだぜ?」
俺  「ん…もう…だめ…」

こうしてふたりは幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし?

俺  「…女になったまま戻らないんですが。」
医者「うーん、妊娠してますね。まあ産めば元に戻るでしょうから安心してください。」
彼女「本当? わー、名前はどうしよっかなー、
   その前に家建てなきゃ、こいつが働けない分私が仕事頑張らないとね、うん、忙しくなるぞー♪」
俺  「もう…やだ…」

めでたしめでたし。

11 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 00:25:15.12 ID:xIRLI6SS0
これは斬新、グッジョブ!

12 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 00:25:53.22 ID:8tx5bYLo0
>>10
ナイスジョブ!!

13 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 00:27:57.58 ID:OS+E9Jcd0
俺は今日はもう燃え尽きた…
>>5をwktkしながら過ごすぜ…

14 名前: 名無草 2007/03/03(土) 00:28:20.58 ID:HzGYCDXL0
>>10
楽しませていただきました

正直学校の特徴はそのまま俺が行ってた高校のだったりしまs

15 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:32:37.94 ID:ARr6qxnN0
じゃあここで空気を読まずに第1章残り投下します

16 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:33:13.34 ID:ARr6qxnN0
第一話

目が覚める。気持ちのいい目覚めだ。最近、朝はすっきりと起きることが出来る

何故かは知らない。低血圧が治ったのかもしれないけど・・・元々低血圧であることすら不確かだ

他に考えられる要因と言えば・・・

優「勇人ー!起きる起きる!今日も学校だよー!」

人の布団の目の前でフライパンとおたま持ってガンガン音たててるこいつかもしれない

別にガンガン音をたてられてるから、すっきり目覚められるというわけではない

勇人「相変わらず豪快な音だな、優。先日まで入院していた身とは思えん」

まぁ他に考えられる要因がないから、こいつの存在が原因だろうと思ってるだけだ。

優「入院生活って暇なんだよ。その分チャージしておいたからエネルギー出力120%」

限界超えてるじゃねーか、120%って

勇人「成る程、2割増しか。だからいつもよりその死者の目覚めとやらも2割増しでうるさいんだな」

優「んー、多分3割増しなんじゃない?自分的にそう思う」

おい、ここで1割余計に使ってるなら他で1割増ししかしてないことがあるんじゃないのか

・・・まぁどちらにしても、いつもよりパワーアップしてることには変わりなさそうだ

17 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:33:36.46 ID:ARr6qxnN0
優「そんなことよりさっさと起きる。僕が入院していた間、よく学校遅刻しなかったねー」

勇人「まぁな、僕はやれば出来る子だ。頑張れば何でも出来る子だ」

優「じゃあ今も頑張って起きて」

・・・こいつ頭いいな

勇人「よし・・・じゃあ起きる」

と言って布団から上半身を起こす。テーブルを見るといつもの様に朝食

勇人「さて・・・いただきまーす」

優「いただきまーす」

優がつくってくれた朝食を食べる。うん、今日も美味しい

勇人「面倒なことが全部なくなると、急に気が楽になるもんだな。飯が美味しい」

優「面倒なことって?」

勇人「優関連のことだよ。色々と面倒だったぞ、僕としては」

優「あー・・・そっか」

実は、あれから色々と面倒なことが起きたのである

あれからってのは・・・うん、あまり語らせないでくれ。君たちなら察知できるはずだ

18 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:34:16.67 ID:ARr6qxnN0
んで、まずは・・・というか優のことで色々と話をする必要があったんだよな

優が退院したら何処へ行くか、という話が出た

優は戸籍上では、例の孤児院に住んでいることになっている。身分証明書の提示を求められたら、孤児院の人が迎えに来てしまう

優は、孤児院から家出したことにして僕の家に住んでいたのである。つまり、失踪者として扱われていた

でも、優は孤児院に戻ることを拒否したし、僕自身も優が苦しむような環境にいてほしくなかった

それで、僕は親を呼んだ。今僕が住んでいる場所から結構遠い。でも、重要な頼みがあると言ったらすぐに来てくれた

僕は優との生活を続けるために、親に「優を僕の家に養子として引き取ってもらいたい」と言った

親は最初は戸惑ったものの、優の境遇を説明したらすぐに納得してくれた

もちろん、魂とか肉体うんぬんは話していない。ただ、両親がいないことと、孤児院での環境を説明した

そして名前もきちんと変えることにした。

養子になるだけで氏名変更の理由とは認められないが、孤児院の境遇を追加して要求したところ、正式に『秋空優』と名乗ることが出来た

孤児院で、名前に関してイジメを受けていたことはない。でも、親との関係の切断を優が強く求めたら承諾された

そして住む場所も変更無し、僕と優でそのまま暮らすことになった

無事に退院出来た優は、僕の借りている部屋で前と同じように生活している

19 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:34:42.90 ID:ARr6qxnN0
優「でも、僕はこうやってまた勇人と暮らせて嬉しいよ」

勇人「まぁ僕も嬉しいと言えば嬉しいんだけどね」

優が入院している間、僕はこの部屋に帰って来ることが苦痛だった

いくら優が帰って来ると分かっていても、一人でこの部屋で過ごすのはつらかった

だから、先日、優が退院して戻ってきたときは内心凄く嬉しかった。一言で嬉しいと言い切れるものじゃあなかった

勇人「ふぅー、ごちそうさまでした」

優「お粗末様でした」

そういえば、今日は水曜日か・・・一週間の真ん中。まだ休日まで日がある。水曜が一番嫌いだ

そんな今日は2月の終わり。優の回復力は尋常じゃないな。骨折のはずなのに・・・まぁいっか、結果オーライ

勇人「ほんじゃ、行ってきまーす」

優「行ってらっしゃーい」

そう言って家を出る

優が現れてから一ヶ月だというのに、もうこの状況に慣れている。むしろ、こうでないと困るぐらいである

いつも通りでない世界が訪れても、それが幸せを導くなら、いつも通りに戻ることを拒むのは当然か

まぁこんなこと考えるのはいつも通りなんだけどね

20 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:35:04.86 ID:ARr6qxnN0
第二話

トモ「よう、おはよう」

勇人「ん、おはよう」

学校に到着する。やっぱりトモが挨拶をする

あの日のあと、トモが僕に電話のことを聞いてきたから、一応一通り説明しておいた

もちろん、親に説明したのと同じで、全てを説明したわけではない

電話を突然切ったことも、「あの時ちょっと必死だったから」って言ったら、それ以上は聞いてこなかった

トモ「優さんの退院おめでとう」

トモがそう言ってくる。一部説明を省いたとしても、今後、優が僕の家で暮らすことは知っている

勇人「ありがとう」

とだけ言っておいた

今日は家出るのが遅かったのか、すぐに1時間目の授業が始まった


そして、昼休み

トモ「よし、食うぞ。いただきます」

と言って前の席に座り弁当を開ける

21 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:35:26.66 ID:ARr6qxnN0
勇人「いただきまーす」

というわけで僕も弁当を開けて食べる

トモ「んでだ、昨日も普通にテ○ルズ○ィーバーやっていたわけだが」

トモがゲームの話題を持ちかけてくる。分かる人にしか分からないのが欠点

トモ「昨日、急に鯖落ちしてさ。テ○ルズだけじゃない。他のNE○ON系全部ダメだった」

・・・

勇人「何それ?」

トモ「知らん。全部ダメってことは本社に問題があったとしか言えない」

勇人「・・・また掃除のおばちゃん?」

掃除のおばちゃんがコードに足を引っ掛けてサーバーダウンしたのか?という意味である

トモ「キムパで雑炊中にこぼしてショートしただけだろ」

どちらにせよ、酷いな・・・

トモ「復旧したのが午前1時半。普通に寝てた」

勇人「・・・」

相変わらずトモはゲームが好きな奴だ

22 名前: 名無草 2007/03/03(土) 00:35:35.77 ID:HzGYCDXL0
時間をかけて回ったせいか、教室に入る頃には陽は傾き。
辺りは暖かな朱に染まっていた。
俺と“男”と“友”はそれぞれの机に座る。
俺「なんかこうしてると昼休みとかのこと思い出すな……」
友「おいおい、高々三日前だぞ?」
言いながらも二人も同じ心境なのか、いつものように下らない話しを始めた。
しばらく喋っていて、ふと姉貴を見る。
すると優しげな瞳で俺を見つめていてなんだか照れてしまった。
目を逸らすと不意に時計が目に飛び込んできた。
俺「やべ、そろそろ校門閉まるんじゃね?」
“男”と“友”も時計を確認する。
男「ほんとだ、ちょっと急ごうか」
友「教室の鍵閉めに来た教師と会うのもヤバイしな」
当たり前だが俺は今俺の制服を着ている、教師に見咎められてゴタゴタするのも億劫だ。
俺「んじゃ、帰ろう」
そう言って立ち上がったと同時に、声が発せられた。
「君は、この学校の生徒じゃないな?こんなところで何を?」


マズい、特命係長只野仁が……
少し次の投下遅れます

23 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:36:55.70 ID:ARr6qxnN0
トモ「しかも新パッチ当てたあと、何を考えたかアンスコしちゃってよ。今日帰ったら古蔵DLしないと・・・面倒だ・・・」

勇人「先走ってパッチ当てるからだよ。しかもPOTディレイ、マジで来たんじゃん?」

トモ「そうだよ!!頑張って144まで上げてプンシ装備だったのに!公平中に鯖落ちたからデスペナ貰ってるよ!」

勇人「はいはい、公平乙。DEFでソロオンラインの僕には関係ないね」

容赦なくトモに罵倒のような言葉を浴びせる。これだっていつものことだ

そんな何気ない一日。やっぱりこうでないと



トモ「・・・それにしてもお前、最近生き生きとしてるじゃん。一時期のお前は死んだ目をしていたけど」

・・・こんなこと言われるのは、いつものことじゃないけどね

勇人「・・・うん。疲れてたみたい」

トモ「・・・そうか」

言うことはいつもと違っても、トモの反応はいつも通り。肝心なところで気を遣ってくれる

それが、僕には有難かった

こんなことを思うのは・・・いつも通りなのだろうか

何処か引っ掛かる。でも、今はそんなこと気にする必要はなかった

24 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/03(土) 00:37:35.06 ID:ARr6qxnN0
わ!投下途中だったのに割り込んでる!

ゴメンナサイ・・・超反省してきます・・・

25 名前: 名無草 2007/03/03(土) 00:41:39.26 ID:HzGYCDXL0
こちらこそ申し訳ないorz

26 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 01:19:49.64 ID:8tx5bYLo0


27 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 01:21:48.62 ID:le5tABnF0
ほ〜ら☆
えっちなものだよぉ〜
(携帯可)
http://www.2dimension.com/src/2d0249.htm

28 名前: 名無草 2007/03/03(土) 01:24:16.15 ID:HzGYCDXL0
見ると、そこに居たのはいつも俺の耳を引っ張り上げる……じゃなくて、
社会科の担当で俺たちの担任の“女教師”が居た。
あー、よりによって一番厄介なのに捕まっちまった……。
そんなことを考えていると“女教師”は教室へと入ってきて、
俺の方を睨み付けるように見つめて固まってしまった。
男「先生?どうしたんですか?」
“男”の声で現実に引き戻されたのか、
女教師「ん、いや。君は誰だ?何故“俺”の制服を着て“俺”の席に座っている?」
あー、まぁ当然の疑問か。
3人を見る。助け舟、出してくれよ……。
姉「私は“俺”の姉なんですが」
姉貴が話し出した。どうするのかと俺たち男衆は姉貴を見つめる。
いや、俺は今女なんだけどね。
始めに言ったのはお詫びだった。
姉「家出している、なんて事にしてしまってすみませんでした」
何を言い出すんだろう。
それでもそうしない訳にはいきませんでした。姉貴は続ける。
どういうことかと“女教師”は尋ねる。
姉「そうそう信じられる事じゃありませんから。
  先生は、そこの女の子が“俺”だと言って、信じられますか?」
俺「ちょ、姉貴……
姉「家出と偽ったのは苦し紛れの応急処置でした」
姉貴は更に続ける。
そうして10分、反論出来ずに言いくるめられた“女教師”が俺を見つめる。
女教師「にしても、これが本当に“俺”なのか……?」


29 名前: 名無草 2007/03/03(土) 01:35:20.41 ID:HzGYCDXL0
あの“女教師”を言いくるめる辺りさすがは姉貴……。
そんなことを考えていると“女教師”が俺の顔を覗き込んできた。
俺「な、なんすか?」
まさに蛇に……酷いたとえなのでやめておこう。
女教師「……確かに、似ている気はするが」
そう易々と納得されても困る気がするが……、
それでもこの人を見方に出来るなら心強い。
俺「マジで“俺”だって、ほら、三日前も耳つねられたじゃん?」
更に10分ほど話しをして、
俺「あ、そう言えば“男”。門限大丈夫なのか?」
時計を見ると門限5分前、きわどいところだ。
男「あ!ご、ごめん。もう帰らないと!」
友「ん、そうしろそうしろ」
女教師「っと、私もさっさと帰らないと……。
    “俺”、俄かには信じがたい話しだが、信じてみよう。
    復学の話も、まぁなんとかしてみるよ」
そう言って教室を追い出された。
なんだかんだ言っても、あの人は生徒のことを考えてくれる本当に良い先生なんだなぁ……。
そんな事に今更ながら気付いた。

30 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 01:36:57.59 ID:+h7Y7KdI0
http://www.orange-mushroom.com/qvga/

31 名前: 名無草 2007/03/03(土) 01:45:20.97 ID:HzGYCDXL0
友「やっぱあの人、良い先生だよなぁ」
俺「お前はただ年上の女の人が好きなだけだろ」
言いながら思う、確かに良い先生なんだよな、あの人。
為にならないと思ったら本気で怒ってくれる、そんな人は本当に珍しい。
気付かなければウザいだけかもしれないが……。
何にしても、復学に向けてこれ以上ないくらいの味方が出来た。
それだけで良しとしておこう。
なんだかとんとん拍子で突拍子で、都合が良すぎる気もするが……。
決して細かく書くのが面倒だとか、そう言うことではない。
……誰に対する、何に対する弁解なんだ……。

“友”に送ってもらって、玄関で別れる。
姉貴は、じゃぁね、とだけ言ってさっさと家に入ってしまった。
俺「今日は、と言うか今日もありがとな」
友「気にすんなって」
俺「んじゃな」
友「おう、またな」
一言二言多いだけで、こっちも大差ないか。

32 名前: 名無草 2007/03/03(土) 01:54:38.07 ID:HzGYCDXL0
そろそろ寝ます
それではまた次の機会に

33 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 01:59:46.10 ID:OS+E9Jcd0
乙ですー

34 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 02:46:48.36 ID:OS+E9Jcd0
ほしゅ

35 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 03:05:36.39 ID:mIC89nBe0
ほしゅ

36 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 03:41:28.98 ID:OS+E9Jcd0
保守点検

37 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 04:30:00.32 ID:OS+E9Jcd0
まだまだほしゅ

卒検前なのに何やってんだ俺…

38 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 05:10:40.16 ID:OS+E9Jcd0
しかし保守

39 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 06:00:07.85 ID:OS+E9Jcd0
もう朝だが保守

40 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 06:48:31.35 ID:OS+E9Jcd0


41 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 07:33:36.55 ID:CjCXIjVmO
おはようの保守

42 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 08:09:06.14 ID:OS+E9Jcd0
徹夜明けの保守

43 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 08:54:40.97 ID:OS+E9Jcd0
またまた保守

44 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 09:27:12.88 ID:OS+E9Jcd0
ラスほ
俺、この卒検合格したら結婚…したくても相手がいないんだ(´・ω・`)

(ガイシュツそうだが)ネタを思いついたので置いときますねー。
つ【HKOK映画撮影中に、本当に主役男にHKOK現象が起きてしまう】

45 名前: 映画撮影 ◆Z5if4Sx6mU 2007/03/03(土) 09:53:20.60 ID:il7BAxC60
>>44

「はい、カットー」
スタジオに威勢の良い声が飛ぶ。

「カオルくん、次のシーンもっと女らしくいこうか」
「はい!」
と答えたものの、どう演技すればいいのやら…

女性スタッフの行動や仕草、
いや、スタッフだけじゃなく様々な女性を見て、
「女性の動き」を勉強しているけど、どうも不自然になってしまう。
男が女の演技するのがこれほど大変だとは思わなかった!

「機材の調整入りますー40分ほど休憩にしてくださいーー」

お、休憩か。昨日からあまり寝てないからすこし仮眠させてもらおう…
「すいません、ちょっと控え室で寝てきます。起こしてくださいねw」
そう言い残し、だれも居ない控え室に入る。
座ったらとたんに眠くなって………

46 名前: 映画撮影 ◆Z5if4Sx6mU 2007/03/03(土) 09:55:04.89 ID:il7BAxC60
……あれ、まだ30分しか経ってない。
まぁいっか。演技考える時間になる。
でも中途半端に寝たせいか、体がだるい。
まるで自分の体じゃないようだ。

…あれ?

なんだこの腕は、足は!!!胸もふくらんでる!
"まるで自分の体じゃない"ってレベルじゃねーぞ!!!

なんてこった…まだ夢でも見てるのか?
HKOK映画撮影中に女の子になるなんてそんなギャグみたいな事あるか。

コンコン、「あ、まっt」ガチャ…
「本条さーん、本番入りm……あ…あなた誰ですか?」
「お、俺だよ。本条カオルだ。見てわからないのか?てか勝手に開けるな!」
「冗談言わないでください。まったくどうやって侵入したんだ…」
「おい信じろよ!俺だ!女になっちまたんだよぉ!」
「やめてください。そんなの映画の中だけの話ですよ…まったく…」
「ちっちげぇって。やめ…やめろぉぉぉぉぉ」


   主 演 俳 優 行 方 不 明 の た め 撮 影 中 止

47 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 11:00:21.18 ID:2QB0hrFNO
保守しますぜ、旦那

48 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 11:53:35.63 ID:7/bAsxtD0
保守

49 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 13:07:57.98 ID:YN3sCGZO0
保守

50 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 14:10:26.70 ID:CjCXIjVmO
ほす

51 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 15:02:34.11 ID:8tx5bYLo0


52 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 15:11:17.63 ID:TlyAyfMt0
前の勇人と優のやつ
とってある人ください!!
お願いします

53 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 15:30:11.26 ID:8tx5bYLo0
>>52
前のって、前スレ?
それともエピソード1?

54 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 16:29:39.94 ID:CjCXIjVmO


55 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 16:47:49.05 ID:OS+E9Jcd0
合格したよー…スレと全く関係ない話してスマンかった

>>45-46
おお、thx.

56 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:23:39.02 ID:CjCXIjVmO
>>55
合格おめ

57 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:29:17.68 ID:VG/d/BwJ0
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58 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:29:49.87 ID:7/bAsxtD0
保守

59 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 18:14:50.37 ID:VEiQMGpW0
保守代わりに一瞬考えたネタ投下

両親の再婚により義理の弟が3人できた主人公
さらに両親は二人だけで半年の海外旅行に!
「妹だったらよかったのに……」とぼやきつつ彼らの面倒を見る羽目になった主人公
そんなある日、彼は家の地下室で不思議な瓶を見つけます
好奇心からその瓶を開けると、中から不思議な煙が
そして気がつくと「お、女の子になってる!?」
さらに瓶の中の入っていた紙には「男に戻るには瓶いっぱいに精液をためる必要があります」と書かれていたからさあ大変!!
さんざん迷った主人公ですが、意を決して義弟たちにこう言います
「君たちのセーエキ……下さい……」
果たして主人公の運命は!?彼は無事に男に戻れるのか!?

どうみてもパクリです本当にありがとうございました('A`)


60 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 18:20:52.46 ID:jsU0rAg9O
つ 【妹汁】

61 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18:32:15.29 ID:zkQMxW390
投下するなら今のうち、前スレの続きです

62 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 18:32:55.89 ID:OS+E9Jcd0
wktk

63 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18:34:24.43 ID:zkQMxW390
…………

帰ってきた彼はもちろん「おいしい」と言ってくれた
それが、お世辞か、本心か。僕には分からないけど、あんな笑顔で言われてしまったらどっちだっていい
お昼にダラダラとテレビを見続けていた時に比べて、彼といる時間は嬉しくて楽しくて
夢のように早々と、とまること無く過ぎていく
どうでもいい(僕にとってはどうでも良くない)ささいな会話も、彼の昔話も全部覚えていられそうなくらい大切
時計が十二時を回っても、彼はずっと起きていてくれた
「ここまできたらおまえに付き合ってやるよ!眠らなくたって仕事ぐらいこなしてやるぅ!」
アルコールが入ると人間の性格が大きく変わるって本当だ
言葉は今までよりは乱暴に聞こえるけど、それだけ僕と、彼の距離が近づいたってこと、かも
「おーし、お前も飲んでみるか?なにか思い出すかもしれないしな!」
一応、僕は記憶喪失ってことになってる
それにまだ未成年だし……
とりあえずお酒はお断りしておきました
お酒を飲んだらどうなるかも分からないの上に、下手な失言をしちゃったらどうしようもないから、ね

…………
そんなこんなで一週間は過ぎていった
可と不可で言えば不可の無い一週間だった

ただ一週間“だけ”だった


64 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18:36:06.42 ID:zkQMxW390
今日も彼は5時に目を覚まし、朝食を食べてから仕事へ出掛ける
初めは別々の部屋で寝ていたけど、最近では間にしきりを置いただけで、同じ部屋に寝ている
いつの間にか私、と呼ぶようになった自分がいるので、人がかわるにはそれほど時間は必要なさそうだ
同居、というよりは親戚の娘が居候している感じだから、彼もそれほど気にかけていないのかもしれない
さしずめ私は兄思いの妹か……
たとえ私のことを、その……“彼女”として見てくれていなかったとしても、彼の役に立てていればいい
彼の喜んでいる顔を見られれば、私は嬉しいから
それが妹ってものじゃないかな?
一人っ子だったから小説でしか見たことは無いけど、ね
「おー、もうそろそろか。それじゃあ時間だから行ってくる」
「はい、いってらっしゃい」
無事に帰ってきてね、と笑顔で言うのがいまや私の日課となっている
「おー、まかせろー」
ほとんどに閉じかかったドア越しに彼の声が聞こえる
ガチャンと扉が閉じる

さあ、今日も一日頑張ろう


65 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18:37:03.94 ID:zkQMxW390
早速、食器を水に浸しておいて、その間にお風呂の残り湯を使った洗濯
最初、一緒に洗濯することに抵抗があったけど、別に彼のだし、いいかなぁなんて
そんなに洗濯物の量が多いわけでもないのですぐに終わる
食器をきちんと洗って棚に戻し、こんどはお風呂の掃除
その後洗濯物をベランダに干しにいって、ついでに植物に水をあげる
……と、あれ?隣のベランダに洗濯物が干してある
一度も洗濯物がかかっているのを見たこと無かったけど住んでる人いたんだ

ピンポーン

お客さん?
そういえば、この家の中でチャイム聞くのって初めてだ
一週間経ったのに、結構初めてが多いなぁ
「すいませーん」
「はーい。ちょっとまってくださーい」
男の人?彼の友達かな?
どうして大声を出しているのか、インターホンじゃダメなのかなぁ

66 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18:39:07.08 ID:zkQMxW390
ガチャとドアを開けると、20歳くらいの男の人
顔は、格好いい部類に入る人
ただ、神の色が茶髪だし、すごく遊んでいそうな人で私はあんまり好きじゃない……
「うわー、やっぱかわいいな」
しかも第一声がそれですか、心証は最悪ですょ
「あ、俺となりに住んでるんだけど、今あいついる?」
「い、いないです」
こういう人は苦手、真っ正面から向かい合えない私
「あー、そう。……ところでさ、あいつとどんな関係?」
これ?と小指をたてる
「そ、そんな関係じゃありません」
強く否定したいけど、語尾に行くに従い声は小さくなる
あと、出来れば彼のことを「あいつ」だなんて言わないでくれないかなぁ、なんて心で言う
「そうか、じゃ君、今付き合ってる人とかは」
そこまで言って言葉を区切って
いったん私のことをジロジロと眺め、続ける
「いそうには見えないな」
失礼なことを、と言いたいけれど
確かに今は寝間着のまんまだったし、髪の毛も寝癖が残っている……
「それパジャマだろ?見た目くらい気ぃ使うからな、彼氏とかいりゃあ」
いちいち口に出さなくってもいいじゃないですか……本当に意地悪な人

67 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18:42:27.93 ID:zkQMxW390
「畜生〜!あいつ羨ましいなぁ。こんな可愛い娘と毎日ヤッてんだろ?」
「そ、そんなこと!一回もありません!」
男のこの一言に、つい大きい声を出してしまった
「どうしてそういうことを言うんですか!」
どうしてこのとき必死になっちゃったんだろう?
「まじ?あいつとはホントに関係ないわけ?」
男はそういって私の肩を掴む
「は、離してください!」
声を荒げても、この時間に声の届く範囲に人はいない
ひ弱な少女の力ではたいした抵抗にすらなりもせず、もう片方の腕で、両手の自由がうばわれる
「やめてください!」
反抗の声虚しく、男の顔が近づいてくる
「やめ、て……」
肩をつかむ力が更に強くなって……
「い、痛い……いたっ……っ!」
悲鳴は唇で消された
無理矢理押さえつけられて、だらしなく空いた口内へ舌が入り込んだ

やめてやめてやめてやめて……
涙が頬をつたう
ようやっと顔が離れていって、体に触れていた男の腕が離れて、力なく私の体は沈んでいった

ナゼ私ハ、ドウシテコウナル?
そう、いつもいつもこうだった……

68 名前: ブランクライフ 2007/03/03(土) 18:45:31.92 ID:zkQMxW390
以上でした。これでようやっとタイトル通りなりそうです
多分全体の7割はいったのであとは走るだけ〜です、ハイ

>>55
喜びをHKOKで現してみませう!

69 名前: 名無草 2007/03/03(土) 18:55:23.53 ID:HzGYCDXL0
無事浪人が決定しました。
雨にも風邪にも、浪人にもめげずに続きを書いていきたいと思います。

70 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 19:03:34.28 ID:OS+E9Jcd0
>>69
頑張れ、超頑張れ。俺も来年留年しそうだ

>>68
僕「わーい♪」
姉「どうしたの?」
僕「とうとう合格したんだよ、女の子検定一級っ」
姉「あら、じゃあこれからは好きなときに女の子になれるのね。」
僕「うん(ふふふー、こう見えて頭の中はエロいことでいっぱいなのだ〜)」

僕「あれ〜、免許がない〜、これじゃあ男に戻れないよぉ〜」
姉 (可愛いからもうちょっとだけ、ね。)


…いや、無理。

71 名前: 名無草 2007/03/03(土) 19:10:16.23 ID:HzGYCDXL0
夕食を取って、風呂に入ろうと思ったらお袋が電話していた。
気にせずに風呂に入る。
俺「あー、やっぱり風呂は良い……」
湯船に浸かりながらそんな言葉を漏らす。
しばらく湯を楽しんでいるといつものように姉貴が入ってきた。
姉「……“俺”、驚かなくなってきたね。なんだかつまんないな」
俺「そりゃ毎日のように乱入してきたら慣れるって」
姉貴の背中を流すと、姉貴は俺に背を向けるように催促してくる。
俺「いや、もう洗ったから良いって」
姉「良いから、ほら。背中向かないなら前から洗う?」
いや、遠慮しておきます……姉貴に背中を流してもらう。
途中から洗いっこからさわりっこになってきて……、
俺「やっぱり姉貴の胸大きいなー」
なんて言うと、“俺”くらいが丁度良い、なんて返してきた。
俺には分からない悩みがあるんだろう。
それから二人でのんびりと湯に浸かって、一緒に風呂から上がった。

風呂から上がるとお袋はまだ電話をしていた。
何だろう、と思いながらも詮索するのもどうかと思ったのでそのまま自分の部屋に向かった。


72 名前: 名無草 2007/03/03(土) 19:31:29.74 ID:HzGYCDXL0
部屋でぼんやりしていると、姉貴が部屋にやってきた。
もはや定位置になった俺の隣に座る。
姉「そういえば、学校に行けるようになったら何着て行くの?」
俺「そりゃ制服だろ」
姉「だから女の子のか男の子のかを聞いてるんだけど」
そんな質問から学校の話になって、復学してやりたいことを話した。
俺「やっぱ前みたいにあいつらとバカな話しして、バカなことやりたいな」
“もしも”の話しなんて好きじゃないけど、それでも言葉は止まらなかった。
気付けばいつもの寝る時間。
俺「っと、もうこんな時間だし、そろそろ寝よっか」
姉「明日は休みだし、もうちょっと話してても良いんだよ?」
俺「んー、いや。やめとく」
これ以上話ししてたらまた泣いちまいそうだし。
姉「そっか、それじゃぁ寝よう」
俺「ん、おやすみ」
姉「おやすみ、“俺”」
部屋の電気を消して、布団に潜り込む、そこでふと思った。
俺「そう言えば、今姉貴の部屋ってどうなってんの?」
姉「年頃の女にそんなこと聞くもんじゃありません」
軽く小突かれて、
俺「年頃の男を誘うような女が何言ってんの。まぁ体は女だけどさ」
今度は拳骨をもらった。
俺「っっ!!ぼ、暴力はいけないと思いますっ」
涙が滲む、頭を押さえながら抗議。
姉「下らないこと言ってないでさっさと寝なさい」
俺「はい」
言うが早いか姉貴は後ろを向いて寝入ってしまった。
ちくしょう、……なんだか寂しいじゃないか。

73 名前: 名無草 2007/03/03(土) 19:39:52.56 ID:HzGYCDXL0
なんとなくガス欠です
しばらく散歩でもしてきます

74 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 19:49:40.67 ID:2QB0hrFNO
>>73
自分はやっと浪人終わったよ。
辛いけど得るものは大きいから頑張って!


75 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 19:50:50.70 ID:OS+E9Jcd0
乙tk

76 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 20:34:45.18 ID:j2rbPC01O
保守

77 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 20:47:08.20 ID:j2rbPC01O
来週ある修学旅行のせいでコードギアスが観れないorz

そのせいかなかなか進まない……

78 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:00:45.97 ID:VEiQMGpW0
さて、二つほどアイディアはあるんだが
学園コメディー系と学園三角関係物、どっちがいいと思う?

79 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:01:21.61 ID:CjCXIjVmO
どっちもやるとイインダヨー

80 名前: 愛謝 ◆AwRoH5fkCI 2007/03/03(土) 21:33:20.22 ID:jsU0rAg9O
テストの前後一週間、いくちゃんに頼んで仕事は休みにしてもらっている。
「なぁ〜!正樹、これ見てみろよ!」
放課後、小学生以来の親友である田中茂雄から声をかけられる。
「どうしたん?それと声がでかい」
「これだよこれ!久々に当たりだぜ!」
「げっ!」
茂雄が興奮して広げたのは週刊漫画。そう、俺が巻頭グラビアのあれだ。編集長が選んだメイドコスのページ。
「げっ!…だって?こんな可愛い子なのにそりゃないだろ。お前の目は曇っているのか?」
微笑む『咲』の写真をうっとりと見つめる茂雄。どうやら俺であることはばれていないらしい。
「茂雄、グラビアばっか見てないで明日の試験に備えろよ。ま〜た数学で赤点取っても知らないからな?」
「正樹がヤマ教えてくれるから大丈夫」
胸を張って答える茂雄。こいつは俺が教えるのが当然だとでも思ってるのか?
「まぁ、いいけど。お前ん家でやるぞ」
「了解〜♪」
まったく、調子の良い奴だ。

81 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:34:00.36 ID:jsU0rAg9O
これしか書いてないんだ。すまない。

82 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 22:11:08.90 ID:8tx5bYLo0
>>81
いやいや、十分ですよ。

83 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 22:15:41.32 ID:VEiQMGpW0
>>81
非常に楽しみにしてます

>>79
それが難しいから聞いたんだけどな……
ええいやってやんよ!そして散ってやんよ!!

84 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 22:57:56.23 ID:7/bAsxtD0
保守

85 名前: 名無草 2007/03/03(土) 23:10:57.14 ID:HzGYCDXL0
>>74
ありがとうございます
頑張ってみます

>>83
それぞれ書いてみたあとにごちゃ混ぜのも書いてみては?

86 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/03(土) 23:31:40.38 ID:VEiQMGpW0
さて、逝きます
一応登場人物の設定紹介
新田 駿(にった しゅん)スポーツ万能のサッカー部主将、友之とは小学校からの親友

西村友則(にしむら とものり)学業優秀で穏やかな男。スポーツは苦手。

登場人物に名前付けるの初めてだな俺


87 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/03(土) 23:33:50.18 ID:VEiQMGpW0
2030年代 エネルギー政策の転換が急務となった時代
都市部の開発はもはや不可能となり、田舎町がどんどん開発され始めた時代
そんな時代の開発され始めた田舎町に、俺たちはいる。
そしてそんな時代にも、受験生というのはいるわけで
「ちょ、ちょっとまってよ駿!速いって!!」
「俺は浪速のシューマッハだあああああ!!」
こんなことを叫びながら自転車で坂を下る俺たちも、そんな受験生の仲間だ
「誰それ!?」
「なんか父さんがたまに叫ぶ名前だ!それ以上はしらん!!」
まあ、スポーツ推薦がほぼ確定な俺と、指定校推薦確実なあいつはもはや勝ち組
夏を制するものは受験を制す?関係ないね俺には
めんどくさい学校の強制補習が終わればフリーダム!!
というわけで今は、全速力で帰宅の最中。
「帰ってクーラーの効いた部屋で寝るんじゃあああ!!勉強なんてクソ食らえだあああ!!」


88 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/03(土) 23:39:11.32 ID:VEiQMGpW0
「はー……」
10分後、見事に夕立にあった俺たちは、神社で雨宿りすることになった
まだこんな神社が残っているのがこの町のいいところだが
「あと家まで10分というときに……」
「しょうがないよ、これだけ強く降られちゃ」
ゴロゴロゴロ
「あっちゃー、雷までなりだしたぞおい」
「うわあ……やだなあ」
「しかしあれだな、どうせ雨宿りするなら可愛い子と一緒がいいよな」
ついこう考えるのは男の性だろう
「何だよそれ」
「で、だ。こう雷が鳴ったときに女の子が『きゃっ』って……」
「もう、そんなことばっか考えてるから彼女ができないんだよ」
「おま、大きなおs
ゴロゴロゴロ ドガァーン!!
「キャーーーーーーーー!!」
「うわああああああ!?」


89 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:44:17.37 ID:UDukcoZs0
前スレdatあがってないのか・・・

90 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/03(土) 23:48:26.77 ID:VEiQMGpW0
「う……ん?」
いつの間にか俺は神社の床に寝ていた
どうやら落雷があって少し気を失っていたらしい。しかし「キャー」は無いだろ俺……
ちょっと恥ずかしいと思いながら友之を起こす
「おい、友之。大丈夫か?」
あれ?何か俺の声がおかしい。
「う……っと。え?君は誰?」
「誰って…駿だよ」
「え?でも……君、女の子…だよね?」
「は?女の子?誰が?」
「いや、だから、君が……」
言われて自分の体を見る。まず手足が短くなってる。そして胸が大きくなってる
そして髪が肩まで伸びてる。これはどう見ても女の子です本当に―
「って、そんな馬鹿なあああああああああ!!」


91 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:50:08.09 ID:j2rbPC01O
シューマッハの息子wwwwwwwwww

92 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:55:37.73 ID:il7BAxC60
浪速のシューマッハwwwww

93 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/03(土) 23:56:58.99 ID:VEiQMGpW0
「えーと、とりあえず君が駿であることは分かった」
30分程の説得により理解してくれた友之。
「そうか、それはよかt」
「そして僕たちの身に異常な事態が起こったことも」
「まあ、そりゃいきなり俺が女の子になったわけだからな」
「うん、それもそうなんだけど……今日は何月何日だった?」
「え?そりゃ八月二日……」
「八月に桜って咲くかな?」
そう言って友之が指差した桜は七分咲きといったところ。八月に……桜!?
「なんだ……何なんだよこれ!?」
「分からない。とにかく家へ、町へ行こう。」
「あ、ああ」


94 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 00:01:54.44 ID:78TbaTeG0
さて、いま俺は自分の家の前にいます。いるはずなんです
「はず」というのはどういうことかというと
「俺んちがNEEEEEEEEEEEEEE!?」
「ちょ、落ち着いて」
「これが落ち着いていられるかああああああああ!!」
一軒家が建っているはずの場所は、綺麗な空き地だった
「どうなってんだよ本当に!」
もうわけが分からない。泣き出したい気分だ
「もしかしてと思うけど……とりあえずうちも見てみよう」

「ああ、やっぱり……」
「お前、これは」
「うん、僕んちだ……改築前の……」
「改築前?」
それって、もしかして……俺たちは
でもそう考えると、町の様子が明らかにおかしいのもうなずける
「僕たち、タイムスリップしたみたいだ。何年か前の世界へ」
やっぱり……そうなのか
「どうなってんだよ一体よぉーーーー!!」



95 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 00:05:24.97 ID:78TbaTeG0
とりあえず今日はここまでです
なお俺とシューマッハは何の関係もありません。
むしろ勝手に使って反省している次第です

96 名前: 名無草 2007/03/04(日) 00:10:39.80 ID:6i4ohnzk0
シューマッハwww
これは、凄い期待してます

97 名前: 名無草 2007/03/04(日) 00:11:50.59 ID:6i4ohnzk0
俺「うごっ!」
朝、ベッドからずり落ちて目が覚めた。
俺「いてぇ……」
頭と右肩をさすりながら、二度寝しようとベッドへ這い上がる。
見ると姉貴はまだ眠っていた。
無理もない、外を見ればまだ明けきらない夜の余韻を残した紺色がかった空が見える。
寝ている間に寝返りをうったのか、こちらを向いている姉貴。
やば、なんか、寝顔が可愛い。
布団に戻って、腕を姉貴の後ろに回して姉貴の寝顔を見つめる。
姉「……ぅ、ん……」
しばらく見蕩れていると、姉貴の目がゆっくりと開いた。
俺「あ、おはよう、姉貴」
姉貴の髪を撫でながら言った一言は、自分でもびっくりするほど穏やかで、優しげだった。
なんだか姉貴が固まっている。
俺「?どうかした?」
姉「何、してたの?」
俺「姉貴の寝顔見てた」
言うと姉貴は、目を逸らして、照れたように少し赤くなって、目線をこちらに戻して、
むー、なんて聞こえそうな顔で俺の頬を無言でつねりはじめた。
俺「いは、いはいっへ!」
そうすると、姉貴は寝返りをうって、俺に背中を向けた。えーっと……、またですか?
俺「昨日姉貴も俺の寝顔眺めてたんだろ?なら、これでおあいこ!」
そう言って姉貴に後ろから抱きつく。
姉「ぅ、うるさい。あんたは可愛いけど、私の寝顔なんて見ても可愛くも面白くもないでしょ」
拗ねたように言う姉貴。
俺「いや、すごく可愛かった。正直見蕩れてたもん、俺」
っ!?あ、あんたね!なんて、顔を真っ赤にして睨んでくる姉貴の髪を撫でて、
ほんとに、可愛かったよ。そう言って姉貴を抱き寄せる。
そうして思った。これじゃぁいつもと逆だな、なんてこと。

98 名前: 名無草 2007/03/04(日) 00:13:45.76 ID:6i4ohnzk0
顔を洗って歯を磨こう。
思って階段を下りると、台所の方から朝食の支度をしているらしい音が聞こえた。
確か時刻はまだ6時の半ばだったはずだ。
なるほど、主婦は大変だな、なんて思いながら台所へ向かう。
俺「お袋、手伝おっか?」
その声で俺に気付いたお袋は一度目線だけ寄越して、手を止めずに言う。
お袋「珍しいこともあるもんね」
俺「たまたま早く目が覚めてさ、たまには親孝行でもしてみようかな、なんて思ってね」
台所に入っていって、
お袋「良い心がけね、でもそう言うことは着替えてから言わなきゃ説得力ないわよ?」
すぐに追い返されてしまった。
仕方なく当初の予定通り歯を磨いて、顔を洗って、自室に戻り着替える。
姉「あんたがこんな時間に動いてるなんて、珍しいこともあるもんね」
お袋と似たようなことを言う姉貴。
俺「姉貴にだけは言われたくないな」
言いながらも手早く着替え、台所に向かう。
と、お袋は居間のソファーに腰掛けていた。
俺「あれ、手伝おうと思ったのに。もうすることないの?」
お袋「ないわね。強いて言うなら……そうね、肩でも揉んでくれる?」
頷いて、ソファーに腰掛けたお袋の後ろに回る。

俺(肩を揉みながら)「お客さん、随分凝ってますね」
お袋「そうなのよ、手のかかる子が二人も居てもう大変でねぇ」
手のかかる子で悪かったな、思っているとお袋は言った。
お袋「今日、用事があるから出かけないようにね」
俺は頷いて、お袋の気が済むまで肩を揉み続けた。


↑のを待ってる間に書いたの連続投下

99 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 00:15:21.26 ID:bhf+sil40
>>95
wktkだぜ!

それと、謝罪までしか見たことなかったがお前のおかげで新年の挨拶とかあることに気づいた。ありがとうな。
ところで手錠いるか?

100 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 00:35:15.16 ID:78TbaTeG0
>>99
ノーサンキュー

まさかこのスレでこのやりとりがされるとは……

101 名前: 名無草 2007/03/04(日) 00:40:51.36 ID:6i4ohnzk0
>>100
確かに、考えても居ませんでした。


朝食を済ませて、居間で3人でテレビを見ていた。
するとお袋が姉貴を呼んで、部屋の隅で内緒話を始めた。
内緒話がしたいなら部屋変えれば良いじゃん……。
思ってチラリと盗み見ると、姉貴がなんだか驚いた顔でお袋を見つめていた。

昼前、来客にお袋が玄関へと向かう。
そして戻ってきたお袋が手に持っていたのは……、
俺の学校の制服(女生徒仕様)だった。
俺「はぁ!?なんでそんなのがあるんだよ!!」
思わず声を上げる俺。
お袋「驚かせようと思ってね。“俺”、よろこびなさい、復学の許可が下りたわよ」
俺「え?マジで?」
この後5分ほど「本当に?」「本当に」なんて間抜けなやりとりをして、
涙がこぼれるかと思うぐらい嬉しくなって、俺は歓声を上げた。
“男”と“友”にさっそく知らせようとすると、
お袋「まずは準備を終わらせてから、ね」
そう言って止められた。

そうしてあれこれと奔走していると、気付けば陽はすっかり落ちていた。
そうして、その人は訪れた。


102 名前: 名無草 2007/03/04(日) 01:08:51.07 ID:6i4ohnzk0
呼び鈴が鳴り、お袋が玄関へ向かう、そうして誰かが入ってきた。
そこに居たのは、
背は平均的な成人男性ほどある、黒く艶やかな腰まで伸びたストレートの髪をなびかせた、
小顔で、嫌味のない高い鼻に大きな瞳、上品な口元、眉は細くキリっとした印象を与える、
黒い髪が際立たせるのか雪のように白い肌をして、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んだ、
スーパーモデル顔負けのプロポーションにこの世のものとは思えない美貌。
それを持った、悪魔的で、しかも神懸った美人がそこに居た。
?「私は大阪から来ました、“大阪”って言います」
妙なイントネーションで喋る絶世の美女。
その声はどこまでも澄んだ風鈴の音色を思わせた。
大阪を、多分俺は口をだらしなく空けて、そのままじっと魅入っていた。
その動きの一つ一つが体を縛るようで、俺は動けず、喋れないでいた。
大阪「あれ?何か変ですか?」
そう言って大阪は、先ほどまでの完璧と思わせるほど自然な、
しかもどこか洗練された動きとは程遠い、どこかコミカルな動作で自分の服装を見る。
俺「あ、いや、すいません。そうじゃなくて、その、すごい綺麗だったから見蕩れちゃって」
大阪「もう、お上手やわぁ」
言って、大阪は頬を緩ませる。
っ……オーケー、もう慣れた、もう慣れた。
自分に言い聞かせて話をする。
どうやら彼女もまた、俺と同じくある日突然女になったらしい。
全国では俺を含め20名弱に同じような現象が起こったらしい。
政府はこれを重大な事件と捉えており、発見次第情報操作、封鎖でその個人の人権の保護をしていること。
またニュースになって居ないのは、政府による圧力で行っている隠蔽工作によるものらしい、
これは無駄な混乱を避けるためだとか。
最後に、情報の操作や封鎖、または人権の保護のため、10数人全員に女性の工作員が振り当てられ、
たまたまこの家に振り当てられたと言うことと、明日から、俺と一緒に学校に行くことになったと言うこと。


103 名前: 名無草 2007/03/04(日) 01:21:21.93 ID:6i4ohnzk0
俺「そっか、それじゃぁ、明日からよろしく」
自己暗示が効いてきたのか、すんなりと話せるようになってきた。
大阪「はい、よろしくおねがいします」
それともこのイントネーションが緊張を解してくれるのか。

しばらく話していて、分かったことは、
彼女はドラマやアニメで使われる不自然な関西弁が嫌いだということと、
彼女が本当は21歳だと言うこと、でも今は17か18くらいにしか見えない。
俺「それでも同じ学年ってのはちょっと無理があるんじゃない?」
大阪「そうでもないですよー、そう言うんは案外大雑把なもんやし」
なんか、素が出てきたのかな?なまりが強くなっている気がする。
その後もしばらく話をして、会話が途切れた頃に風呂に入ることにした。
大阪「そうや、一緒にはいりませんか?」
こいつもか……。

104 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 01:21:42.74 ID:UnB/ssTP0
          ,. -───-: 、
          /::::::::::::::::::::::::::::::::\
          / '':::::::::::::::::::::::::::::::''''' ヽ
         !::::::::::ィ::ハ:::;::::::::::::::::::::::::::!
       i::|:::i::/l/  i;::ト、:、:::i:::::::::::::::i
       |::i/レ'-i''  'ヽi-ヾ,ヽ!:::::::::::::l
       |::ハ -‐-   -─- i::::::::::::::l    また大阪や・・・
       |::::::l|  |     |  | |::::::::::::::!
       |::::::ヽ | r---、! l,.!::::::::::::::l
       l::::::::::::`;'-'=,‐,='r''i~!:::::::::::::::|
         !:::::::l、::r'"´'. ' l ' i::::::::iヽ:::l
       i:l、:::|./、_____,l::::;l:/‐'ヽ!
        '!ヽ;i'>l____,.//-‐'''"ヽ
            !/ |.VVVVVVVV.lV\!. i
         |  |        |    l

105 名前: 名無草 2007/03/04(日) 01:29:01.59 ID:6i4ohnzk0
>>104
すみません、正直狙いましt

106 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 01:39:55.77 ID:J2WYYzKFO
わっふるわっふる

107 名前: 名無草 2007/03/04(日) 01:41:10.57 ID:6i4ohnzk0
マサカこの流れは大阪と……

108 名前: 名無草 2007/03/04(日) 02:02:19.92 ID:6i4ohnzk0
なんとか“大阪”を言いくるめて一人で風呂に入る。
髪に付いたシャンプーを流しているとドアが開いた。
姉貴かな?……でも何か様子が変だ。
大阪「わぁ、すごい、浴槽大きいですねぇ」
なんとも間の抜けた声が聞こえた。
俺「っ!お、“大阪”!?」
慌てて振り返ると、大阪だけでなく姉貴まで入ってきている。
プロポーション抜群な二人が並んでいるのは、それはもう圧巻で、
俺「すご……」
思わず声が漏れた。
今日は三人で洗いあい、なんて言うか、危ない、いろいろと。
まずは俺と姉貴で大阪を洗う事になった。
大阪「はははは、っくすぐったいですってお姉さん!」
姉貴は後ろから手を回して大阪のわき腹をくすぐったり胸に触ったりしている。
鏡には顔を赤くしている俺が写っていた。
そうしているうちに大阪の番が終わって、次は姉貴が鏡の前に座る。
今度は大阪と並んで二人で姉貴の背中を流す。
洗っている途中で、大阪の手は姉貴の体に沿って進んで、
姉「ちょっ、“大阪”……」
さすがの姉貴も驚いたのかビクリと身を震わせる。
大阪「ふふ、さっきのお返しです」
姉貴の耳元でそう囁き、手は姉貴の胸へと伸びていく。
姉「ん、ぁ……“大阪”……上手すっ、ぎ……」
姉貴の胸を包む手の片方が下の方へと進んで行って……、
俺「すっ、ストップ!そこまでだから!体験版だから!!」
よく分からない事を叫びながら大阪を止めに入る。


大阪×姉貴でした

109 名前: 名無草 2007/03/04(日) 02:06:48.97 ID:6i4ohnzk0
そろそろ寝たいとおもいます、
それではまた次の機会に会いましょう。

110 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:28:10.76 ID:wUCuSLyC0
将棋をやってみる蜘蛛だ。
http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up0329.jpg
 蜘蛛「ねえねえ、通りすがりに道端の蜘蛛の巣を壊しちゃったせいで
     やって来た蜘蛛っ子に毎日メシをたかられてるサエない大学生の男!
     アンタひとりでなにやってんの?」 ← 忘れられてるかもしれないので説明的なセリフ
 男「・・・将棋。俺の数少ない趣味だ。」
 蜘蛛「ふ〜ん・・・」
 男「やるか?」
 蜘蛛「まあヒマだし、やってあげないこともないわよ。」
  (ルールを説明する。)
 《先手:男 後手:蜘蛛 対局開始》
 男「ま、最初はオーソドックスに。」
  パチリ!(先手 2六歩)
 蜘蛛「・・・」
  パチリパチリパチリパチリ!(後手 3四歩&8四歩&8五歩&8四飛)
 男「・・・手が四本あるからってそれはねーだろ・・・」

111 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 03:32:08.19 ID:zQcM63evO


112 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 05:11:11.57 ID:wUCuSLyC0
育った蜘蛛だ。
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/12246.jpg
  そんなこんなで蜘蛛っ子との生活も早数ヶ月が過ぎた。
  いい物を食っているせいか、最近なんだか肉付きが良くなってきた。
 男「意外なことに巨乳だ。」
 蜘蛛「なに見てんのよ。」
 男「・・・」
  むにゅっ
 男「うむ。やわらかい。」
 蜘蛛「・・・・・・・・・SATSUGAI!」

113 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 06:35:08.03 ID:sklmtRqEO
保守

114 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 07:08:11.68 ID:wUCuSLyC0
冬だけど春が来た蜘蛛だ。
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/12254.jpg
 男「・・・ん?」
 蜘蛛「目が覚めた?」
 男「オイ。俺はなんで布団の中で全裸で縛られてるんだ?」
 蜘蛛「まあアタシにも遅ればせながらやって来たわけなのよね、繁殖期。」
 男「・・・は?」
 蜘蛛「そんなわけでこれからアンタをおいしくいただいちゃおうってワケなのよ。」
 男「お、おいおいそれってまさか・・・」
 蜘蛛「観念しなさい!」
 男「や、やめろ〜! 俺は初めては好きな女の子とお花畑で・・・ アッー!」
  ・・・
 蜘蛛「ふー、気持ちよかった。アンタもよかったでしょ? アタシのなか。何回もイッちゃったわね。」
 男「しくしくしくしく・・・」

115 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 07:13:04.62 ID:wUCuSLyC0
繁殖した蜘蛛っ子だ。
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/12255.jpg
  半年後、増えた。
  どうやら俺は当分この生活からおさらばできそうにないらしい。

   【ひょんなことから蜘蛛が女の子 完】

116 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 08:02:43.41 ID:3NcX9LfA0
GJ!子供5人はきついなwww
ほんわかした絵が好きだ。だが人外好きとしてはガチエロも見t(ry

117 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 08:23:16.72 ID:vfA2bKXA0
>>115
殖えてるwww

118 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 10:59:23.54 ID:Tw5kni5bO
ほあ

119 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 11:34:54.37 ID:+TT4MnJNO
ほし

120 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 12:24:53.11 ID:6hCC6ollO
保湿

121 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 13:22:05.33 ID:66GNQZXsO


122 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 14:23:21.67 ID:bhf+sil40
>>115
うずらの時から大好きですよ。グッジョブ!!!

123 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 14:23:50.38 ID:uIhmlOPa0
昼間にもかかわらず投下ー

124 名前: I'm my sister ◆iIl1lB4oT2 2007/03/04(日) 14:24:32.42 ID:uIhmlOPa0
今日は時間が過ぎるのが果てしなく長く感じる。
これから一ヶ月に一週間、三、四十年続くのか…と思うと、鬱。
あと五分、と思い始めて二十分経ったころ、ようやく四時間目の終了の合図が鳴った。
同時に女の子がニ、三人、恵の元へ寄ってきた。
「めぐ、大丈夫?」
「え?」
「いや、調子悪そうだったし…。」
「そう? 別に…大丈夫だよ?」
とは答えたものの…。
うーん、なるべくいつもどおり振舞っていたつもりなんだけどなあ。
やっぱり女の子は鋭い?
「あ、ほら、王子様来たよ。」
「…その王子様ってのやめてくれない?」
とは言うものの、笑顔。
「まあまあ、さ、いってらっしゃい。」
廊下に英雄が顔を出していた。

125 名前: I'm my sister ◆iIl1lB4oT2 2007/03/04(日) 14:25:05.81 ID:uIhmlOPa0
腰のあたりが痛い。
「やわらかい椅子に座りたいな。」
しかし学校にそんなものがあるとすれば保健室か校長室くらいのものだろう。
屋上にはベンチが数脚。
英雄はそのうちのひとつに座り、自分のひざをぽんぽんと叩いた。
「座る?」
「バカっ!」
思いっきり叫んでいた。体が熱い。
剣幕に圧されたのか、返す英雄の声は小さくなる。
「いや、冗談…。」
「そんな冗談、やめてください!」
そのまま恵は元来た階段を下りる。
一階下まで降りきってから気付いた。
何であんなことで怒ってたんだろう。
慌てて屋上に引き返したが、英雄の姿はない。
そういえば屋上へ上がる階段はもうひとつあったんだ。
再び怒りがこみ上げてきて、つぶやいた。
「なによ…。」

126 名前: I'm my sister ◆iIl1lB4oT2 2007/03/04(日) 14:29:23.79 ID:uIhmlOPa0
結局恵は放課後図書室へも行かず、友達数人と下校した。
女の子だけと数人で、こんなに長い時間話し合ったことないな…。
そう思っていると。いきなり、誰かが話を切り出した。
「ケンカでもしたの?」
黙ってうなずく。
「どっちが悪いの?」
自分…だよな、どう考えても。
でも認めたくない。あいつだって…。
「謝っときなよ。」
無言の意味を察して、別のひとりが言った。
それからは、元の話で盛り上がった。

127 名前: I'm my sister ◆iIl1lB4oT2 2007/03/04(日) 14:29:54.56 ID:uIhmlOPa0
「ただいま。」
ひとりごとのようにつぶやいて、一直線に自分の部屋。
ベッドに倒れこんだ。
今日は勉強も、何もかもやる気がしない…。
ふいにドアをノックする音が聞こえた。
「姉ちゃん。」
「…入っていいよ。」
マッキーと話したら、少しは気がまぎれるかな。
「いやー、『マッキー』すっかり学校で流行っちゃったよ。」
「そう…。」
「うん…。」
何だよ、すぐ会話切るなよ。
一分ほど気まずい沈黙が続いた後、マッキーが切り出した。
「…あのさ、姉ちゃん、先輩とケンカした?」
…こいつ…。
「図書館に本返しに行ったらさ、先輩がなんか怒った顔で入り口の方じっと見てた。」
「あんた本なんか借りるんだ。」
「ああ、サッカーの本。って話そらすなよ。」
「…なんて?」
「いや、怖かったから話しかけられなかった。先輩の怒った顔初めて見たよ。」
そういえば…。
また少しの沈黙の後、
「姉ちゃん…仲直りしろよ…。」
「お前に…、」
「え?」
「お前に俺の気持ちが分かってたまるか!」
近所迷惑も考えず、ボリュームマックス。
「ご、ごめん…。」
マッキーが逃げ出すように出ていった、そのあとで我に帰った。
まただ…。

128 名前: I'm my sister ◆iIl1lB4oT2 2007/03/04(日) 14:30:34.55 ID:uIhmlOPa0
夕食の席で、弟には一言謝っておいた。
風呂は…こういうときは最後に入るのが礼儀(?)なんだろう。
夕食を食べ終え、部屋に戻り、またベッドにもぐる。
このまま寝ちゃおうか…。
と思っていると、携帯電話が鳴った。
誰からかは分かってる、取るか取らないか悩んでいると切れた。
二回目。今度は迷わず取った。
「今日はごめん…。」
先に言われてしまった。
「私こそ…。」
「いや、なんていうか…不安だったでしょ?」
「…うん。」
あれ、自分の声がなんか変…。
気付くと、泣いていた。そんなつもりないのに。
今日は感情より先に体が動いてる。
女の子って…生理中って…こんな感じなの?
男の目から見れば、彼女でもない限りいつがソレなのか全く分からないのに…。
こんなのを理性で押さえてるんだ。女の精神ってすごいなあ…。
で、俺もそれができなくちゃいけないのか…。
「でも…甘えてちゃ…ダメでしょ?」
「そんなこと! そんなこと…ないよ。」
堰が切れた。恵は、声を上げて泣いていた。

129 名前: I'm my sister ◆iIl1lB4oT2 2007/03/04(日) 14:31:17.36 ID:uIhmlOPa0
気付けば日付は変わっていた。
あのまま…泣き疲れて寝ちゃったのか。
電話は切れていた。
お風呂入んなきゃ…。
部屋を出ると、マッキーの部屋から呼ぶ声がした。
「姉ちゃん、ちょっと来て。」
言われるがまま部屋に入ってマッキーの第一声。
「泣かされた?」
そんな言葉が出るとは思ってなかったので、少し戸惑った。
確かに隣の部屋で聞いたらそうとも取れる。
マッキーは真剣な顔で続けた。
「もし先輩が泣かしたなら、先輩にだって容赦しないから。」
「いや…あの…。」
「姉ちゃんは俺が守るから。」
気付くと抱きしめていた。
マッキーがかっこよくて、でも可愛くも見える。これってナルシスト? それともブラコン?
「大丈夫。仲直りできたから…。」
「そう…。良かったな。」
「じゃ、お姉ちゃん風呂入ってくるから。」
マッキーの頭をぽんと叩いて部屋から出る。
今日は、大変な一日だったな…。

130 名前: I'm my sister ◆iIl1lB4oT2 2007/03/04(日) 14:31:54.86 ID:uIhmlOPa0
なお、この話に関する女性のアドバイスは一切ありませんのでご了承ください。

131 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 14:47:17.05 ID:uIhmlOPa0
というかそもそもこのスレ女いるの?

132 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 15:03:26.90 ID:UZZmR4QL0
vipにいるのは無職童貞だけです><
有職者、女、イケメンはNPCです><

133 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 15:23:43.11 ID:bhf+sil40
>>130
ナイスジョブなんだぜ?

あと池面じゃない男子学生もいるよ。

134 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 16:43:33.93 ID:2simt+PD0
むしろ今のVIPは学生が大半のような

135 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 17:24:25.25 ID:6hCC6ollO
誰が来たっていいとおもうけど、確実に言えるのは男率はかなり高い

136 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 18:02:41.06 ID:uIhmlOPa0


137 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 18:24:31.02 ID:ceSBhz4OO


138 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 19:02:06.44 ID:66GNQZXsO
ほっほっほ

139 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 19:43:13.19 ID:uIhmlOPa0
ほわーっしゅ!

140 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 20:39:06.58 ID:uIhmlOPa0
しゅ

141 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 20:53:48.78 ID:uIhmlOPa0
今日は過疎だな…

142 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 21:46:50.51 ID:ULRqFKPu0
じゃあ保守代わりに僕が第2章行きます

143 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 21:55:40.21 ID:uIhmlOPa0
ktkr!

144 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:03:27.64 ID:ULRqFKPu0
第2章:迷惑転校生


第一話

カンカンカン

例の音が聞こえる

そして

優「もう慣れたけど、毎朝こうやるのはちょっと疲れるんだよー。ってなわけで素早く起きる!」

・・・昨日出力120%にしててよく言うよ。節電しろって話だ。省エネ万歳

勇人「うーん・・・」

自分でも思う。何で僕はこんなに朝に弱いんだって。前世は吸血鬼辺りかと思えてしまう。

勇人「ふぁ〜あ、おはよう、ゆ・・・」

でも起きないと学校に遅刻するので起きる。んで優を見る

勇人「・・・う」

ものの見事に僕の言葉が一瞬途切れた

そりゃ優がいつもの料理するときのエプロンじゃなくて制服、しかも僕の学校の女子用制服なんか着てたら混乱する

いや、もしかしたら寝ぼけてるのかもしれない

145 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:03:58.80 ID:ULRqFKPu0
勇人「ごめん、寝ぼけてるみたい。もしくは風邪ひいて幻覚見ている。ってなわけで寝る」

再度布団に潜る

優「コラ。サボりたいだけでしょ」

そう言って布団をまくられる。んで再度優を見る

勇人「・・・」

冗談を言えるあたり、そこまで寝ぼけてるわけじゃなさそうなんだけど、目の前の光景がどうしても理解出来ない

とりあえず冷静に考えてみよう。前にも言ったことあると思うが、もう一度言う。COOLになれ、秋空勇人


・・・もちろん、結論が出るはずがない。ってなわけで本人さんに聞いてみることに

勇人「秋空優殿、一体何をなさってるのでしょうか?」

何故か超敬語。文法的に正しいかどうかは知らん

優「朝食つくってた」

普通に返される。いや、フライパンとおたま持ってるし、テーブルにきちんと朝食が置いてあるから朝食つくってたのは分かる

勇人「オーケー。質問を変えようじゃないか。何でそんな格好をしてるの?」

敬語面倒臭くなった。でも知りたいことはきちんと聞く

優「あぁ、これ?寸法合わせ苦労したんだ。似合うでしょ?」

146 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:04:36.02 ID:ULRqFKPu0
勇人「はいはい、似合ってますよ。僕と違って何着ても似合う人種ですから」

いやいや、聞きたいことはそこじゃない

勇人「じゃなくて、制服何か着てどうするつもりさ?ってこと」

優「ん、今日から僕も学校行くことにしたんだ」

・・・

優「あ、家事については大丈夫。結構体力あるから、学校から帰って来てバタンキュ〜ってことはないよ」

もちろんだが、問題はそこじゃない

聞きたくない・・・というかもう分かってるけど、一応聞く

勇人「何処の学校行く気だ?」

優「毎日見てるのにこの制服に見覚え無いの?勇人の行ってる学校以外何処があるのさ」

・・・

先生・・・昨日の時点で何も言ってなかったよな・・・

勇人「・・・マジ?」

優「大マジ。手続きとかはもう完璧だから。もちろん、学校では常識的に考えて行動するよ」

・・・ぬかりがないな

147 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:04:58.09 ID:ULRqFKPu0
優「というわけで今日から僕も学校行くから。あ、もちろんクラスは勇人のところ。ヨロシクねー」


さぁ、皆さん。僕の新しい学校生活が始まりますよー。タイトルは「秋空勇人の憂鬱」です。こうご期待


あぁ、憂鬱だ・・・

148 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:05:29.05 ID:ULRqFKPu0
第二話

勇人「おはよう・・・」

トモ「おはよう」

朝の挨拶を交わす。今日は挨拶では終わらなかった

トモ「・・・勇人。えらく暗いな。どうした・・・?」

勇人「これからのことを考えると・・・ノイローゼになりそうだよ」

トモ「あー・・・また優さん関連?」

もちろん、優関連。というか、あいつ以外原因として考えられるものないだろ

トモ「・・・俺に出来ることがあったら言ってくれ」

この心遣いは嬉しい。でも、トモに出来ることなんか無い・・・

現在、8時25分。おそらく、8時半に先生が来て優の紹介をするだろう

勇人「5分後に僕が暗い理由が分かる。全力で慰めてくれないか」

トモ「う・・・分かった」

相当暗い顔をしていたのか、トモが怖がっていた

で、5分。つまり300秒というのは結構短いもので、先生が前の入り口から入ってきて教壇に立つ

149 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:05:51.60 ID:ULRqFKPu0
先生「あー、今から臨時でちょっとだけホームルームをやる。全員着席」

いきなりのことでほとんどの生徒が混乱している

トモは僕と先生を交互に見ていた。・・・あまり見ないでくれ、こっちはつらいんだ

先生「ほら、着席と言ったからにはすぐ着席する」

と先生が言う。クラスの皆が着席して静かになった

先生「いきなりホームルームにして悪かった。んで内容なんだが、このクラスに転校生が来たから紹介する」

転校生というキーワードにクラス全体がざわつく

先生「んじゃ転校生に入ってきてもらうから静かに」

と言って前のドアを開けて入るよう促す

そして、優が前のドアから入ってきた。いつもと違って今日は大人しい感じがする

優が教室全体に視線を走らせる。トモのところで一回止め、そして僕のところでもまた一回止めた

優が教壇の真ん中に立ったところで先生が黒板に『秋空優』と書いた

先生「えー、今日から共に過ごすことになった秋空優さんだ。皆、ヨロシク頼むぞ」

トモがこっちを見る・・・こっち見るなって言いたい

先生「じゃあ簡単に自己紹介でもしてもらうことにしよう」

150 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:06:35.77 ID:ULRqFKPu0
と言って優を教壇に残して先生は教室の端にある椅子に座った

優「始めまして。秋空優です。えーっと・・・趣味は、料理・・・です。あ、女性らしさアピールってわけでは無いので」

クラス一同、唖然とする。そりゃいきなりこんな濃い人間が来るんだもんなぁ・・・

優「うん・・・と、まぁヨロシクお願いします」

と言って丁寧にお辞儀をする。・・・体裁だけはよくしてるみたいだな

先生「そういうわけだ。もう2月だけどあと2年は一緒だからな。んで、席なんだけど・・・」

先生が教室を見回す

先生「転校生特権か分からんけど、好きなところでいいか。何処か希望あるか?」

優「え?じゃあ・・・」

ここぞとばかりに僕に視線を送る。しかもウインクと来たもんだ

もちろん、クラスの皆が僕の方を見てくる・・・あの野郎、ぶちまけられてえのか・・・

優「愛しの勇人君の隣で」

しかもこんなことまで言い始める始末・・・手、振ってるんじゃねーよ

そして僕の席の隣に座る。隣の人とそれより後ろの人は一列後ろにずれた・・・何が転校生特権だ

151 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:07:09.72 ID:ULRqFKPu0
勇人「始めまして。秋空優さん」

明らかに声に怒気を込めて言う

優「あはは・・・怒ってる?」

勇人「全然怒ってません」

優「怒ってるねぇ・・・カルシウム不足するような栄養バランスの食事は作ってないはずだけど」

・・・

勇人「お前、常識的に考えて行動するって言ってたはずだが」

優「え?これ常識の範囲内じゃん」

ダメだ、こいつ・・・

先生「と、いうわけだ。他に連絡事項はないから、ホームルーム終了」

先生が教室から出る。それと同時にたくさんのクラスメイトがこっちに寄って来る・・・

もちろん、こいつらの下らない質問に答えるつもりなんかない。こういうのは転校生にやらせるべきだ

勇人「優。クラスメイトからの質問だ。全部お前が答えろ。僕には関係ない。というか転校生なんだろ」

そう言って席から立ち上がる

優「え、勇人何処行くのー?」

152 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:07:30.94 ID:ULRqFKPu0
クラスメイトの群れから脱出して唖然としているトモの元へ向かう

勇人「約束だ。全力で慰めてくれ」

トモ「・・・想定の範囲外だった。けど、勇人。お前はよく頑張った。だからこれからも頑張れ」

全然慰めになってねえよ、チクショウ・・・

153 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:07:53.18 ID:ULRqFKPu0
第三話

帰宅

今日程疲れた日はない。というかしばらくこんな日が続くと思うと、不登校に陥りそうだ

優「ふぅ〜疲れた。今日は大変だったね。転校生ってあんな感じなのかな?」

勇人「貴様のせいで僕はお前の10倍近く疲れたんだぞ」

優「んー、でも僕は楽しかったよ」

あれだけ面倒なことになって楽しめるなんて、社交性にかなりの違いがあるな

勇人「明日が金曜日か・・・明日が終わるまでもつかな・・・僕の体」

優「大丈夫だって」

優が根拠の無い励ましをする。というか原因作ったのお前だろ・・・


優「それにさ・・・僕も、久しぶりの学校・・・楽しかったんだ」

・・・

そうか・・・ユウだって学生だったんだ・・・

優「よかったよ、この体の持ち主が僕と同じ年齢で」

優の体の持ち主がユウと同じ年齢だということは初めて知った

154 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 22:12:53.38 ID:2simt+PD0
wktk

155 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:29:37.35 ID:i35PrEy9O
もともと僕のドッペルゲンガーと間違えるくらいだから、僕とそんなに年齢に差が
ないとは思っていたが、同い年だとは・・・

勇人「・・・僕は疲れたけど・・・優はどうだった?」

優「僕も、多少は疲れたよ。でも、楽しかった」

勇人「そうか・・・僕は疲れただけだよ・・・」

けど

勇人「でも、楽しくなかったって言ったら、それは嘘になる」

そう言って優を見る。優は笑っていた

優「そう・・・よかった」

勇人「明日は金曜日・・・か」

優「うん、だから明日もヨロシクね」

勇人「面倒臭いなぁ・・・」

面倒だと言ってるけど、はやく明日にならないかな、と願っている僕がいた。何でそんなこと考えてるんだろう

朝たまっていた憂鬱は、今は明日への期待に変わっていた。

理由は僕にも分からない

156 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/04(日) 22:31:52.23 ID:i35PrEy9O
第2章終わりでっす

規制対策してなくて、最後だけ無駄に遅れました

157 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 22:36:43.68 ID:Tw5kni5bO
ええい続きはまだか

158 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 22:37:59.90 ID:uIhmlOPa0


そういえば結構長いな
一行ごとに空行入れてるせいだと思うが

159 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 22:42:13.09 ID:DHl8ee5s0
7 名前:('∀`)[] 投稿日:2007/03/04(日) 22:27:37
>>5
VIPPERうざい帰れ

8 名前:('∀`)[] 投稿日:2007/03/04(日) 22:29:09
vipperなんて生きる価値無い

../../bubble5_motetai/1172/1172872716.html

ここでvipperが馬鹿にされてるお、突撃だお

160 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 23:22:11.12 ID:6hCC6ollO
OK、保守しようか

161 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 23:36:54.25 ID:78TbaTeG0
キシリトールガムの噛みすぎはお腹がゆるくなるのでご注意を……
おさまったようなので投下します

162 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 23:42:58.66 ID:78TbaTeG0
徐々に町が夕焼け色に染まってゆく。だけど俺たちはそこから動けない
「これから、どうすればいいんだろう」
そんな言葉が、自然に口からこぼれる
「わかんない」
友之も途方にくれている。
「ここは、僕たちの世界じゃない。僕たちのことなんて誰も知らない世界だ。だから―」
「あら美幸、帰ってたの?」
友之の言葉は、見知らぬおばさんによりさえぎられた。上品そうな女性だ
「みゆき?」
俺のことを言ってるのか?なんだか、妙に聞き覚えのある名前だけど
「あら?そちらは?もしかしてもうお友達ができたの?」
「あの、僕は……」
「初めまして。そこのアパートに引っ越してきた“東”です。よろしくお願いします」
あずま……みゆき……あずま……って、母さんの旧姓!?じゃあまさか俺は……
「じゃあ美幸、そろそろ晩御飯だから」
「ちょ、ちょっとこの人ともう少し話させて!!」
「あ、美幸?」
そう言うと俺は、友之の手を引いて走り出した


163 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 23:52:01.53 ID:78TbaTeG0
「はあはあ……どうしたんだよ駿?」
「はあ…はあ……“東 美幸”は、俺の母さんの名前だ。そしてあのおばさんは俺のことをそう呼んだ」
「え……それって?」
「多分俺は今、俺の母さんになってるんだ。だとしたら多分お前は」
「あー!友則(とものり)!!何やってんの?」
「え?」
振り返った俺たちの目の前には、ポニーテールの美少女がいた
「あら?あなた初めて見るわね。転校生?」
「えっと……」
「私の名前は“山本 夏紀(やまもと なつき)”よろしくね」
「あ、東 美幸……です」
「うん、美幸ちゃんね。よろしくっ!で、友則は何やってんの?」
「あ、えーと、この子に町の紹介を」
「ふーん……ま、アンタが何しようと私の知ったこっちゃないけど」
じゃあなんで聞いたんだろう……
「じゃ、またね。美幸ちゃん!」
そういって彼女は帰っていった。本当になんだったんだろう


164 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 23:58:46.51 ID:78TbaTeG0
「夏紀って…お母さんの名前だ……」
さっきの女の子が帰って行った後で、友之がつぶやく
「お前、友則って呼ばれてたな」
「友則って…じゃあ今の僕は……父さんになってるってこと!?」
「だろうな」
もう間違いないだろう。この世界で俺たちは、それぞれの親になってしまったんだ。
俺は母親に、あいつは父親に。
「何か、とんでもないことになっちゃったね」
「ああ……」
「夢じゃ……ないんだよね…いたっ!なにするんだよ」
「夢じゃないらしいぜ。でもとりあえず今日は家へ帰ろう。もう疲れた」
「そうだね」
「帰る」という言葉が正しいのかどうかは分からないけど、今はとにかく休みたい



165 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 00:08:18.80 ID:u0U49dND0
アパートに戻った俺は「東」の表札がかかった部屋に入った
「ただいま」
自分の家じゃないところに「ただいま」は変な感じだ。
「お帰り。さっきはどうしたのよ急に……まあ、お友達ができたみたいだからいいけど」
母さんの母さん―つまりばあちゃんなんだよなこの人
「ごめんなさい」
とりあえず謝っておく
「いいのよ。それにしてもさっきの男の子、いい人そうね」
「え……っと、うん」
「うん、ああいう子がいれば大丈夫ね。きっと」
なにが大丈夫なんだろう。ちょっと気になったが聞かないことにした。
今は聞かないほうがいいと思う。別人だと思われたら嫌だし
「さあ、晩御飯にしましょう」
ばあちゃん―この世界での俺の母さんの作った料理はおいしかった。
と同時に、元の世界のことが思い出されて、ちょっと泣きそうになった。
俺は元に戻ることができるのだろうか


166 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 00:13:05.19 ID:u0U49dND0
「美幸、お風呂沸いたから先に入りなさい。」
ご飯の後ちょっとボーっとしていると、そう言われた
「まだあまり片付いてないから、着替えは出しておくからね」
ということなので、風呂へ向かう。あまり広くはない部屋なのですぐに場所は分かった
で、服を脱ぐ。豊かな胸があらわになる……って何かこれまずくない?いや、自分の体だからいいよな?むしろ堂々と脱ぐべきだよな、うん
そういえば年頃になってから女の裸なんて生で見ることはなかったわけで、ましてや同じ年の女の子の体など……
「もしかしてちょっと幸せなのかも」
うん、ちょっと元気出た。にしても母さん、ないすばでー

風呂から出ると、女物の着替え一式がおいてあった……無論パンツやブラも
なんと言うかこの感覚は……うん、一線を越えちゃったよ俺。
でもこれからはこうして女の子として生きていかなくちゃならないわけで……もし元の世界に戻ったとき、変な趣味に目覚めてたらどうしよう
そんなことを考えているうちに、疲れが出てきて眠ってしまった。


167 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 00:15:20.92 ID:u0U49dND0
今日はここまでです
にしても学園もののつもりなのにまだ学校に行けそうにないorz

168 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 00:33:49.96 ID:9KiTTVBZ0
乙です

このまま戻れないと近親相姦…

169 名前: 名無草 2007/03/05(月) 00:37:18.11 ID:gbOLKODU0
凄い、インフルエンザです。
と言う訳で番外編。

[風邪、お粥と……。]


>>167
俺なんて女になるのに丸一日分書きましたy

170 名前: 名無草 2007/03/05(月) 00:38:00.52 ID:gbOLKODU0
俺「あー、だりぃ……」
包まった布団の中から窓を見る。
外は腹がたつ程の快晴で、風も弱く、早くも春が訪れたかのような陽気。
絶好のスポーツ日和と言ったところだろうか。
『ピピピピ』
懐から電子音が鳴り響く。
脇に挟んでいた計測器具を取り出してそれが指す数値を見る。
俺「39.0℃……」
完全に体調を崩しているらしい。
全く、今日は卒業式で休みだってのになんでこんな日に……。
思いながらも動く気になれないので寝ることにした。
体も疲れているのか、瞼を閉じるとすぐに意識は遠のいた。

どれくらい時間がたったのか、ドアをノックする音に起こされる。
俺「……誰?」
聞くのは形だけ、この家でノックして部屋に入ってくるのはあいつだけだ。
大阪「私です、入っても良いですか?」
俺「風邪、うつっても良いなら好きにしてくれ」
言うと、ドアが開く音がした。
大阪「“俺”さん、気分、どうですか?」
俺「ちょっと最悪かも」
大阪「ご飯、食べれそうですか?」
見ると大阪は一人用の小さな土鍋を持ってきていた。
俺「あっさりしたのなら、なんとかなりそうかな」
それを聞いて嬉しそうな顔をする大阪。
聞くと、大阪がお粥を作ってくれたらしい。
俺「ありがとう、……いや、一人で食べられるから」
あーん、なんて言いながら食べさせようとする大阪は、
お椀とレンゲを受け取ると、なぜか残念そうな顔をする。

171 名前: 名無草 2007/03/05(月) 00:38:40.09 ID:gbOLKODU0
俺「ん、美味しい……」
正直な感想を漏らすと、大阪は嬉しそうに頬を緩めて言う。
大阪「ほんまですか?良かった……」
量も丁度良くて、食べ終えるとなんだか眠くなってきた。
大阪は食器を持って台所に行った。
ベッドでうとうとしていると、またノックが聞こえた。
俺「どうぞ」
入ってきた大阪は、手に洗面器を持っていて、
大阪「体、拭きに来ました」
そうですか、じゃなくて。
俺「いや、自分で拭くからいい」
大阪「背中まで自分で拭けるんですか?」

しばらくは断っていたのだが、結局言いくるめられて体を拭いてもらうことになった。
俺「ちょ、くすぐったいって」
大阪「あ、ちょっと、あんまり動かんといてください」
なんて言ってる内に拭き終わって、
大阪「はい、終わりましたよ。なんか眠そうですね」
俺「うん、正直、眠い」
服を着ながら答える。
大阪「それじゃぁ、失礼しますね」
そう言って、俺の頬にキスをして、
大阪「おやすみなさい、“俺”さん」
息が止まるかと思うほど綺麗な笑みを残して部屋から出て行った。
……おやすみなさいなんて言っておいて、これじゃぁ眠れないじゃないか。
そんなことを思いながらも、眠気には勝てず、そのまま眠りについた。

次の日、すっかり風邪の治った俺は、大阪の看病をすることになった。
番外編[風邪、お粥と……。] fin.

172 名前: 名無草 2007/03/05(月) 00:41:57.82 ID:gbOLKODU0
来てそうそうですが
そろそろ眠らせてもらいます
それではまた次の機会に会いましょう

173 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 00:56:34.17 ID:aG76X4DWO


174 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 02:10:29.08 ID:8O5ym8X1O
ほし

175 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 02:31:19.33 ID:MTjvVPlAO
今日は1日過疎だったな

176 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 03:12:53.19 ID:g00YaLmf0


177 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 04:18:53.79 ID:rMAeigOf0
保守

178 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 04:51:33.32 ID:w66tN1Q40
避難所に動きが無いと思ったら、新スレ立ってたんか

179 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 06:32:56.57 ID:EgAhgs6TO
保守

180 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 07:39:48.18 ID:mo0s2HgX0
俺が書くとエロゲ展開まっしぐらになる/(^o^)\

181 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 08:35:22.36 ID:w66tN1Q40
>>180
どんな展開か知らんが、エロゲ展開とか言われると
激しく興味をそそられるわけだが

182 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 09:35:18.30 ID:8O5ym8X1O
ほし

183 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 10:41:37.69 ID:JEU4Tnc6O
いも

184 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 11:17:23.04 ID:9KiTTVBZ0
食べたら

185 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 12:20:05.51 ID:9KiTTVBZ0
中から

186 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 12:52:54.03 ID:8O5ym8X1O
なにかが

187 名前: 誰か手伝ってください>< 2007/03/05(月) 12:53:34.78 ID:9KiTTVBZ0
妖精さんが

188 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 12:53:54.55 ID:9KiTTVBZ0
あうっ

189 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 12:57:25.19 ID:hSliJvtW0
ひょんなとこから女の子が出てきました

190 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:04:49.88 ID:9KiTTVBZ0
その女の子は言いました

191 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:06:31.02 ID:hSliJvtW0
呪ってやる

192 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:06:31.47 ID:je1taRD8O
「サプラーイズ!!」

193 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:19:45.32 ID:YPl/WRZp0
そして私は

194 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:22:09.99 ID:hSliJvtW0
女の子を

195 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:22:43.46 ID:lWdCBNgtO
拉致した

196 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:30:00.65 ID:9KiTTVBZ0
「フヘヘ、もう逃げられませんよw
 私のアソコはビンビンに…ってあれ?」

197 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:34:01.18 ID:kPQ3Yitj0
私のアソコがありません

198 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:34:04.67 ID:hSliJvtW0
な…無い!私の愛しきペニスがぁぁぁぁぁぁああああああ

199 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:47:32.44 ID:9KiTTVBZ0
しかも胸が…少し膨らんでいる?

200 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:48:21.70 ID:hSliJvtW0
ねーよ。うん。錯覚だ。ペニスを股に挟んでたのを忘れてた。

201 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 13:57:40.22 ID:9KiTTVBZ0
女「変なことしたら今度は錯覚じゃ済みませんよ?」

202 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 14:01:46.02 ID:hSliJvtW0
な、なんだってー

203 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 14:03:57.37 ID:kPQ3Yitj0
錯覚じゃすまないだと?
しかし、さっきのはなんだったんだろうか。
もしかしてアレか、「ジャスト一分だ、悪夢は見れたかよ?」ってやつか?

204 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 14:19:25.71 ID:9KiTTVBZ0
よし、どうやらここは「ちんこをさりげなく女の口に入れる方法」を実践する時のようだ

205 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 14:50:43.66 ID:kPQ3Yitj0
慌てるな、基本はそう、『さりげなく』だ。

206 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 15:04:46.02 ID:9KiTTVBZ0
さて…どうしたものか…

207 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 15:27:10.23 ID:QMSkYg+0O
まず彼女に目隠しをすることにしました

208 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 15:31:02.33 ID:kPQ3Yitj0
アレ、意外とおとなしいな。
コレはさりげなくねじこむチャンスかもわからんね。

209 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 15:41:10.42 ID:9KiTTVBZ0
!女の口がにやけてる…これはまずい…

210 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 15:50:25.83 ID:MTjvVPlAO
しかし気にせずねじこみます

211 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 15:51:36.18 ID:9KiTTVBZ0
さりげなくない気もするがまあいいか

212 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 16:21:47.91 ID:QMSkYg+0O
女「んぶっ!?んあっ…」

213 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 16:33:14.28 ID:9KiTTVBZ0
その時、まぶしい光が!

214 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 16:54:02.34 ID:QMSkYg+0O
男「な、なんだこれは!」
光の中から現われたのは…

215 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 17:20:02.19 ID:j8ybRXuj0
と、ここでネタばらし
実は女の子は男の子が変身した仕掛人だったのだ!

流れぶった切りますが、>>67だと歯切れが悪いので投下します

216 名前: ブランクライフ 2007/03/05(月) 17:21:18.60 ID:j8ybRXuj0
ずるり、と落ちていくぼやけた視界、はっきりと覚えているのは男への感情
下衆、外道、ケダモノ、悪魔、鬼、ありあらゆる男への罵り
死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ死ンデシマエ……

男が自分の肩に手を伸ばしてくるのが、目の端に映る
「……ゴメンナサイ、モウシナイカラ……ヤメテ、ユルシテ、ゴメンナサイ」
今の私は死んだ魚、壊れた人形。人の証は流れる涙だけ
近づいてきた手のひらを弾く
とたん、また恐怖と不安に教われる
「ゴメンナサイ、赦シテ…」
玄関に顔をぶつけても、痛みも感じなかった
目をつぶって、暗闇の中で、ずっと、ずっと、呟き続けた

『ゴメンナサイ……』

どのくらいたっただろう
気がつくと男はもういなかった
涙で汚れた扉をシャツの裾で拭う
ふらふらと立ち上がって、そのまま玄関の中に倒れ込んだ

217 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 17:22:00.19 ID:MVaYKtYj0
../../music8_compose/1172/1172926950.html
現役厨房の世界一痛いコテ「まこと」が暴走中
至急応援を求む

546 :まこと :2007/03/05(月) 17:15:23 ID:MTUMVJNg
あと>>534
ちゃんづけするジテンで自分のキモさに気付け。
皆、そうだとおもわないか?
あと、お前ちゃんとこのスレ消しとけよ

自分が立てたすれなのに削除要請ww
その上vipperを軽く見てやがるwwwただ今やつがスレにいるので至急アンチよろしく。どうやらvipから来ましたというのに大して馬鹿だから喜んでるようだwwwwwアンチしないとわからないぞこいつはww


218 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 17:22:18.51 ID:j8ybRXuj0
以上、これだけなんですけどね
ここから少女の人生真っ白です。予定では……

219 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 17:36:52.12 ID:PWQq5qFPO
うひー、見てて辛い(´;ω;`)
おのこのこに生まれてきてゴメンナサイ

220 名前: ◆wjOmYNm0Aw 2007/03/05(月) 17:38:01.76 ID:Opq7rB9i0
志村ー、名前名前&乙カレーです

いやー、暗くなってまいりました。僕も書かないと

221 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 18:36:08.55 ID:9KiTTVBZ0
これから保守のときはリレーしながら…

222 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 18:44:41.05 ID:QMSkYg+0O
そう思っていた時期が俺にもありました

223 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 19:16:07.32 ID:+tqWBNSL0
保守

224 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 19:49:02.38 ID:u0U49dND0
さて、昨日の続き行きます


「ふぁああああ」
目が覚める。トイレに行きたい。まだ眠気の残る頭でトイレへ……

ゴン!

「いてっ!!」
いつものように部屋を出ようとし、壁にぶつかった事で目が覚めた
「そうか、ここは母さんが住んでいたアパートで、俺は今母さんなんだよな」
本当に夢見たいな話だが、これは現実なんだ。嘆いても元に戻るわけじゃない
一日休んだおかげか、不思議とこの世界で生きる決意が湧いてくる
もともと頭は悪いんだ。悩んだってしょうがないさ。何とかなるだろう
ふとカレンダーに目をやる。今日は「2007年4月8日」らしい。春休み中なわけか
「美幸、朝ごはんよ」
なんとかなるよな。多分。
「はーい」


225 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 19:52:16.29 ID:u0U49dND0
ピンポーン
朝ごはんが終わってちょっと部屋を片付けていると、チャイムが鳴った
「はーい。」
ばあちゃん―いや、「お母さん」が出る
「あら、あなたは昨日の」
「えっと、僕西村っていいます。それで……その、美幸さんいますか?」
友之?なんでこんな時間に?
「ええ、ちょっとまってね。美幸―」

「で、どうしたんだよ」
「ちょっと、まずいかもしれないことに気付いた」
深刻そうな顔で友之が言う
「どういうことだ?」
「僕たちは、過去に来てそれぞれの親になってしまった。それは分かったよね」
「ああ、それがどうしたんだよ」
「ということは、僕たちが歴史にそぐわない変な行動をした場合、最悪僕たちの存在が消えちゃうかもしれない……ってこと」
「……もうちょい詳しく」
「よくSFなんかであるけど、具体的にはそれぞれの結婚相手と結婚しなかったりしたら……ってこと」
「ああ、よく聞くよなそういうの」
ってことは、もう俺たちの結婚相手は決まってしまってるわけで……


226 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 19:57:58.91 ID:9KiTTVBZ0
ああ、それで最初未来だったわけか

227 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 20:00:34.57 ID:u0U49dND0
「いやちょっと待て、じゃあ俺は父さんと結婚しないといけないってことか!?」
「僕だってお母さんとだよ!」
「父さんと付き合った挙句突かれろってか!?」
「ちょ……可愛い顔してシモネタ言わないでよ」
「誰が可愛いんだよ!?」
「いや、駿が……」
「え……?」
「え……と」
な、なんか変な雰囲気になってる気がす、
「で、でもさ、お前の母さんあんなに可愛いじゃん。俺なら喜んでつきあうぜ」
「じ、じゃあ駿のお父さんだって、東大卒のエリートじゃん。近所の奥様方に人気のかっこよさだし」
うーん、俺たちの親って以外に凄いんだな。
「じゃあ……なんとかなるかもな」
よく考えたら親子なんだし、好みも似ているかもしれない
なんか問題がある気がするけど……


228 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 20:06:52.70 ID:u0U49dND0
「まあ、俺の場合はまず父さんにあってみないとなんともいえないしな」
そういえば父さんって、エリートだったんだな。アホなことばかり言ってるから忘れてたけど
そういえば父さんと母さんって、大学で出会ったって昔聞いたような……
ん?大学?
「うわあああああああああああああああああ!!」
やばい、これはやばい!!シャレにならないぞこれは
「ど、どうしたんだよ駿。急に」
「おま、ちょ、ちょっとやばいぞこれ」
「何が?」
「父さんと母さんは、大学で出会ったんだよ!!」
「大学って……東大!?でも駿の成績って……」
「赤点取らない程度しか勉強してねえよ!!東大なんて無理だよおおお!!」
何しろスポーツ推薦で大学いくつもりだったわけで
「あっちゃー……」
なんとか……ならないかもしれない。



229 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 20:15:48.41 ID:u0U49dND0
「ただいま」
軽く凹んで家に帰る
「大丈夫、僕が教えてあげるから。」なんてあいつは言ってたけど……
そもそも俺に勉強しろというのが無理なわけで……ましてや東大なんて
「お帰り。ご飯はもう少し待っててね」
……部屋の整理でもするか。明日から学校らしいし
必死にやれば俺だって……父さんと母さんの息子だしな。うん
「えっと、教科書……ノート……母さん字綺麗だよな」
「へー、この時代の教科書ってこんなんなんだ」
などと独り言をつぶやきながら片付ける。
「ん?日記帳?」
女の子の日記帳……これは読むしかないだろ
母さんの高校時代の思い出が綴られたノート
何より、現役女子高生の甘く切ない独り言が書かれたノート!!
男にとって未知の領域。読ませていただきます!
嬉々としてページをめくっていく。1、2、3……って……
「え?何だよ……これ?」


230 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 20:21:37.76 ID:u0U49dND0
今日はここまでです。どうやらやっと学校にいけそうです
あと、本当は現代から過去に飛ばそうと思ってたんです
でも、生まれる前のことを書けそうになかったもんでorz

まあ、そのおかげでネタは増えたけどね!

231 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 20:25:54.65 ID:9KiTTVBZ0


なんか着物着てでっかいリボン結んでるイメージだったが
よく考えたら昭和中期でもそれはねーよな

232 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 21:15:07.13 ID:MTjvVPlAO
ほし

233 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 22:03:37.38 ID:QMSkYg+0O
ぶどうを

234 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 22:04:20.78 ID:j8ybRXuj0
食べたらとたんに女の子!

235 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 22:07:05.06 ID:9KiTTVBZ0
そして干し芋の中に囚われました

>>182にもどる

236 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 22:39:52.86 ID:9KiTTVBZ0
そして>>215からのつづき

(女だった)男「悪いな、お前の『男』を貰ったぜ…」
私「ど、どういう…はっ!」
今度こそ私は女になっていた

237 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 23:06:37.37 ID:MTjvVPlAO
私「まぁいい。女になったならやることは1つ!」

238 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 23:12:52.97 ID:kPQ3Yitj0
そう、それは映画をレディースデイに見ることだ!

239 名前: 名無草 2007/03/05(月) 23:23:18.40 ID:gbOLKODU0
流れきりますが>>108の続きです

そうして最後は俺の番、二人に背を向ける。
二人掛りで背中を洗われる。
しばらくして泡を落とすために湯をかけられて、もう大丈夫だろうと油断した。
途端、後ろから腕が回りこんできて、
俺「っ、ちょ……」
俺の胸を揉み始める。
と、姉貴が前に回ってきて……、
姉「ふふ、可愛い……」
姉貴の顔が近づいてくる。
“大阪”に押さえられていて逃げることが出来ない。
……違う。多分、俺は姉貴が、欲しいんだろう。
もう姉貴は目の前で、それで俺は目を瞑って、
ただ触れるだけのようなキス、それでいて優しい口付け。
ゆっくりと目を開ける俺。
目を開けるとそこには姉貴が微笑んでいて、
姉「はい、そこまで」
いつの間に汲んだのか、洗面器一杯の冷水を遠慮なく俺と“大阪”にぶちまけた。
俺「ひぁ!冷たっっっ!!」
大阪「やっ、お、お姉さん!」
それぞれに悲鳴を上げる俺たちを無視して一人浴槽に浸かる姉貴。
俺「なにすんだよ姉貴!」
言いながらシャワーを浴び……
俺「っ!?」
シャワーから勢いよく出てきたのはやはり冷水、なんと言う巧妙な罠……じゃなくて。
転げるように浴槽に近づいて、湯を浴びる。
姉貴は腹を抱えて笑っていて、いつの間にか湯船で落ち着いていた“大阪”は笑いを堪えていた。
俺は文句を言いながら湯船に入って、賑やかな入浴は終わった。


240 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 23:37:52.82 ID:9KiTTVBZ0


241 名前: 名無草 2007/03/05(月) 23:40:54.10 ID:gbOLKODU0
風呂上り、いつものように自室でのんびりとしていると、
やはりいつものように姉貴が部屋に入ってきた。
姉「明日からだね」
俺「ん、明日から」
姉「嬉しい?」
俺「分かんない。でも、なんだかすごくドキドキしてる。
  遠足前日の小学生みたいな感じかな?」
なんて話しをする。
ふと、思い出したように姉貴が言う。
姉「でも、良かったね。学校に戻れることになって」
俺にはそれがどんな感情から生まれる表情なのかは分からなかったけど、
その時の姉貴は、なんだか少し大人びて見えた気がした。
そとあとまたしばらく話しをして、気付けばいつもの眠る時間。
いつもと変わらない動作で電気を消して、布団に潜り込む。

布団に入ってから、どれくらい経っただろう。
眠れなくて、天井をぼんやり眺めていると隣から声が聞こえた。
姉「眠れないの?」
見ると、姉貴がこちらを見つめていた。
俺「あれ、姉貴も起きてたんだ」
姉「子守唄でも歌ってあげよっか?」
俺「いらないよ、そんな年じゃないだろ」
姉「良いから」
そう言って姉貴は俺を抱き寄せて、歌い始めた。
ガラスみたいに透明で、どこか優しげな歌声は聴いていて心地よくて。
ゆっくりと、俺の意識は沈んでいった。

242 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 23:41:44.03 ID:9KiTTVBZ0
やっぱりまだだった…

243 名前: 名無草 2007/03/05(月) 23:51:13.94 ID:gbOLKODU0
朝、緊張しているのかいつもより少し早く目が覚めた。
見ると姉貴はまだ眠っていたので起こさないようにベッドから出て、
制服を前に固まってしまった。
俺「んー、どっちにすべきか……」
悩んでいても仕方ない、先に出来ることから終わらせよう。
そう思い洗面所に行くと先客が居た。
大阪「あ、“俺”さん。おはようございます」
俺「おはよう」
言って、並んで歯を磨く。
口を漱いで、思ったことを言う。
俺「背、高いなー。男の頃の俺ぐらいあるんじゃない?」
大阪「そうですか?あんまり気にしたことなかったんですけど」
そこでふと思い出して、尋ねる。
俺「学校に行くのにさ、制服、どうすれば良いと思う?」
大阪「“俺”さんは養子っていうことになってますから、
   女の子のが良いと思いますよ」
俺、戸籍では養子になってたんだ……。
俺「そっか」
言って顔を洗い、部屋に戻る。
すると姉貴が起きていて、
俺「なんか、俺が女になってから起きるの早くなった?」
姉「30分くらい早くなったみたいね」
なんてやりとりをしながら服を着替える。
支度を終えて、そろそろ出ようかと思った頃に呼び鈴が鳴る。
俺「はーい」
言いながら玄関に向かい、ドアを開けると、
そこに居たのは“男”と“友”だった。

244 名前: 名無草 2007/03/05(月) 23:53:19.05 ID:gbOLKODU0
ってことでそろそろ寝ます
オヤスミナサヒ

245 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 23:53:43.64 ID:9KiTTVBZ0
今度こそ乙

246 名前: 愛のVIP戦士 2007/03/05(月) 23:56:40.63 ID:kPQ3Yitj0
ナイスジョブ。

247 名前: ◆61hDMxVEfs 2007/03/05(月) 23:58:12.46 ID:8O5ym8X1O


メダ2でゴッドエンペラー倒して気分良くて結構進めたけど最後まで行かんかったから途中まで投下するよ

248 名前: ◆61hDMxVEfs 2007/03/06(火) 00:04:35.70 ID:Ym49hvhKO
ヒカル「ん………」
朝。
目をこすり、体を起こす。
ヒカル「………?」
周りを見渡す。いるはずの、刹那がいなかった。
ヒカル「トイレか?」
最初はそう思った。が、どうやら違うらしい。
そして机の上を見ると、紙切れが置いてあった。
ヒカル「…これは…」
そこには、刹那の字でこう書かれていた。


249 名前: ◆61hDMxVEfs 2007/03/06(火) 00:09:05.39 ID:Ym49hvhKO

『ヒカルへ ずっとお前と一緒にいたいと思ったけど、やっぱりそれは無理らしい。
 きっと男の俺は今頃、目を覚まして自分の家にいると思う。だから、俺は…ここにいてはいけないんだ。いくら性別が違っても、俺が2人もいるのはいけない事だと思うから。
 だから……さようなら。』

ヒカル「…………ふざけんなよ…」
『追伸 男の俺に“弟とメダ2でロボトルしてやれ”って言っといてくれ。頼んだ!』
刹那「ふざけんなよ……この……バカが……」
紙切れを握り締め、服を着替える。
そして、どこかに向かって走った。



250 名前: ◆61hDMxVEfs 2007/03/06(火) 00:09:52.30 ID:Ym49hvhKO


『ジリリリ…』
?「……ふあぁ」
1人の少年が、目を覚ます。
少年の名は刹那。…そう。“男”の刹那である。
刹那「今日は日曜日……だよな。なんで目覚まし時計が…」
目覚まし時計をじっと見つめて悩む。そして携帯を見てみると
刹那「か……かか……」



『火曜日だとォォォッ!?』



刹那「何故だ!?昨日は土曜日だった筈だ!!なのに何故火曜!?…ハッ!つーことはまなび見逃したのか!!?うわあぁああぁぁあああッッ!!!」
頭をかかえて、床に膝をつく。そのまましばらく考えて、携帯をもう一度見てみる。


251 名前: ◆61hDMxVEfs 2007/03/06(火) 00:10:27.35 ID:Ym49hvhKO
刹那「やはり…火曜日…なのか……じゃあ…今日は学校なのか………」
そんなことを呟いていると、誰かが突然部屋に入ってくる。
弟「どうしたの兄…貴…………」
部屋に入ってきたのは弟だった。何故か驚いた顔をしている。
刹那「………お前がどうした。なんだその顔」
弟「いや…その…………戻ってる………?」
刹那は、弟の言っている意味がわからない。
刹那「わけわかんねェぞ。戻ってるってなにがだ」
制服に着替えながら、弟に訊く。しかし、弟は驚いたままだ。
刹那「…はあ、もういいわ。」
そう言って、刹那は部屋から出た。



252 名前: ◆61hDMxVEfs 2007/03/06(火) 00:10:58.39 ID:Ym49hvhKO



刹那「おはようさん」
父親「おは……え?男に戻ってる…?」
父親も、弟と同じ反応をした。
刹那「父さんまで何言ってんだ?イミフだぞ」
ソファーに座り、めざましテレビを見る。どれも刹那にとって、どうでもいいニュースばかりだった。
刹那「ツマンネ。朝飯は?」
父親にそう訊く。どうやら、本日の朝飯は無いらしい。
刹那「mjk……。じゃあ、もう学校行こうかな…」
今の時間、テレビを見ても面白い番組はやっていない。そんなことをするなら、早めに学校に行った方が良いなと思った。