別に新ジャンルじゃない「ひょんなことから女の子」
- 1 名前:年賀状(あたり) :2006/12/27(水) 21:52:04.64 ID:Mo1B0bag0
- ここは「ひょんなことから女の子」スレです。
誰かが女の子になったり、何かが女の子になったりしています。
デフォのキャラがいないので、自由にキャラを作って下さい。
別に新ジャンルじゃないし既出も上等。
あなたも「ひょんなの子」を妄想してみませんか?
・過度のリアル報告・自虐、自動保守は避けましょう。
まとめwiki http://www12.atwiki.jp/hyon/pages/1.html
避難所 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/31732/1155745234/
前スレ
別に新ジャンルじゃない「ひょんなことから女の子」
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1166963458/
- 2 名前:丸焼もち :2006/12/27(水) 21:55:23.27 ID:3srCJJ8HO
- いっちょつ
- 3 名前:初詣でかつあげされた :2006/12/27(水) 22:07:38.02 ID:YVFBf2hk0
- >>1乙。
- 4 名前:角煮もち :2006/12/27(水) 22:49:11.49 ID:YxYh3u/A0
- 何のためにスレ建てたの?
- 5 名前:丸煮もち :2006/12/27(水) 22:58:24.66 ID:3srCJJ8HO
- ちょー過疎だわ
- 6 名前:年賀状(気があるってことなのか?) :2006/12/27(水) 23:24:50.23 ID:Mo1B0bag0
- 保つ
- 7 名前:おまえの番だよ :2006/12/28(木) 00:00:46.42 ID:5KBP8Fvc0
- すげえ過疎い
- 8 名前:年賀状(配ってます) :2006/12/28(木) 00:16:44.81 ID:slir+8d60
- ho
- 9 名前:おせち(150j) :2006/12/28(木) 01:31:07.84 ID:WR+bJNnMO
- 投下がくる前に落ちそうな勢い
- 10 名前:初夢(筋肉痛) :2006/12/28(木) 02:05:39.76 ID:PBzijqTrO
- すっかり投下する人がいなくなった…
- 11 名前:猪(背中が弱いの) :2006/12/28(木) 02:32:31.62 ID:3i/99hVC0
- 保守
- 12 名前:カマボコ :2006/12/28(木) 03:17:01.66 ID:sSc4vT+y0
- わかった。あまりにも過疎ってるから
ちょっと書いてくる
- 13 名前:カマボコ :2006/12/28(木) 03:38:33.02 ID:sSc4vT+y0
- 朝起きたら女の子になっていました。なんて、信じられると思うか?
俺だったら信じないね、何言ってんだこのキ○ガイは。くらいに思う程度が関の山だ。
しかしまぁ、今日からはそういう変な奴が出てきても、少しは信じてやろうと思う。
なぜかって?そりゃあ…
朝起きたら女の子になってたからだよ。
全く、朝の二度寝って奴は、何でこんなに気持ち良いのかね?
気持ちよすぎて、危うく三度寝する所だったぜ。
おかげで学校は完全に遅刻、既に時計は10時30分を指している。
「あーあ、学校かぁ…めんどくせ」
行ってしまえばそれなりに楽しいのだが、行くまでが何とも憂鬱な気分にさせる。
「あーあ…のんびりシャワーでも浴びてから行くかー…」
バスルームの洗面所へと行く途中、ふと鏡に目が行った。
何やら、髪の毛の長い人が映ったからだ。俺の家に、髪の長い奴なんていない。
じゃあ、これはダレだ?
「……えーっと…どなたですか?」
返事は無い。
「もしもーし…?」
やはり返事は無い。
後ろを振り向いても、誰も居ない。
「あれ…もしかして――」
あぁ、そうだ『コレ』は俺か。なるほど、納得した。
そうだよな、朝起きたら…かわいい女の子が家の中に進入してました。何て言う事があるわけねぇよ。
……って、ちょっと待て。
「これが…俺?」
鏡をじっ…と見つめる。やはり、どこからどう見ても女の子だ。胸もあるし。
しかし、この女の子が俺。という現実に直面しても、「そんな事あるわけがない」という考えばかりが浮かんでくる。
だってそうだろう?男だった時の面影が全く無いんだ。これが俺だって言われても、信じられない。
たとえそれが、鏡に映った俺であっても。
- 14 名前:カマボコ :2006/12/28(木) 03:38:47.19 ID:sSc4vT+y0
- トイレに駆け込み。現実を直視する。
「やっぱ無い…あれが、俺なのか…」
何でこんなに髪が長い?…女になったから。
何でナニが無い?…女になったから。
じゃあ、何で女になったんだ?…わからない。
映画やマンガであるような、階段で女と一緒に転げ落ちたり、変な薬品を飲んだり
怪しげなマッドサイエンティストが知り合いにいる。なんて事も無い。断じて無い。
あぁ、そうか。わかったわかった、俺天才だな。流石俺。ちょー天才。キャーステキ。
これは夢だな。よし……三度寝しよ。
とまぁ、女になっちまった朝の事はこんなとこ。
それから結構大変だったんだぜ?
母親にたたき起こされたかと思えば
一体誰かと問い詰められ、挙句の果てには警察まで呼ばれそうになり、なんとか逃げてきた。
そして今に至る。ってわけだ。
「どうすっかな…ひとまず、寝る所…か」
さすがに女になってるのに公園で野宿ってわけにはいかないよな。
公園で野宿する事自体には抵抗は無いけどよ、変な奴らに襲われるのは勘弁だし。
こっそり持ってきた俺の財布と携帯。
「3万…か」
財布の中には3万円と小銭がちょっと入っていた。
「しゃーない。適当にぶらぶらしながらかんがえよ…」
このままじっとしてても始らないしな。適当に動いてりゃ、何かあるかもしれない。
にしても、俺…どうなっちまうのかな。
と、とりあえずここまで書いた
- 15 名前:黒豆(一粒) :2006/12/28(木) 04:16:41.83 ID:WR+bJNnMO
- wktk
- 16 名前:塩ブリ :2006/12/28(木) 04:30:15.37 ID:sSc4vT+y0
- 携帯の時計を見る。現在の時刻は…夜の7時。
寝る所も見つからないし、とりあえずは夕食でも食う事にする。
「あんまり贅沢も出来ないしなぁ…マ○クにでもするか」
近くに見えたファーストフードの店に決め、夕食を買った。
朝も昼も食べていなかった為、空腹はそろそろ限界だった。
「にしてもこの髪、うざったいなぁ…」
ファーストフード店の隅にある椅子に腰掛け、髪の毛を人差し指でくるくると弄んでいる。
――金がもったいないけど、切りに行った方が良いな…
そんな事を考えながら、夕食を貪っている。
ファーストフードのハンバーガーというのは、別に好きでも嫌いでも無いが。
この日食べた、たった一つハンバーガーは、いままでと同じ味なのに、泣きそうな位美味かった。
ひとまずではあるが、腹も膨れて元気も出てきた。
食べている間に、ふと思いついたことがある。
幼稚園から今まで、ずーっと親友をやっている友の事。
――たぶんあいつなら信じてくれるかも…。
俺以外に知らない秘密が一杯あるわけだ。
それを事細かに言ってやれば、おそらくは信じてくれるはず。
何よりも、人の話を聞かずに追い出すような奴じゃないしな。
まずはアレだろー…それからコレにー…と、友が聞いたら泣きながら勘弁してください。と
すがりついてきそうな昔話を思い出していく。
- 17 名前:塩ブリ :2006/12/28(木) 04:30:51.53 ID:sSc4vT+y0
- ピンポーン
…
「はーい、どなたですかー?」
一人暮らしをしている友が、アパートの部屋から出てくる。
「あー、えーっと…何て言えば良いかな…」
いまいちなんて言えば良いかわからず、困惑してしまった。
よく考えれば、恥ずかしい思い出話を思い出すのに夢中で、会ったらまずどうするか…という重要な事を失念したいた。
「ん…?どなた様ですか?」
このままじゃ怪しまれちまう!何とかしないと!
「お、俺だよ!『俺』!」
「は?『俺』は男なんだけど…キミ、女の子だよね?それに全然似てないんだけど…?」
まぁここまでは普通の反応だな…勝負はここからだ。
「たしかに俺は今女になっちまってるけどさ、本当に『俺』なんだよ、頼む!信じてくれ」
「そう言われてもなぁ…証拠か何かあるとわかりやすいんだけど」
証拠。と来たか、出来るだけ言いたくは無かったが…しゃーないな。
「わかった。あれは幼稚園の年長の頃の話だ…たしか、5月15日だったか?
そう、お前がウ○コを漏ら…むぐぐぐ」
途中まで言いかけて、口を塞がれた。まったく、これからが良い所だったのに。
「よーしわかった。マイブラザー、信じようじゃないか。お前が女になったという事実から何まで全て信じようじゃないか!
だ、だからそんな事大声で言うのはさ、勘弁してくれ…頼むからさ…」
いまいち本当に信じてるのかは曖昧だが、奴が漏らしたあと(ピーーーー)っていう事件は俺しかしらない事だ。
さてさて、後はしばらく泊めてくれるように頼み込むだけ、だな。
- 18 名前:塩ブリ :2006/12/28(木) 04:31:18.01 ID:sSc4vT+y0
- 「で…なんでいきなり女になってるんだ?海外へ性転換しに行ったとしても、こんな短期間じゃ無理だしなぁ」
人を何だと思ってるんだ、こいつは…。失礼なやつめ。
「んな趣味無いっつーの!朝起きたら女になってたんだよ!」
「朝起きたら女になってました。か……それなんてエロゲ?」
「あぁ、Yin-Yang!って言ってな、案外おもしろかtt…って何言わせんだよ!」
危うく興味本位で買ってみたエロゲをバラす所だったぜ…ていうかモロバレ?
「お前…本当にそんな趣味が…」
あ、勘違いされた。
「ち、ちげぇよ!女になって男に犯されたいとか、痴漢されてみたいとか、そんなん全然無いんだからな!本当だぞ!」
「……」
「……いや、あの…本当だよ?」
「……」
「お、おい…黙ってないでなんとか言えよ…俺は普通に女が好きなんだ。それはお前も知ってるだろ?」
一緒にナンパしに行った仲だと言うのに…全部撃沈したけどさ…。
「ぷっ…冗談だよ、冗談。『俺』がそんな趣味無いなんて、最初からわかってるよ」
からかわれていたらしい。
「て、てめぇ…どうなるかわかってるんだろうな…?」
からかわれていた事よりも、必死に誤解を解こうとしていた事が恥ずかしくなり、友に八つ当たりしたくなった。
顔から火が出そうだぜ。全く、友も人が悪いよな。
「お、俺を殴るのは別に良いが…寝る所あるのか?」
「あ…えっと…その…暫く、泊めてくれないかなー…なんて」
殴る前に気付いてよかった。
友に言われなかったら忘れたまんまだっただろうけどな。
「ふぅ……よしわかった。乳揉み無料券で泊めてあげようではないk…ごふぅっ」
「ふざけた事言うと、殴るぞ?」
おっと、もう殴ってた。
「そ、そういうのは殴る前に…」
って、こいつに迷惑かけるのに、殴るのはひでーよな…。
「すまん、バカな事言うからつい、さ……っと、ちょっと待ってろ」
近くにあったノートの1ページを破り。マジックで文字を書いていく。
- 19 名前:塩ブリ :2006/12/28(木) 04:39:30.67 ID:sSc4vT+y0
- ――かなり抵抗はあるが…これから迷惑をかけるんだ…これくらいは当然といえば当然…だよな。
そう自分に言い聞かせながら、ノートの1ページに文字を書いていく。
・
・
・
ほ、ほら…乳揉み無料回数券だ…も、揉むっつーか…触るだけだからな!?」
たぶん、顔が真っ赤になってるだろうな、俺。
「あー…冗談だったんだけどなぁ…ま、いいか――もらっとくよ」
そんな事を言いつつ、どうみても友の顔がにやけているような気がする。
ま、俺達の歳じゃ当然の反応だよな。
『女の子の乳揉み放題!』って言われた日には、俺なら喜んで飛びつくに決まってるし。
「いきなりとか無しだぞ?いくらおふざけとは言っても、心の準備が…」
「じゃあ早速お願いします」
ささっと差し出される乳揉みチケット。
「おいィ!いきなりは無しだって言っただろー!って、おい待て…こ、こら…」
「お…やわらかいな…へぇ…」
もにゅもにゅ…と、触る程度だと言っておいたはずなのに、揉みしだかれている。
「こ…こら…実況すんじゃねぇ…」
「そういえばさ、下はどうなってんの?」
変なタイミングで凄い事を聞いてきやがった。
「し、下って…ナニだよな?」
「そう、ナニがどうなったか。ちょっと興味有り」
何て言えば良いのだろうか…ここで無い、何て言ったらどうなるか。ちょっと怖いな。
「んー、言わないなら…触って確かめて見るっていうのも良いなぁ」
すっかり、好奇心旺盛なエロ猿になってやがる…。
「あー!もう…!ねぇよ!俺の息子は娘になったよ!」
さて…どうなるか…。
「そっか、大変だな」
いきなりクールダウンしやがった。変な奴だ。
- 20 名前:塩ブリ :2006/12/28(木) 04:40:15.45 ID:sSc4vT+y0
- ちょっと最後の三行だけになっちゃいそうだったから、途中で加筆してた。
というわけで、続きはこんなもんデス
- 21 名前:塩ブリ :2006/12/28(木) 04:47:42.02 ID:sSc4vT+y0
- 最後の三行じゃねぇや
>>19が最初の5行くらいになっちゃいそうだから、加筆してたー。だった
これくらいでそろそろ寝るヨ
- 22 名前:猪(カビ) :2006/12/28(木) 04:47:56.82 ID:TuH1gYFRO
- ほす
- 23 名前:猪(ギャンブラー) :2006/12/28(木) 07:00:59.26 ID:7VOgt0fN0
- おは
- 24 名前:黒豆(二粒) :2006/12/28(木) 07:29:26.72 ID:WnMigBPSO
- わっふる
- 25 名前:焼き豆腐 :2006/12/28(木) 10:36:27.48 ID:J9+3LMLj0
- TSFだな。
http://ts.novels.jp/
こういうの好きな奴はこっちに来い
俺たちの側へ来い。腐るほど読めるぞ。
- 26 名前:黒豆(四粒) :2006/12/28(木) 11:19:32.46 ID:RWWDNYV20
- >>25
いいなこれ
- 27 名前:猪(vipper) :2006/12/28(木) 11:31:30.01 ID:yzQUajsZO
- >>25
そこは4年前に通った道だ
規制いつ直るんだろう…
- 28 名前:黒豆(八粒) :2006/12/28(木) 11:35:06.83 ID:WR+bJNnMO
- >>21
GJでした!
続きwktk
- 29 名前:黒豆(五粒) :2006/12/28(木) 12:30:05.61 ID:RWWDNYV20
- ほ
- 30 名前:猪(ミセブラ) :2006/12/28(木) 13:20:35.57 ID:L7zFSAxA0
- ほれ
ただし携帯からしか見れんぞ
http://sneg4vip.com/ameloda/1167/273336.htm
- 31 名前:猪(乱視) :2006/12/28(木) 14:27:22.00 ID:gs2lSiHm0
- hosyu
- 32 名前:黒豆(七粒) :2006/12/28(木) 14:58:40.73 ID:RWWDNYV20
- ほ
- 33 名前:小松菜 :2006/12/28(木) 15:35:34.79 ID:sSc4vT+y0
- ほっしゅ
- 34 名前:ほうれん草 :2006/12/28(木) 16:15:03.83 ID:sSc4vT+y0
- ほっしゅほっしゅ
って、ID変わってると思ったら変わってないな…
- 35 名前:猪(お手伝い) :2006/12/28(木) 16:53:43.29 ID:YN4XNbbP0
- test
- 36 名前:長ネギ :2006/12/28(木) 17:41:02.20 ID:sSc4vT+y0
- ほーっしゅ
- 37 名前:黒豆(百粒) :2006/12/28(木) 17:51:41.53 ID:1sxdkO0KO
- >>1
乙!
>>21
グッジョブ!
- 38 名前:黒豆(千粒) :2006/12/28(木) 18:37:43.12 ID:1sxdkO0KO
- ほ
- 39 名前:猪(緑) :2006/12/28(木) 18:51:51.72 ID:pbTLRSwz0
- 今北区
>>21
いいな。「乳揉み無料券くれ」と言われて「無料“回数”券」をやる辺りににやりとしたw
>>25
やっぱ昔からあるジャンルなのな。
強いて挙げるなら投稿作にポルノ不可ってのがこことの大きな違いか。
- 40 名前:黒豆(万粒) :2006/12/28(木) 18:53:58.10 ID:WnMigBPSO
- 始めから完全エロ目的ならエロパロ板のスレ行けばいいしな。
- 41 名前:猪(緑) :2006/12/28(木) 18:58:21.35 ID:pbTLRSwz0
- ああ、『ポルノ』ってそういう意味か。
「身体の性別が変わってるのに、性行為の感覚の差異とか書いちゃ駄目なのか」とか考えてた。
- 42 名前:初夢(ゴキとの思い出) :2006/12/28(木) 19:21:08.99 ID:UMJhkoSn0
- なんかお題ください
- 43 名前:イクラ :2006/12/28(木) 19:33:44.91 ID:sSc4vT+y0
- お題…か。
結構ありがちではあるが、初詣に行って「かわいい彼女がほしいです」とお願いしたら
何故か朝起きたら自分が女になっていた。とかでどうジャロ
さーて…続きでも考えてくるYO
- 44 名前:おせち(8,000円) :2006/12/28(木) 20:09:47.79 ID:qyyO8jIuO
- ほ
- 45 名前:初夢(こんなにもてていいの?) :2006/12/28(木) 20:11:18.63 ID:UMJhkoSn0
- 一月一日。
新しい年の始まりを告げる、いちばん初めの日だ。
朝の六時だと言うのに、神社はいろんな人でひしめきあい、
おみくじを引いたり、焚き火に当たったり、願を掛けたりしている。
まさに正月ムード全開だ。
さて、オレはと言うと、悪友三人と徹夜明けで初詣に来ている。
バカA、B、Cは一睡もしていないため相当ハイテンションらしく、
見るもの全てがおかしくてたまらないといった様子で、
先ほどからひたすらはしゃぎまわっている。バカだ。
オレはそんな様子を眺めながら列に並び、順番をじっと待っていた。
「なあ、何お願いするよ?」
「んー、やっぱ、アレだろ、お金ほしいですとか」
「ありきたりだろ、もっとデカイこと願えよ」
「なあ、ユキオは何お願いするんだ?」
三人で勝手に騒いでいればいいものを、なぜオレに振る。
『…世界平和、とか』
本当の願いは違う。
今年こそは、こんな奴らと過ごすのでなく、
可愛い彼女でも作ってクリスマスだの年越しなどを過ごしたいものだ。
散々バカにし、爆笑する友人らを尻目に、
オレは鐘を鳴らし、賽銭を入れ、強く願った。
『神様、可愛い彼女が欲しいです。
出来れば黒髪サラサラショートで貧乳で料理上手でオレのことを
誰より気にかけてくれる美少女を…』
- 46 名前:初夢(こんなにもてていいの?) :2006/12/28(木) 20:23:12.90 ID:UMJhkoSn0
-
ここは、どこだ…?
体を起こし、あたりを見回す。すぐに家の自分の部屋だと分かる。
頭がぼんやりして、酷く霞んでいる。体がだるい。
額を押さえ、記憶を呼び戻してみる。
確か、初詣へ行き、願掛けしたあとすぐに別れて、
家に帰って、昼ごろにボーッとTV見ながら寝てて…
そこから記憶がない。どうやらそれからずっと寝ていたらしい。
壁に掛けた時計を見ると、五時半を指している。
おそらく、この頭のダルさと明るさから考えて、朝の五時だ。
――十六時間も寝てたのか。
ベッドから降り、大きく伸びをする。
さすがに二度寝をする気にはならない。
『まったく、母さんも起こしてくれても良かったじゃん…』
ぼそりとそう独りごちる。
そのとき、何かの違和感がオレを包んだ。
何だ?何かが、何かが違う。
オレは今なんと言った?もう一度今のセリフを反復してみる。
『まったく、母さんも起こしてくれても良かったじゃん…』
違う。
何が?
声が。
声が、まったく、違う。
- 47 名前:初夢(こんなにもてていいの?) :2006/12/28(木) 20:23:59.70 ID:jV2o/ERA0
- wktk
- 48 名前:1000ならクリスマス中止 :2006/12/28(木) 20:49:50.05 ID:1sxdkO0KO
- wktk
- 49 名前:振り出しに戻る :2006/12/28(木) 21:19:05.73 ID:sSc4vT+y0
- 「どうしたんだよ、いきなり…」
まぁ、いきなりヤらせて!って来られるよりはマシだけどよ…。
急に素に戻られると、何か居心地悪いよなぁ。
「急に女になったんだろ?昨日学校で会った時は、男だったし…さ、
それを考えたら…ね」
あぁ…結構、俺の心境とかを心配してくれてんだな…こいつ。
「俺の心配してくれるのは嬉しいけどよ……乳揉みながら言う台詞じゃねぇだろ」
「あ、やっぱそう思う?いやぁー、この感触は病みつきになるねぇ」
はぁ…まったく、何で俺は、こんな変な奴と親友なんてやってんだろな?
悪い奴じゃないんだけどよ…。
「いやー、良い乳でございました。ごちそうさま」
くそっ…まさか2時間も揉まれ続けるとは思わなかったぜ…。
最後の方なんて、気持ち良いどころか痛かったし。
「いくらなんでも揉みすぎだろ!それにな、ティクビを攻めて良いなんて許可してねぇぞ!」
そう、こいつは…油断したらコリコリっとしてきやがった。
「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて…あ、そうだ何か温かい物でも作ろうか?」
急に話題を変えてきやがった。そういえば…晩飯もあんまり多くなかったしなぁ。
「あ、あぁ…わりぃな」
「じゃあ、ちょっと待ってて。大した物は無いからさ、期待するなよ?」
そんな事を言いながら、友は手際よく準備を始めている。
――にしても、今日は疲れたな…。今日は…早く寝よう…。
「お待たせー、何も無かったからラーメンだけど…って寝てるよ…」
ちょっと目を離した隙に、『俺』は寝てしまっていた。恐らくは安心して気が抜けたのだろう。
「しょうがないなぁ…ほら、『俺』!そんな所で寝たら風邪ひくぞー!」
起きる気配は無い。
仕方ないので、ベッドに運んで寝かせておく事にした。
「さて、と…」
軽く呟き、友はアパートを出た。
- 50 名前:振り出しに戻る :2006/12/28(木) 21:19:26.68 ID:sSc4vT+y0
- 「ん…んんーーーーっ」
何かガタガタという物音で目が覚めた。
不快な音では無かったので、いたって気持ちの良い目覚めだったが。
「あ、『俺』――。おはようさん、よく眠れたか?」
友が声を掛けてきた。よく見ると、台所で飯の用意をしてみるみたいだ。
「おう、おはよ。ちょっと寝すぎたみてぇだ、身体がだりぃ…」
「そりゃあねえ…もう昼だし。」
現在の時刻…昼の1時。
「昨日『俺』が寝ちゃったのが、10時過ぎだから…15時間近く寝てたみたいだな」
15時間か…そりゃあ身体もダルくなるよな。
しっかし、よっぽど疲れてたのかねぇ?俺は。
「さーて、昼飯出来たぞ。食う前に顔でも洗って来い」
「あ、あぁ…わかった」
洗面所で顔を洗う。洗面所にある鏡を見てみるが、やはり男には戻ってないみたいだ。
ま、鏡を見なくても…胸の辺りが重いからすぐにわかったけどよ。
昨日の朝に、すぐ気付かなかったのがおかしいぐらいだ。
――でもよ…昨日は気付かなかったけど、俺って案外可愛いかもな。
「おーい、早くしないと冷めるぞー」
友に声をかけられた。
あぁ、そうだった。友が折角作ってくれた飯が冷めちまうな。
- 51 名前:振り出しに戻る :2006/12/28(木) 21:20:03.76 ID:sSc4vT+y0
- 「『俺』、顔赤いけどどうかしたか?」
「な、なんでもねぇよ!気にすんな!」
流石に、自分の顔に見とれてました。なんて言えねぇよな。
「んー…まぁいいけどさ。ところで、この後どうする?」
この後…?何かあったかな。
「この後?」
「髪もかなり長くなってるし、邪魔だろ?それに、服や下着だって買わないとまずいだろうし」
そういえばそうだった。せめて前髪くらいは切らねぇとな。
あと、服と下着か……下着?
「ま、まて!下着っつーと…アレだよな?」
「そう。いつまでもノーブラじゃまずいだろうし…俺のを貸してもどうにもならないし」
まさか、あそこに入れっつーのか…?
そ、それはちょっとなぁ…。
「な、なぁ友…お前も一緒に買いに行ってくれるんだよな…?」
「『俺』次第だなぁ…特に、下着買う時は」
乳揉みチケットをひらひらとさせながら、ニヤついた友が言ってきた。
「お、おい…お前…俺の心境とか、色々心配してたんじゃねぇのか!?」
「それはそれ、これはこれ。あそこに入れっていうんだろ?」
あぁ…俺が貧乳だったら…何でこんなに無駄にでけーんだよ!俺の乳はよ!
「あーもう…今日こそ触るだけだぞ!2時間とか許さねぇからな!」
「それじゃ、下着代は俺が出してあげるよ」
下着代を失う代わりに、何か大切な物を失った気がするぜ…。
というわけで続きを書いてみた。
- 52 名前:美容師と初詣 :2006/12/28(木) 21:53:18.25 ID:LQiKRoIn0
- G・J!
- 53 名前:おまえの番だよ :2006/12/28(木) 22:05:25.53 ID:kvuA7RPN0
- G・J!
保守保守保守保守
- 54 名前:猪(マヨラー) :2006/12/28(木) 22:26:46.48 ID:3i/99hVC0
- GJ
- 55 名前:おみくじ(既知) :2006/12/28(木) 23:21:54.73 ID:lZP6GRrZ0
- ほ
- 56 名前:禁断の初詣 :2006/12/29(金) 00:00:43.88 ID:1AzVzyHB0
- も
- 57 名前:おせち(15,000円) :2006/12/29(金) 00:12:45.21 ID:poV4+kurO
- >>53
とっても素晴らしいです!
- 58 名前:お年玉(少々) :2006/12/29(金) 00:13:06.90 ID:jMuZdYoZ0
- ア
- 59 名前:コンニャク :2006/12/29(金) 00:24:04.17 ID:g4oUCurL0
- 多少は燃料になったようで良かった。
- 60 名前:禁断の初詣 :2006/12/29(金) 00:37:45.68 ID:1AzVzyHB0
- グッジョブだコンニャク
- 61 名前:禁断の初詣 :2006/12/29(金) 00:48:50.98 ID:1AzVzyHB0
- あ
- 62 名前:禁断の初詣 :2006/12/29(金) 00:56:49.50 ID:1AzVzyHB0
- い
- 63 名前:お年玉(Wii) :2006/12/29(金) 01:03:04.22 ID:jMuZdYoZ0
- え
- 64 名前:おせち(30,000円) :2006/12/29(金) 01:03:30.00 ID:poV4+kurO
- 二時間も揉み続けた友の手が心配だ。
筋肉痛はツライよ。
- 65 名前:のびたと初詣 :2006/12/29(金) 01:16:07.96 ID:1AzVzyHB0
- ☆
- 66 名前:おせち(1d) :2006/12/29(金) 01:35:13.35 ID:aQhGMeCyO
- お休み保守
- 67 名前:カマボコ :2006/12/29(金) 02:08:04.66 ID:g4oUCurL0
- 何か眠れない…っていう保守
積んでたエロゲを消化するしかねぇな
- 68 名前:おせち(1d) :2006/12/29(金) 03:36:17.23 ID:xlZsBr02O
-
- 69 名前:猪(病気がち) :2006/12/29(金) 04:07:17.75 ID:n3xvh5EaO
- 寝る前保守
- 70 名前:黒豆(四粒) :2006/12/29(金) 08:05:39.94 ID:xlZsBr02O
- 四時間も持つってすげえな
- 71 名前:黒豆(四粒) :2006/12/29(金) 09:49:39.94 ID:poV4+kurO
- ほっしゅっしゅ
- 72 名前:黒豆(八粒) :2006/12/29(金) 10:46:21.36 ID:aQhGMeCyO
- 鯖新しくなってから深夜早朝は4、5時間保つようになった
- 73 名前:猪(ボーカル) :2006/12/29(金) 11:42:13.50 ID:n3xvh5EaO
- ほ
- 74 名前:お年玉(落としちゃった!!) :2006/12/29(金) 12:27:18.56 ID:1YhFWB8c0
- も
- 75 名前:黒豆(七粒) :2006/12/29(金) 12:55:23.91 ID:poV4+kurO
- け
- 76 名前:猪(双子の兄) :2006/12/29(金) 13:38:21.27 ID:6CSDGBYI0
- お題募集中
- 77 名前:ぬこと初詣 :2006/12/29(金) 14:19:22.85 ID:ybod/EQE0
- おじいちゃんがHKOK
- 78 名前:黒豆(九粒) :2006/12/29(金) 14:40:59.61 ID:poV4+kurO
- >>77
こ、これは…………
- 79 名前:ぬこと初詣 :2006/12/29(金) 14:41:40.04 ID:ybod/EQE0
- >>78
一人称がわしってかわいくね?
- 80 名前:猪(双子の妹) :2006/12/29(金) 14:53:19.15 ID:6CSDGBYI0
- >>77
もちろん把握
どうなっても知らないぞ
- 81 名前:女装して初詣 :2006/12/29(金) 15:39:07.35 ID:ybod/EQE0
- >>80
wktk
- 82 名前: ◆L97/kAofk2 :2006/12/29(金) 16:11:39.30 ID:6CSDGBYI0
- >>77
男「相変わらずでかい家。おーいじいちゃーん、来たぞー」
爺(インターホン)『おお、男か。上がれ上がれ』
男「あれ、じいちゃんってこんな声だったっけ?また変な発明でも作ったのかな?」
男「おじゃましまー……」
爺「久しぶりじゃなぁ。前来たのは2年前だったかの?」
男「……えーと」
爺「ん、どうした?」
男「君は……じいちゃんのお孫さん?」
爺「何言うとる。孫はお前じゃろ」
男「……じいちゃんはどこ?」
爺「わしじゃよわし」
男「えええぇぇぇぇーーっ!!」
- 83 名前: ◆L97/kAofk2 :2006/12/29(金) 16:12:18.06 ID:6CSDGBYI0
- 男「じいちゃーん、早く出てこーい!」
爺「だからわしがお前の祖父だと何度言えば」
男「いや、じいちゃんなら自分の真似するロボットくらい作ってそうだし」
爺「そ、そうか。いやー孫にもわしの実力がわかってもらえるとは……」
男「だからじいちゃん出てこーい!!」
爺「だがまて、今回ばかりはわしが祖父じゃ」
男「はいはいワロスワロス」
爺「こ、こら、話を聞け!頭をなでるな!」
- 84 名前: ◆L97/kAofk2 :2006/12/29(金) 16:13:02.43 ID:6CSDGBYI0
- 男「本当にじいちゃん?」
爺「もちろん!」
男「と言われてもなぁ……」
爺「ならば論より証拠!ほれ(ポチッ)」
男「ビデオ?ってこれじいちゃん!」
爺「そう、実験は全て録画しているんじゃよ」
男「なんか飲んでる……あ、あれ!?急にじいちゃんが女の子に!?」
爺「どうじゃすごいじゃろう! 流石わし!わし天才!」
男「……編集したんじゃないの?」
爺「っ!?……いいんじゃいいんじゃ、わしは孫にも分かってもらえずこの姿のまま朽ち果てていくんじゃ……ぐすっ」
男「な、泣かないでって!?えーと……」
爺「うっ……うっ……」
男「……じいちゃん」
爺「おおわかってくれたか!!」
男「(嘘泣きっ!?)」
- 85 名前: ◆L97/kAofk2 :2006/12/29(金) 16:14:30.53 ID:6CSDGBYI0
- 男「んー、なんか疲れたから仮に分かったとする」
爺「そうじゃ。男は潔く生きてくもんじゃぞ」
男「それはよく分からないけど……なんで俺呼んだの?」
爺「そうそう忘れてた。わし、実験でこんな姿になってしまったんじゃが、この姿だと生活がままならん」
男「じゃあ戻ればいいんじゃないの?」
爺「それがのう、実験中中和剤の方が壊れてしまったみたいで無いんじゃよ。作り方はわかってても一ヶ月はかかるもんじゃからな」
男「で、なんで俺がここに……」
爺「ふむ、とりあえずそれまでの期間、わしの世話を頼む」
男「へ?」
男「い、いやちょっと待ってよじいちゃん!俺学校とかあるし!」
爺「大丈夫じゃ。話はつけてある」
男「それにたしかこの家、生活全般サポートしてくれるように作ったって!」
爺「わしの顔やら指紋で作動するよう作ったんでのう、動かないんじゃよ」
男「だ、だからって何で俺……」
爺「……いいんじゃいいんじゃ、老い先短いわしの介護なんてやりたくないのはわかっているんじゃ……ぐすっ」
男「――っ!?わ、……わかったよ」
爺「おお、それでこそ我が孫!!」
男「(UZEEEEEEー!!)」
- 86 名前:初詣で痴漢 :2006/12/29(金) 16:18:26.38 ID:ybod/EQE0
- うそなきする爺さんカワユスwwwwwwwww
- 87 名前:黒豆(百粒) :2006/12/29(金) 16:19:39.76 ID:poV4+kurO
- >>85
グッジョブ!!
- 88 名前:猪(入浴中) :2006/12/29(金) 16:40:41.69 ID:pa5wVb3q0
- どんなゲテモノが出てくるかと思ったら
想像以上にGJじゃねーかww
- 89 名前:お年玉(もらいたい) :2006/12/29(金) 17:18:40.27 ID:lfkGU6bA0
- なんだろう、妾っ娘を思い出したwwwwwwwwww
- 90 名前:あいつと初詣 :2006/12/29(金) 18:00:44.66 ID:ybod/EQE0
- ほ
- 91 名前:長ネギ :2006/12/29(金) 18:54:18.37 ID:+wra7TSr0
- 今日はチョー寒いな。
早速続きを書く作業に入るぜ
その前に、アニメでも見y(ry
- 92 名前:丸煮もち :2006/12/29(金) 19:06:53.72 ID:ForL1gIi0
- こ れ は 良 い ロ リ ジ ジ ィ
- 93 名前:塩ザケ :2006/12/29(金) 19:11:44.50 ID:+wra7TSr0
- >>85
イイヨイイヨー!GJダヨー
- 94 名前:塩ザケ :2006/12/29(金) 19:32:06.58 ID:+wra7TSr0
- どうやら飲みすぎたようだ…このままでは…!
誰か俺の前で口あけて待機しててくれ
- 95 名前:1000ならクリスマス中止 :2006/12/29(金) 19:43:18.70 ID:poV4+kurO
- じゃあボクも書こうかな?
- 96 名前:塩ザケ :2006/12/29(金) 19:46:09.11 ID:+wra7TSr0
- >>95
YOU書いチャイナYO!
不覚にも>>95の「ボク」に萌えてしまった
- 97 名前:看護士と初詣 :2006/12/29(金) 20:27:52.14 ID:ybod/EQE0
- >>95
wktk
- 98 名前:角焼もち :2006/12/29(金) 20:38:09.75 ID:poV4+kurO
- 期待されても困る…………
>>96
オレって言う時もあるぜ?
- 99 名前:猪(双子の妹) :2006/12/29(金) 20:46:24.63 ID:4dUx8xEi0
- wktk
- 100 名前:イクラ :2006/12/29(金) 20:49:51.94 ID:+wra7TSr0
- >>98
それはそれで…ハァハァ
- 101 名前:お年玉(800円) :2006/12/29(金) 21:04:13.71 ID:lQBpso5H0
- お前らワロスwwwwww
- 102 名前:年賀状(気があるってことなのか?) :2006/12/29(金) 21:31:37.53 ID:no0g6k5y0
- sSc4vT+y0が俺は良いと思うんだが・・・もう書かないのか?
なんかガチャガチャのアキラとかぶって面白かったのに・・・
- 103 名前:ナルト :2006/12/29(金) 21:40:51.90 ID:+wra7TSr0
- >>102
今書いてるぞ、ちょっと酒飲み過ぎて吐きそうなんで、なかなか進んでないが
トリップか何かつけたほうがわかりやすいか…
- 104 名前:猪(お手伝い) :2006/12/29(金) 21:50:46.11 ID:4dUx8xEi0
- wktk
- 105 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/29(金) 22:23:49.09 ID:+wra7TSr0
- というわけで適当にコテトリつけてみた。
なかなか進まないんで、まだ途中だが投下する
- 106 名前:猪(もどき) :2006/12/29(金) 22:24:29.31 ID:4dUx8xEi0
- wktk
- 107 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/29(金) 22:25:16.79 ID:+wra7TSr0
- 俺の今いる場所は、美容室。
邪魔だった前髪を整えてもらっているわけだ。
後ろは、折角だし長いままにしておこうと思う。シャンプーの時とか、ちょっと大変だけどな。
にしても、友は暇そうにしてんなぁ。置いてあるのは女性誌ばっかだし、しゃーないか。
――はぁ…この後は、とうとうあそこか…。
男にとっての禁断の地、ランジェリーショップ――である。
――いくら女になってるつっても…俺は男だぞ…
よく考えりゃ、男が二人でランジェリーショップ……ってことだよな…。
あ、でも待てよ…見た目にはカップルみたいなもんだよな。
いやいや…男二人でランジェリーショップより、そっちのがイヤだな…。――。
「こんな感じでどうですか〜?」
この後の事を延々と悩んでいる間に、どうやら終わったらしい。
「あ、はい…良い感じだと思います」
実際、良い感じだと思う。前髪と、後ろの髪をちょっと整えただけだっつーのに、
受ける印象がだいぶ変わってる。
金を払って、美容室を後にした。
- 108 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/29(金) 22:25:55.47 ID:+wra7TSr0
- 「ふーん…へぇ…」
気付くと、じろじろと友が俺の顔を見ている。
「なんだよ?顔になんかついてるか?」
「いや、そういうわけじゃないけどさ…だいぶ印象変わったなーと思って」
あぁ、それは俺も思ったな。
切る前はどことなく暗そうなイメージだったけどよ、
前髪を切っただけで、明るい女の子って感じだ。
「あぁ、俺もびっくりしたぜ。前髪一つで随分変わるよな」
「それだけ顔が良いのは、不幸中の幸いってやつだね。男から女になった上、
顔が悪かったら目も当てられないよ」
言われてみればそうだよな。男の時の俺といえば、中の下くらいの顔だったしなぁ。
可能性は十分にあったわけだよな…怖い怖い。
「いくら顔が良くてもよ、やっぱ男に戻りてーよ。なんか女ってだけで落ち着かないしよ」
「そっか、戻れると良いな」
「戻れると良いな、じゃねぇよ。戻るんだ、絶対に…じゃねぇと…」
「じゃないと?」
そうだ、絶対に戻ってやる。なんでかっつーと…。
「このままじゃ、お前に手篭めにされそうだからな」
「そんな事しないって…それより、着いたよ」
あー…とうとう着いちまった…。しゃーねぇ、もう入るしかねぇよな!。
「友…い、行くぞ!」
………
「あ、ありゃ?と、友?」
友の姿が見えない。あの野郎…どこ行きやがった!。
「『俺』ー。いつまでもそんなとこで何やってんのー?」
友がランジェリーショップの入り口から声を掛けてきた。
「お、お前…一人で中に入ったのか!?」
何て奴だ…。実は一人で入るの始めてじゃ無いんじゃねぇか?
「ほら、さっさと買っちゃおうよ」
「あ、あぁ…そうだな」
- 109 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/29(金) 22:26:24.23 ID:+wra7TSr0
- こんだけで済まない。
というわけで、再度続き書いてくる。
- 110 名前:猪(もどき) :2006/12/29(金) 22:27:32.13 ID:4dUx8xEi0
- >>109
wktkして待ってる
- 111 名前:コンブ :2006/12/29(金) 22:28:54.80 ID:l7aoY9AU0
- wktk
- 112 名前:丸焼もち :2006/12/29(金) 22:55:46.60 ID:poV4+kurO
- みんなスゴイなぁ…………
最近モチベーションが低いのか、書くのが遅くて困る。
- 113 名前:小豆汁 :2006/12/29(金) 23:04:04.02 ID:aQhGMeCyO
- >>109
wktkだぜ
>>112
気分転換に体動かしたりするといいぜ
wktk待ってます
- 114 名前:おせち(30,000円) :2006/12/29(金) 23:05:39.84 ID:BYTxonYkO
- 魔少年「あれれ〜?あそこがないよ〜?」
- 115 名前:小豆汁 :2006/12/29(金) 23:20:11.38 ID:n1nkjZmJ0
- G・J!
保守保守保守保守
- 116 名前:ウリ坊 :2006/12/29(金) 23:46:08.35 ID:4dUx8xEi0
- ほ
- 117 名前:おせち(12,000円) :2006/12/30(土) 00:08:44.16 ID:pXzJu183O
- 喉を押さえて、何度か声を出してみる。
明らかに高校生男子のソレではない。
オレは慌てて自分の部屋を飛び出し、階段を一気に駆け降りた。
そう、これは、これは、まるで――
『わっ!』
と、階段があと一段のところでオレは何かにつまずき、
転んで思いきり床に叩き付けられた。痛い。何だよ、これ。
打ち付けた顎を擦りながら立ち上がると、寝巻きに着ていた短パンが、
足首までずり下がっている。その下に穿いたトランクスも随分ぶかぶかで、
ちょっとでも引っ張れば簡単に脱げてしまいそうなほどだ。
そして、剥き出しになったオレの足は真っ白で、つるつるしている。
筋肉も無駄毛も何処かに置いてきたかのように、まっさらだ。綺麗な足だ。
自分の手を見てみると、これも同じだ。綺麗な白い手をしている。
そしてやはり同様に、寝巻きに着ていたTシャツはぶかぶかになっている。
そう、背が縮み、華奢になっているのだ。そして声は高くなり、
肌はつるつるで真っ白な綺麗な肌に変わっている。
オレはゴクリと唾を飲み込み、恐る恐る洗面所に入ると鏡を覗き込んだ。
なぜなら先程頭によぎったある予感が、現実になったのではないかという気がしたから――。
そして、というかやっぱり予想通りだった。
- 118 名前:妹と初詣 :2006/12/30(土) 00:25:12.73 ID:ykTE4JQ40
- wktk
- 119 名前:>>46の続きです :2006/12/30(土) 00:25:55.41 ID:pXzJu183O
- 鏡に映っていたのは、サラサラしている綺麗な黒髪をショートカットにした、
どことなく幼さを残した顔立ちの可愛らしい少女だった。
うん、これは美少女と呼んで差し支えないな。
右手をさっと上げると、鏡の中の美少女もさっと手を上げた。
左手をさっと上げると、鏡の中の美少女もさっと手を上げた。
手を下ろし、にこりと微笑んでみると、やはり彼女も微笑んだ。
…か、可愛い。何て可愛さだ。全てパーフェクト、オレの理想だ。
Tシャツの首の部分をひっぱり、覗き込んでみると、
小さいが、確かにある。理想の大きさ、理想の形の胸がそこにあった。
Tシャツの上から優しく揉んでみると、意外に弾力のある感触が心地良かった。
夢中になって触っていると、体がムズムズし、何だか変な気分になってきたのでやめた。
『…ぅ…ん…あっ…え、えと、お、オレ、女の子になっちゃった…?』
鏡の少女に問掛けると、やはり同じ動作で同じ疑問が返ってきた。
当たり前だ。あれはオレだ。
『あああああああー!オレ、女の体になってるーー!』
オレはわけもわからず、鏡の中の少女に詰め寄った。
『なあ、何でお前がオレなんだよ!
完璧に理想じゃんかよ!汚ねえぞ!そんなのアリかよ!
ヤらせろよ、こら!』
どうやら神様はオレの願いを聞き違えたようだ。
理想の彼女が欲しいと願ったはずが、
オレがその理想の彼女になってしまうとは、何かの間違いであってくれ。
頼むから。
- 120 名前:妹と初詣 :2006/12/30(土) 00:44:05.11 ID:ykTE4JQ40
- ほ
- 121 名前:焼き豆腐 :2006/12/30(土) 00:59:36.97 ID:y2WFBZq80
- >>119
イイ!俺はこういう感じ好きだ
ポークカレーうんまああああああ
- 122 名前:おせつ :2006/12/30(土) 01:15:59.14 ID:vNpWWtIpO
- wktk
- 123 名前:初夢(みんなと仲間だった) :2006/12/30(土) 02:05:34.64 ID:zwaBKmnE0
- wktk
- 124 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 02:18:23.77 ID:y2WFBZq80
- wktk
なかなか進まない、投下はきっと夕方頃
- 125 名前:結びコンブ :2006/12/30(土) 02:52:57.95 ID:y2WFBZq80
- 保守
- 126 名前:カマボコ :2006/12/30(土) 03:50:57.74 ID:y2WFBZq80
- ほっしゅほっしゅ
- 127 名前:ミツバ :2006/12/30(土) 07:25:01.13 ID:y2WFBZq80
- 力尽きたので寝る、ではオヤスミ
っていう保守。
- 128 名前:初夢(ホスト修行中) :2006/12/30(土) 08:35:45.83 ID:zwaBKmnE0
- hosh
- 129 名前:小松菜 :2006/12/30(土) 09:03:58.90 ID:rKrS5NdU0
- ほ
- 130 名前:黒豆(五粒) :2006/12/30(土) 09:59:47.87 ID:7fUGZYcKO
- ほ
- 131 名前:猪(給食中) :2006/12/30(土) 10:35:42.77 ID:JZXksMoK0
- ほ
- 132 名前:猪(ギャンブラー) :2006/12/30(土) 11:01:11.17 ID:Vq+iuPIx0
- ニュー速VIPで吹奏楽団結成
その名も「V★Pウィンドオーケストラ」
来たる2007年2月11日(祝)に関東某所で演奏予定
その様子はようつべなど各うpろだで放映!
なんとVIPのテーマソング、そしてVIPPERによるオリジナル曲も!?
ただいま参加者緊急募集中!!1
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1167394161
- 133 名前:年賀状(配ってます) :2006/12/30(土) 12:08:25.11 ID:3GhiyNob0
- h
- 134 名前:書初め(今年書くぞー) :2006/12/30(土) 12:09:13.83 ID:TVmn0L03O
- ほし
- 135 名前:初夢(正月からアニメ) :2006/12/30(土) 12:20:18.41 ID:zwaBKmnE0
- の
- 136 名前:黒豆(八粒) :2006/12/30(土) 12:48:44.56 ID:7fUGZYcKO
- せい
- 137 名前:黒豆(十粒) :2006/12/30(土) 13:04:33.93 ID:8X3T42YoO
- 何処の吸血鬼だ>>134-136
- 138 名前:黒豆(九粒) :2006/12/30(土) 13:35:03.28 ID:7fUGZYcKO
- >>137
元ネタが分からん
- 139 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 13:58:42.29 ID:y2WFBZq80
- 「なぁ、友…ちょっと聞きたいんだけどよ」
「ん?なに?」
「お前さ…なんでそんなに平気なんだよ?ランジェリーショップだぜ?」
普通の男なら、こんなとこに入るのは精神的にキツイだろ…。
「言ってなかったっけ?ここで姉さんが働いててさ、ちょこちょこ呼び出されて来てるんだよ
最初は、そりゃキツかったけどねー…もう慣れたよ」
「お前の姉貴って、ここで働いてたのか…。
どっかのランジェリーショップで働いてるとは聞いてたけどよ…」
こいつも、色々と苦労してんだなぁ…。
でもよ、いくら中身は男っつっても、俺は見た目は女なんだぜ?
そんな奴を自分の姉貴の職場に連れて来て…こいつは平気なのか?
「言い忘れてたけど、一応姉さんには『俺』の事情話してあるから、
多分だけど色々と力になってくれると思うよ」
「し、信じてくれたのか!?」
「うん、なんとかね…でも、完全に信じてもらうのは無理だったよ」
ま、そりゃそうだな。友達が、朝起きたら女になってたんだ!
なーんて言われても、頭がおかしくなったのかと思われるのがオチだ。
それでも、半信半疑ながら一応は信じてくれたんだ。きっと、苦労したにちがいねぇな。
友…ありがとな。今日はコリコリしても怒らないからな…。
「人にさ、信じてもらえないっていうのは…辛いもんね」
俺の様子がちょっと変だったのか、そんな事を友が言ってきた。
――あぁ、そうだな…昨日のはキツかった。
だからよ、友が信じてくれたときは、マジ泣きしそうになっちまった。
ホントに、友が居てくれて良かったぜ。
コイツが居なかったらよ、今頃…俺はどうしてたんだろうな?
- 140 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 13:59:04.76 ID:y2WFBZq80
- 「ほら、そんな所で何してるの?」
急に、女の人に声をかけられた。久しぶりに聞いたな、この声。
「あ、姉さん……この子が、『俺』だよ」
「どうも…お久しぶりです。智花さん」
友が実家を出て、アパートに引っ越す時に会ったのが最後だから…
かれこれ、一年くらいは会ってねぇのかな?
「ホントに俺くんなの…?全然面影無いけど…」
「はい…なんでこんな事になったのか俺にも判らないですけど…間違いなく俺です」
「んー、じゃあ…ちょっと聞いても良いかしら?」
智花さんは、友の方を見てニヤニヤしている。
何を聞かれるんかなぁ…ちょっと心配だな。
「えっとね…耳貸して…ヒソヒソ…」
「はぁ…はぁ…あぁ…なるほど…」
智花さんからの質問は、大体こんな感じだ。
あれは小学4年生の頃…友の初恋の話。
相手はクラスで一番可愛いくて、活発な女の子だった。
男子にも女子にも人気があって、密かにあの子が好きだった奴は多かったんじゃねぇかな?
俺はっつーと、その女の子の親友だった大人しい女の子の方が好きだったんだけどな。
まぁ…友から色々と相談を受けたりしたわけよ。
で、相談の果て…下駄箱にラブレターを入れる事にしたんだけどよ…。
これがまた大失敗だったわけだ。
別にフラれたわけじゃなくてな…入れる下駄箱を間違えやがったんだよ、あいつは。
よっぽどテンパってたんだろうな、普通なら間違えねぇぞ…。
んで、最悪な事に…その間違えた下駄箱の奴が友の事好きだったらしい。
逆に、友の方はそいつの事がキライだったそうだ。
昔は気が小さい奴だったからか、よくそいつにからかわれてたからな。
いまだにこの話を友にすると、かるーく凹むみたいだ。
- 141 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 13:59:24.65 ID:y2WFBZq80
- と、こんな感じで智花さんの質問に答えた。
「はぁ…ホントのホントに『俺』君なんだ…」
「さっきからそう言ってるじゃないですか…あの話を、こんなに細かく知ってる奴。
俺以外にいませんよ?」
あの話は、俺と友…そして、凹んでる友から無理矢理聞きだした智花さんの3人なんだ。
「そうよねぇ…それにしても…随分可愛くなったわねぇ」
「あ、あはは…そんな事より、早く下着を買っちゃいたいんすけど…」
流石に、こんなトコにいつまでも居たくねぇしな。
買う物買って、さっさと帰りてぇよ。
「ところでさ…あの話って、何?」
急に友が話に入ってきた。こりゃ、適当に誤魔化さねぇとマズイな。
「あ…あーーー。俺と智花さんしか知らねぇ話だ。
お前は知らない話」
「ふーん……」
友はイマイチ納得してねぇ顔してるな…ま、なんとかなるだろ。
「はいはい、いつまでも喋ってないで、下着選びするんでしょ?」
「『俺』。上下セットで2着までなら
姉さんが奢ってくれるらしいから、心配はしなくて良いよ」」
なるほどな、下着代出してくれるっつーことは、そういうことだったわけか。
「そうだ、姉さん。たぶん『俺』は、自分のサイズ判らないだろうから、測ってあげて」
「ん、そうね。じゃ『俺』君…こっちにきて」
「へ?ちょ、ちょっと…」
智花さんにずるずると試着室の方へ連れて行かれる。
- 142 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 14:01:09.01 ID:y2WFBZq80
- 「あ、あの…こういうのって服着たままでも問題無いんじゃ…」
「それじゃダメよー、正確なサイズを測らないと、
ブラとかちゃんと合ってないと結構辛いのよ?」
ぶっちゃけ言っちまえば、女体の事すらエロ本で仕入れた知識しかねぇ。
もちろん、そんな俺が女の下着の事に詳しいわけもねぇし、
こう言われちゃどうにもならねぇよな…。
「んー。トップバストはー…っと…87だからー、丁度CとDの間。ギリギリCね」
結構でかいとは思ってたけどよ、ほとんどDかよ…そりゃ重いわけだよな。
つっても、智花さんほどじゃねぇけど。あれは反則の領域だ。
「えーっと…ヒップは……こら、動いたら測れないじゃない」
「で、でも…くすぐったいんすよ…」
この人はわざとやってんのか?さっきからどうも動きが怪しいんだが…。
「我慢しなさい。男の子でしょ?…あ、今は女の子か」
くすくすと笑いながら、俺の身体を弄ってくる。
「ちょ…ちょっと…智花さん、ちゃんと測ってくださいよ…」
「ちゃんと測ってるじゃない、手で」
「手じゃなくて…!だ、だから…そんなとこ触らないでくださ…い…」
鏡の智花さんが、ごちそうを目の前にした狼みたいな顔してやがる…。
鏡の中の俺が、狼を目の前にして食われるのを待つ羊みたいな目をしてやがる…。
あぁ、鏡の中の狼が…舌なめずりを…している。
- 143 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 14:01:45.31 ID:y2WFBZq80
- 「はい、測り終わったわよ」
散々俺をいじりまわした智花さんが声をかけてくる。
「にしても、完璧に女の子になってるのね…びっくりしちゃった」
冗談じゃねぇ…びっくりしたのは俺だっつーの。
「まったく…智花さんは何するにしても突然なんですから…」
思い立ったが吉日。という言葉がそのまま歩いてるような人。
それが俺の智花さんの印象だ。この人は、昔から全くと言って良いほど変わってねぇ。
それこそ毎日のように、突然海へ行くぞー!と俺の家に友と一緒に押しかけてきては、
あちこち引っ張りまわす。そんな人だった。
友が家を出てからは、疎遠になっちまったけどな。
友が家を出たのと、智花さんが就職したのがほぼ同時期だったから
二人とも色々忙しかったんだろうな。んで、そのまま自然と…ってわけだ。
「いやー、それが私の長所だからねぇー」
――どう考えても短所だろ…。
と思ったが口には出さねぇ。口に出したが最後…だからだ。
「じゃ、またきてねー」
智花さんが俺達に向かって手を振ってる。
「つ、疲れた…早く帰って晩飯食って寝たい…」
これだけ疲労して手に入れた物はと言えば…
安売りしてた服いくつかと下着の上下をそれぞれ4枚ずつか…。
「ちょっとやりすぎたわー、あははー」って感じで、智花さんは下着をサービスしてくれた。
ありがたいと言えばありがたいけどよ…あんまうれしくねぇな。
「ねぇ、『俺』。夕飯だけど、何か食べたい物ある?」
「んー…。カレーが食いたい」
「それじゃあ、ルウ買って帰ろうか。そうだ、辛さはどうする?」
「今日もさみーからな、ちょっと辛めでたのむ」
やっぱ、さみー時は辛いものに限るよな。俺だけかもしんねぇけど。
- 144 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 14:01:57.73 ID:y2WFBZq80
- 台所からは、トントントンと小気味良い音が聞こえてくる。
俺はと言えば…する事が何もねぇ。
炊事に洗濯、掃除…俺は全部まるでダメだ。
迷惑掛けっぱなしじゃ悪いよなぁ…なんて考えながら、俺はテレビを見てるわけだ。
「ねぇ…『俺』」
友が台所から声をかけてきた。
「あー?なんだ?」
「一昨日の夜、何してた?」
一昨日の夜…?何してたっけかなぁ…たしか…。
「えーっとな、学校から帰ってきて、マンガ読んで…飯食って
風呂入って、ゲームやって……えーっと…忘れた」
ゲームやった後の記憶が全くねぇな。たぶん寝ちまったんだろうな。
別に普段と同じ一日だったしなぁ。
「何てゲームやってたの?」
「あー…えーっと…クソゲーだった事は覚えてるけどよ、タイトルは忘れちまった」
安く買ったゲームをやってたような気がするが…何てタイトルだっけなぁ。
「またクソゲー?相変わらずクソゲー遭遇率高いね」
「うっせ、結構気にしてんだぞ…俺が買うゲームがことごとくクソゲーなのは」
「あはは、ごめんごめん」
まったく、そんな楽しそうに笑われたら、俺まで頬が緩んじまうじゃねぇか…ははっ。
- 145 名前:コンニャク ◆FNYATSXT5E :2006/12/30(土) 14:06:31.80 ID:y2WFBZq80
- と、とりあえずこんな所
主人公:『俺』(名前未定につき仮名
プロフィール
身長:162cm
体重:51kg
3サイズ
B:87cm(ギリC)
W:61cm
H:86cm
若干茶色っぽい黒髪のロング
結構適当に決めた主人公プロフィール
- 146 名前:黒豆(百粒) :2006/12/30(土) 14:12:02.46 ID:8X3T42YoO
- >>138
星から訪れたもの でググれ
- 147 名前:黒豆(万粒) :2006/12/30(土) 14:24:56.75 ID:vNpWWtIpO
- >>145
wktkだぜ
- 148 名前:年賀状(裏も表も印刷のみ) :2006/12/30(土) 15:31:04.41 ID:3GhiyNob0
- >>145
GJ
- 149 名前:ウリ坊 :2006/12/30(土) 16:27:59.44 ID:TbyyPBih0
- ホッシュホッシュ
- 150 名前:黒豆(千粒) :2006/12/30(土) 16:48:52.27 ID:7fUGZYcKO
- >>145
ナイスジョブ!
>>146
わかった。めんどいからぐぐらない。
- 151 名前:黒豆(万粒) :2006/12/30(土) 17:30:59.27 ID:7fUGZYcKO
- 保守
- 152 名前:猪(貧乏) :2006/12/30(土) 17:34:16.88 ID:JZXksMoK0
- 保守
- 153 名前:親父と初詣 :2006/12/30(土) 18:12:12.33 ID:3GhiyNob0
- 守
- 154 名前:凧(100連) :2006/12/30(土) 18:20:04.42 ID:zwaBKmnE0
- 護
- 155 名前:1000ならクリスマス中止 :2006/12/30(土) 18:28:09.06 ID:7fUGZYcKO
- 月
- 156 名前:凧(ひもなし) :2006/12/30(土) 18:53:25.56 ID:88EUYhO00
- 天
- 157 名前:猪(禁欲中) :2006/12/30(土) 19:08:52.47 ID:v2kSgxPM0
- また懐かしいものを・・・
- 158 名前:角焼もち :2006/12/30(土) 19:32:10.83 ID:7fUGZYcKO
- ごめんなさい
- 159 名前:書初め(今年こそ素人デビュー) :2006/12/30(土) 19:32:59.80 ID:YVBLFQ0Z0
- 今さっき「さぁ」聴いてて、たった今このスレ見た俺の驚きといったらないぜ。
- 160 名前:凧(100連) :2006/12/30(土) 19:44:38.88 ID:88EUYhO00
- ^^
- 161 名前:凧(ひとりぼっち) :2006/12/30(土) 20:12:20.36 ID:88EUYhO00
- ほ
- 162 名前:金魚と初詣 :2006/12/30(土) 20:14:33.96 ID:3GhiyNob0
- あと1時間半で落ちることに気付いた
- 163 名前:小豆汁 :2006/12/30(土) 20:30:07.38 ID:gevRpIzdO
- 悲しいこと言ってくれるじゃない…
- 164 名前:カマボコ :2006/12/30(土) 20:33:43.05 ID:RWDLazzY0
- 三が日みんな忙しくて保守できないんじゃね?
- 165 名前:凧(ひとりぼっち) :2006/12/30(土) 20:36:13.79 ID:88EUYhO00
- とりあえず立てておいて・・・
落ちたら立て直せばいいんじゃね
- 166 名前:凧(♀) :2006/12/30(土) 21:11:21.92 ID:88EUYhO00
- ほ
- 167 名前:Ego ◆iqP3HuSAqU :2006/12/30(土) 21:29:28.68 ID:7fUGZYcKO
- 「とりあえず、オレを男に戻す気はないんだな?」
「うん、全く」
「よし、帰る」
元に戻れないならココにいる意味はない。さっさとウチに帰ってゲームでもやろう。そ
ういえばニードフォースピードカーボンも出たんだよな……買って帰るかな。
「帰るってどこに?」
「は? ウチに決まってるだろ」
「その姿で帰れるの?」
…………。
「ウチは両親とも海外にいるから問題ないよ」
…………確かにこの身体じゃ家に入れそうにない。オレなら知らない女の子が『この家
の息子です』なんて言ってきたら精神病院を紹介する。しかしウチに帰れないとなるとど
うするか……ってご丁寧に問題ないとか言ってるヤツがいるか。
「……わかった、帰るのはやめた」
「うんうん。じゃあ早速お風呂入ろっか」
なんでそうなる?
「ココに住ませてはもらうが、エロイことは一切やらないからな」
「えぇ〜……」
ったくコイツは……
「じゃあ一方的にするね」
「オレを襲うなっ!」
「やだっ!」
やだって…………
- 168 名前:神主と初詣 :2006/12/30(土) 21:32:19.23 ID:3GhiyNob0
- キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
けどあと20分で落ちちゃうんだぜ
- 169 名前:Ego ◆iqP3HuSAqU :2006/12/30(土) 21:32:47.02 ID:7fUGZYcKO
- 「とりあえず部屋はココを使って」
案内された部屋は至って普通の和室だった。六畳くらいか? タンスやら鏡台やらが置
いてあるが別に狭くはない。
「この部屋は?」
「お客さん用の部屋だよ」
ふむ、別に問題ないかな。
「布団は?」
「そこの押し入れに入ってるよ。枕も一緒」
押し入れを開けると、確かに一通りの寝具が入っていた。
「盗撮用のカメラは?」
自然な流れで聞いてみる。コイツならそれぐらい仕掛けてありそうで怖い。
「やだなぁ、盗撮用のカメラなんていくらボクでもまだ設置してないよ」
「そうだよな」
ふぅ、よかった。まだ設置してないのか。これで安心して生活が出来るってもんだ。
「…………って、"まだ"って何だ!? "まだ"って!?」
「明後日辺りに付けようと思って」
「付けるなっ!」
やっぱ安心してらんねぇ。
「だってキミが一人でヤってるのを観察したいんだもん」
「こんな危険な場所でヤれない、ヤらない、ヤれるかっ!」
…………まあ確かに、一度じっくりと観察してみたいけどさ。いや、自分の身体なんだ
からちゃんと把握しておかないとさ。敏感なトコとか。…………もちろん性的な意味で。
- 170 名前:Ego ◆iqP3HuSAqU :2006/12/30(土) 21:36:50.92 ID:7fUGZYcKO
- 夜中の一時。すっかり静まり返った町。
「…………誰もいないよな?」
軽く声を掛けるが返事はない。まあ返事をするとも思えないが、誰もいないと思う。そ
のことを確認し、服を脱ぐ。肌寒いが、ストーブのおかげで部屋の温度は低くない。服を
全て脱ぎ終え、鏡台の前に立つ。
「コレが今のオレかぁ……」
顔はハッキリ言ってかわいい。少しロリっぽい感じだ。しかし目線を下げると、カップは
分からないが豊満なバスト。それでいて形も良い、所謂美乳ってやつだ。そして細くはな
いが太くもない、適度にくびれたウエスト。とどめには大きなヒップ。上から下までハン
パなくオレ好みだ。
「よ、よし、触るぞ……」
声に出してから自分のバストを手の平で包みこむ。
「っ……!」
冷たい手に少し驚いた。だが、そんなことは気にせず、手に軽く力を込める。柔らかい
感触。強く、弱く、ゆっくり、すばやく、手を動かす。手を動かして疲れたのか、それと
も別の何かなのか、息が少し荒くなってきた。次は大きなバストの先端、ソコを摘んでみ
る。少し固い。上下左右に引っ張ったり、指の腹で転がしたりする。するとソコは、初め
に摘んだ時よりも固くなってきていた。少し暑くなってきた気がする。鏡台の上に置いて
あった手鏡を持ち、その場に座り込む。股を開き、ソコに手鏡を持ってきて、写ったもの
を見る。…………自分の身体なのに、すごくエロイ気がする。今までエロ本やAVでしか
見られなかったものがココにある。
「あ、それじゃあコッチから見れない」
鏡に写っているトコロに指を……
「……ってええっ!?」
- 171 名前:Ego ◆iqP3HuSAqU :2006/12/30(土) 21:37:45.25 ID:7fUGZYcKO
- なんだ今の声は? ってかアイツしかいない。辺りをよく見回すと、押し入れに小さな
穴が開いていた。押し入れを開けてみると、案の定アイツが入っていた。
「お前……」
「いやぁ邪魔しちゃってゴメンネ。あ、ボクのことなら気にしないで続けてよ」
「続けられるかっ!!」
結局、コイツはすぐに部屋から出ていったが、オレは指の一本も入れられなかった。途
中で終わってしまったせいか、なんだかすごく欲求不満だ。正直な気持ち、かなり入れた
い。だけどまだ見られてるかと思うと、何も出来ずに眠るしかなかった。
- 172 名前:神主と初詣 :2006/12/30(土) 21:40:57.44 ID:3GhiyNob0
- >>171
GJ
ていうかスレ立て弾かれた
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