別に新ジャンルじゃない「ひょんなことから女の子」
1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:04:23.55 ID:ZqXfRNJH0
クロ/クロが見たかったんだ。すまない。


2 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:05:52.83 ID:nlaN/06s0
>>1 乙




3 名前: 長目 投稿日: 2006/09/03(日) 21:06:11.00 ID:Wfhe88030
>>1
乙です。
って、ちょ、名指しwww

まとめ
http://www12.atwiki.jp/hyon/pages/1.html


4 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:06:11.64 ID:hP7qUZI5O
2なら俺が貧乳の女になる


5 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:07:01.13 ID:ZqXfRNJH0
>>3
すみません。普通にwikiを忘れてました。


6 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:07:48.68 ID:lzj+QeAZO
 ま た 落 ち た の か 














 ('A`)
  (<

正直スマンかった


7 名前: 長目 投稿日: 2006/09/03(日) 21:10:11.46 ID:Wfhe88030
>>5>>6
オッケードンマイレッツゴー。
俺としては、感謝しこそすれ、悪く思うことはありえないんだぜ?


8 名前: 長目 投稿日: 2006/09/03(日) 21:13:35.00 ID:Wfhe88030
で、書けましたが――早くも投下してもいいですか?
一応前回までの大雑把なあらすじ
 ●プロローグ『XY→XX』実験で女体化  ●1『XX(1)』実験開始。
 ●2『XX XX』買い物。  ●3『XX(2)』全身筋肉痛。
 ●4『XX∋X』初めての生理。  ●5『XY』天才の秘密と動機。
 ●67『XX*n』温泉旅行。秘密の共有。  ●89『XY XY』兄登場。兄弟の過去。


9 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:14:45.56 ID:nlaN/06s0
バッチコーイ


10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:16:08.34 ID:lzj+QeAZO
 ('A`)
  (<

バッチコーイ!


11 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:17:17.95 ID:hmEWF7tc0
待ってたんだぜ!!


12 名前: 長目 『クロ/クロ』10-1 [お待たせしました。では行きます。] 投稿日: 2006/09/03(日) 21:19:18.36 ID:Wfhe88030
 あの日以来、天才は部屋に帰らなくなった。

 あれから半月。
 俺は詳細なデータ採取のために、あちらこちらへと引っ張り回される日々だ。
 葛は俺の観察の継続とデータ採取の総括を任され、俺のスケジュール管理まで担当している。

 天才は昼も夜も研究室に籠もり、
 俺から得たデータのまとめと検討、機器の調整を行っている。
 検査の時にはしばしば顔を合わせるが、それが終わればまたすぐ研究室に戻ってしまい、
 まともに口を利く機会もなかった。

 兄は何度かマンションを訪れたが、その度に俺や葛が追い返した。
 大学の方にも行ったかも知れないが、恐らく会うことは許されなかった風だ。
 年明け辺りから姿を見なくなったところを見ると、一旦アメリカに帰ったのかも知れない。

 すでに大学は冬季休講も終わり、後期の試験のために構内はにわかに騒がしい。

 この身体をどう説明したらいいか分からなかったので、
 親には、実験で忙しいから年末年始は帰れないとメールで告げた。

 俺は調べたいことがあり、検査の合間を縫っては大学の図書館へと通っていた。
 今はその帰りだ。


13 名前: 長目 『クロ/クロ』10-2 [お待たせしました。では行きます。] 投稿日: 2006/09/03(日) 21:20:19.45 ID:Wfhe88030
 夕方の空を見上げると、灰色の雲が一面に薄くたれ込めている。
 息を吐けば驚くほどに白く、マフラーとコートをもってしても寒さはなかなか防げない。
 最近は天気予報も満足に見ていないが――
俺「雪が降るかもな」
 そうひとりごちて、俺は家へと向かう足を速めた。

 大学からウチまで徒歩で5分。
 たった5分の間にも、外はどんどん暗くなっていく。
 マンションの前でふと立ち止まり、自分の部屋を見上げた。

 ――俺の部屋の、電気が点いていた。

 もう目を閉じていても押せるマンションの暗証番号。
 エレベーターで8階まで上がり、葛の部屋の前を通り過ぎて自分の部屋へ。
 キーを取り出して、部屋の扉を開ける。
 玄関に目を落とすと、見覚えのある小さな靴が一足、丁寧に並べられていた。
 俺は慌てて靴を脱ぎ捨て、部屋に上がって、リビングの扉を開ける。

 そこにはアイツがいた。

 いつかのように、ソファの上で足をぶらぶらとさせて。
 ソイツはこちらに振り向くと、変わらぬ口ぶりで言った。

天「おかえり」


14 名前: 長目 『クロ/クロ』10-3 投稿日: 2006/09/03(日) 21:20:55.78 ID:Wfhe88030

           クロ/クロ

            最終話
          『 X Y   X X 』



15 名前: 長目 『クロ/クロ』10-4 投稿日: 2006/09/03(日) 21:22:17.61 ID:Wfhe88030
俺「お前……なんでここに……」
 俺が呆然とソファの前に立つと、天才は心外そうな顔をする。
天「なんでって、来ちゃいけなかった?」
俺「いや、そんなことはねぇけど」

天「ご飯、ちゃんと食べないと駄目でしょ」
 天才は台所のゴミ箱に目をやる。
 ゴミ箱からはカップ麺やコンビニ弁当の容器があふれ返っていた。
俺「最近忙しくてな」
 ばつが悪そうに頭をかくと、天才は笑って
天「私も似たようなものだけどね」
 と、コンビニのフルーツゼリーを掲げてみせた。

天「今日は久し振りに時間もあるし」
天「何か作ってあげる」
 立ち上がった天才はエプロンと買い物袋を手に、キッチンへ向かった。

 椅子にひざ立ちになった天才の後ろ姿を、俺はただ黙って眺めていた。
 たった半月前までは当たり前のように見ていたその姿が――
 今は、ひどく懐かしかった。


16 名前: 長目 『クロ/クロ』10-5 投稿日: 2006/09/03(日) 21:23:33.70 ID:Wfhe88030
俺「ごちそうさん」
天「お粗末様でした」
 久し振りの天才の手料理は、相変わらずうまかった。
 本人がそれをほとんど食べないのも相変わらずだが。

 洗い物を終え、台所から戻ってきた天才は、少し迷ったように足を止めた。
天「ねえ」
天「そっちに行ってもいい?」
俺「なんだよ、改まって」
俺「好きにしろって」
天「うん」
 天才はこちら側へ歩いてくると、少し悩んだあと、俺の隣に腰を下ろした。

天「こうして話すのは久し振りだね」
俺「そうだな」
 …………。
 くすり、と困ったように笑う天才。
天「おかしいね。ちょっと前までは毎日こうしてたのに」
天「今は、何を話していいのか分からないよ」


17 名前: 長目 『クロ/クロ』10-6 投稿日: 2006/09/03(日) 21:25:03.19 ID:Wfhe88030
 それは俺も同じだった。
 いや、言いたいことは沢山あるのに、その場所へ繋がる言葉が見つからなかった。
 だから、とりあえず当面のことを聞いてみた。
俺「お前、これからどうするんだ?」

天「日程が決まり次第、手術を受けるよ」
 天才側の準備は、今日でほとんど終わったらしい。
天「あとはスタッフのスケジュールだね」
 俺に手術を施した医師たちは、一人ひとりが高名で多忙な人物なのだそうだ。
 彼らがたった一日、一同に集うまで、俺の時は4ヶ月という調整期間を要した。
 今回の場合、元々俺の観察実験が半月後にデータをまとめる予定だったこともあり、
 その時までには確実に集まることができるらしい。

 つまり最低でも半月後には、天才は女の身体になる。

俺「……じゃぁ、それが終わったら?」
天「手術が終わったら……」
俺「…………」
天「日本にいる理由もなくなっちゃうしね」

天「ボストンに帰ろうかな、って思ってる」


18 名前: 長目 『クロ/クロ』10-7 投稿日: 2006/09/03(日) 21:26:00.19 ID:Wfhe88030
俺「…………」
俺「……大丈夫なのか?」
天「何?」
俺「その、帰ったら、兄貴がいるんだろ……?」
天「……多分、大丈夫」
 お兄ちゃん、女の人は嫌いだから、と天才は苦笑する。
天「お兄ちゃんも大事な家族だから、嫌われるのは悲しいけど……」
天「もう不安になることはないから」

 そうかも知れない。
 俺はその表情に、納得させられそうになる。
 でも、まだだ。
 俺は天才へと向き直った。
俺「お前はさ、本当にそれでいいのか?」
 正面から天才の目を見詰める。
 たしかめなきゃならないことがある。
俺「後悔するんじゃないのか?」

天「……どういう意味?」
 いぶかしげに眉をひそめる天才。

 ――願わくば、この想像が的はずれなものであるように。
 そう祈りながら俺は、天才の胸の中心を、指でトンと叩いた。

俺「お前の心、本当は女なんかじゃないんだろう?」


19 名前: 長目 『クロ/クロ』10-8 投稿日: 2006/09/03(日) 21:27:36.77 ID:Wfhe88030
天「!」
 驚きに目を見開く天才。

 天才が研究室に戻ってから、俺は暇を見つけては様々なことを調べていた。
 内容は天才の抱えている問題――虐待や性同一性障害についてだ。
 それらを調べていく中で、俺は一つの事実を見つけた。
 現在、性同一性障害の原因は胎児期の脳構造の障害によるという説が有力だ。
 また、支持は少ないが、3〜5歳の精神的な性別獲得時に障害を起こしたという説もある。

 天才は自分が性同一性障害だと言った。
 だが、天才はこのどちらのケースにも当てはまらない。
 かといって、天才がこのことを知らないとは考えにくい。
 そして俺は一つの予想に辿り着いた。

 ――天才は嘘をついているのではないか。

 自分が女になるために。
 周囲を納得させるためか、
 あるいは――
 自分を納得させたいからか。

 そして、天才の表情は、俺の仮説が真実であることを示しているように思えた。


20 名前: 長目 『クロ/クロ』10-9 投稿日: 2006/09/03(日) 21:29:00.00 ID:Wfhe88030
俺「お前はあの兄貴のせいで、男を嫌悪している」
俺「自分の心も身体も嫌悪している」
俺「だから、心は女のふりをして、身体は女になれる技術を作った」
俺「そうなんだろ」
天「…………」
俺「たしかにお前は自分の発明で女の身体になることができる」
俺「でも……」
天「……やめて……」
俺「心は変えられない。偽ることしかできない」
天「……ねぇ、やめて……」
俺「お前はこれから、ずっと嘘をつき続けて行く気か? 周りにも、自分にも」
天「やめてよ……」
俺「それで、後悔しないって……」
天「ユウキ君!」

 天才が、俺の名を呼んだ。

 今にも泣き出しそうな顔で、目をそらす。
 服の裾を握りしめた手が小さくわなないていた。
 天才は震える声で言った。
天「お願い……それ以上は言わないで」

 それは、ずきり、と、
 まるで心の底の方が同じ場所で繋がっているかように、俺の胸をも痛めた。


21 名前: 長目 『クロ/クロ』10-10 投稿日: 2006/09/03(日) 21:30:10.17 ID:Wfhe88030
 俺はこいつの気持ちが分かると思っていた。
 身体と心の性別が食い違う者同士だという共感。

 だけど、違った。
 コイツは俺と一緒なんかじゃなかった。
 天才は俺の予想よりももっと遥かに過酷な状況にいて、
 精一杯の虚勢と、嘘を固めた壁の中で、独りで生きていたんだ。

俺「お前、いつか俺のことを好きだって言ってくれたよな」
俺「それは俺が女の身体だからか?」
俺「俺の心は嫌いなのか?」
天「…………」
天「そんなこと……ない……」

 俺は、その壁を一枚一枚剥がしていってやりたいと思った。
 コイツを外の世界に連れ出すために。
 ――俺がコイツと同じ世界にいるために。

俺「お前が知ってる男も女も。世界のほんの一握りでしかないんだ」
俺「世の中にはもっと良い奴が沢山いる」
俺「俺はそれを教えてやりたい」

俺「だから……」

俺「これからも、俺と一緒にいてくれないか?」


22 名前: 長目 『クロ/クロ』10-11 投稿日: 2006/09/03(日) 21:32:35.25 ID:Wfhe88030
天「……!」
 驚きで、天才の目が見開かれた。

 俺は言葉を続ける。
俺「だから……頼む」

俺「俺にまで嘘をつかないでくれ」

俺「俺には力も、金もない。頭だってお前の足下にもおよばないし、優しくだってない」
俺「でも、お前のことは――」
 周りから理解されず、壁を作られて、頼れる人もいないで、
 だから、理解されようとも思わず、自分で壁を作って、誰にも頼らないで、
 そんな、いつも独りきりのお前の――
俺「お前のことだけは、分かってやりたいんだよ……」

俺「どうしても女になりっていうなら、俺は止めない」
俺「でも、お前が後悔する時、辛い思いをする時、一緒に受け止めてやりたいんだ……!」
俺「だから……っ、俺にだけは、嘘をつかないでくれ」

 だめだ。
 涙が堪えきれない。
 喉の奥が痛い。
 声が震え出す。

 それでも、これだけは伝えなきゃ。

俺「お前のことが……好きなんだ……」


23 名前: 長目 『クロ/クロ』10-12 投稿日: 2006/09/03(日) 21:34:05.35 ID:Wfhe88030
天「やめてよ……」

 天才が小さく震える声で言った。
天「だって……分からないよ」
天「そんな顔で、好きだなんて言わないで」
俺「…………」
天「それじゃお兄ちゃん同じでしょ!」

俺「違う」
 俺は首を横に振った。
俺「俺はお前を傷付けたりしない」
俺「身体に触れられるのが嫌なら、絶対に触れないと誓う」
俺「……慢心かも知れない。果たせないかも知れない」
俺「――そう思うのなら……俺の言ったことは、忘れてくれ」
俺「でも、もし、俺のことを信じてくれるのなら」
俺「俺と一緒にいてくれ」

天「分からない……分からないよ……」
 首を小さく左右に振りながら、天才は立ち上がり、後退る。
 俺は、その手を引き寄せることも出来ない。
 ――天才が望まない限り、触れないと決めたから。

天「私……やっぱり、来ない方が良かったね」
 うつむいた天才は、そう呟くと、俺に背を向けた。
天「ごめん……」
 そう告げて、天才は俺の部屋の扉を閉めた。

 窓の外を見ると、いつの間にか雪が降り始めていた。


24 名前: 長目 投稿日: 2006/09/03(日) 21:38:36.32 ID:Wfhe88030
一気に載せると長いと思うので、半分で一旦切りです。
続きは……30分後ぐらいに?


25 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:40:50.19 ID:lzj+QeAZO
>>24
この時点で既に目から汗が・・・

続きwktk!!


26 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:41:16.27 ID:hP7qUZI5O
wktk


27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:41:41.82 ID:ZqXfRNJH0
>>24
一旦お疲れ様!


28 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 21:45:55.30 ID:hmEWF7tc0
非常に楽しみwktk!!


29 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/03(日) 21:56:50.57 ID:lzj+QeAZO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


30 名前: 長目 『クロ/クロ』10-13 投稿日: 2006/09/03(日) 22:04:33.04 ID:Wfhe88030
 それから半月。
 天才が言っていた通り、準備がもう終わったからなのか、
 それとも単に避けられているのか、
 俺が検査などに呼ばれることはなくなった。
 天才とはあれ以来顔を合わせていない。

 そんな2月の頭の朝、俺が部屋でぼんやりと過ごしていると、
 携帯がメールの着信音を響かせた。
 ――葛からのメールだった。

  Sub ユウキちゃんへ
  Main 大学病院のロビーに来て下さい。待っています。

 言われた場所へと向かうと、ロビーの長椅子に葛の姿があった。
 俺が小走りに近付いていくと、葛もこちらに気がつき、立ち上がった。

俺「久し振りだな、かつ……」

 パシンッ!

 乾いた音がリノリウム張りの空間にこだました。
 葛の平手打ちの音だった。


31 名前: 長目 『クロ/クロ』10-14 投稿日: 2006/09/03(日) 22:06:12.67 ID:Wfhe88030
俺「……!」

 赤くなった手の平をもう一方の手で包み、葛は俺を睨め付けた。
葛「……先生のお兄さんが来た時、私がなんて言ったか、分かりませんよね」
葛「先生を苦しめたら許さない、って言ったんですよ」
俺「…………」
葛「ユウキちゃん、先生を泣かせましたね?」
俺「…………」
葛「……っ!」
葛「何とか言ったらどうなんですかっ!」
 葛が再び手を振り上げる。
俺「…………」
 俺は答えない。
 天才を泣かせたのは本当だ。
 だが、謝る相手は葛じゃないし、そんな言葉を言ったところでコイツも喜ばない。
 だから俺はもう一度その平手を受ける覚悟をした。

 しかしその手はいつまで経っても、振り下ろされることはなかった。
 代わりに、今度はその手で俺の頬をそっとなでる。

葛「それでも、先生はユウキちゃんを選んだんですよね」
俺「……葛?」

葛「行ってあげて下さい」
葛「先生は第3手術室で待ってますから」


32 名前: 長目 『クロ/クロ』10-15 投稿日: 2006/09/03(日) 22:07:39.48 ID:Wfhe88030
 第3手術室。
 そう記された掲示に従って走る。
 目的の単語が書かれたプレートの下、手術室の扉の前にプラチナブロンドの姿が見えた。

天「こら。廊下を走っちゃ駄目でしょ」
 息を切らせた俺に、天才は先生らしい態度で注意をした。
天「……来てくれたんだ」
俺「そりゃぁ、来るさ」

天「あれからね、色々考えたんだ」
俺「――あぁ」
天「君の言ってることは正しいんだと思う」
天「世の中の人みんなが、お兄ちゃんやママみたいじゃないんだって……」
天「君もそうなんだって……」
俺「…………」
天「でも、やっぱり怖いの……」
 天才はいつかのように自分の肩を抱いた。
天「だから今は――私が逃げることを、許して」

俺「……そうか」
 それが天才の出した答えなら、俺に言えることは何もない。

 しかし、天才は言葉を続けた。
天「だけどね……」
天「私も、このままは嫌だから……」

天「君のことも、信じてみたいと思う」


33 名前: 長目 『クロ/クロ』10-16 投稿日: 2006/09/03(日) 22:09:38.67 ID:Wfhe88030
天「手術が成功しても、私はここに残るから」
天「これからもよろしくね」
 小さく笑う天才。
俺「お、おぅ。任せとけ」
 天才が信じると言ってくれた。
 それだけで、自分の顔がほころぶのを感じた。

天「今はまだ怖いけど……」
天「君の心が本当に信じられるようになったら」
天「今度は、君が男に戻れる方法を探してみるよ」
 俺は天才の言葉に驚きを隠せず、つい聞き返してしまった。
俺「……できる、のか?」
天「どうかは分からないけどね。でも、やるだけはやってみようと思う」
 決意の表情。
俺「あぁでも待て。まだ分かってないな」
天「?」
俺「“探してみる”じゃないだろ、そこは。“一緒に探そう”が正しい」
 きょとんとした表情から一転、天才はくすりと笑った。
天「そうだね」

 つられて笑う俺。
 ――そこで、ふと、違和感を覚えた。

俺「手術が、“成功しても”……って?」


34 名前: 長目 『クロ/クロ』10-17 投稿日: 2006/09/03(日) 22:12:09.61 ID:Wfhe88030
 天才はすっと真面目な表情になった。
天「嘘はつかないって、約束したから。本当のこと、全部言うね」
天「――私の手術、成功するか分からないの」

俺「……待て。だって俺の時はちゃんと……」
天「君は完全に成長しきった身体だったでしょ」
天「でも、私はまだ成長期だから、どんな影響が出るか分からないんだ」
 天才は自分の手首を、その細さをたしかめるように掴んだ。
天「身体も君ほど強くないから、耐えられないかも知れないしね」
俺「お前、そんな危ねぇ……!」
天「大丈夫。そういう危険性もある、っていうだけだし」
天「死にはしないでしょ」

天「それに、まだ気になることがあるんだ」
天「あれ……痛い、でしょ……?」
 俺は思い出す。
 気を失うほどの激痛。それが数日に渡って絶えず襲ってくる苦しみ。
 ほんの数日で身体の構造が丸々変わるんだ、相応の痛みと高熱が伴う。
 天才もあの光景を見ていたはずだ。
 俺は正直に答えた。
俺「あぁ……あれは、痛ぇよ。かなりキツい……」
天「それが怖い、かな」
 天才は弱々しく笑った。
 それでも内側の決意だけは変わらないようだったが。

俺「大丈夫、きっと上手くいく」
 それは無責任な言葉だったかも知れない。
 でも、俺には不思議な確信があった。
 俺に耐えられたんだ。コイツにできないはずはないさ。
天「うん」


35 名前: 長目 『クロ/クロ』10-18 投稿日: 2006/09/03(日) 22:13:39.88 ID:Wfhe88030
 そして、俺はあることを思い出した。
俺「俺、お前に一つ謝らなきゃならないことがある」
天「何?」
俺「俺も一つ嘘ついてたんだ」
天「……え?」
俺「ほら、兄貴が来た時の夜、温泉の帰りの話……した、だろ?」
天「……うん」
俺「俺、ホントはキス、したんだ……」
天「…………」
俺「……その……デコに」
天「ほぇ?」
 予想外に間の抜けた声が聞こえた。

天「お、でこ?」
 ぷっ、と、天才が吹き出した。
天「あはははは! 何それ?」
俺「わっ、笑うなよ!」
天「だって、真面目な顔してるから何かと思ったらー!」
俺「大事な問題だろ!?」
俺「俺もお前に嘘はつきたくないから、それで……!」
天「――うん、分かったよ」
 笑い止んだ天才は人差し指を立てて突き出すと、俺の言葉をさえぎった。
天「私も今まで嘘ついてたんだし、これでおあいこね」
俺「お、おう」
 その仕草にどきりとした俺は、思わず詰まりながらも頷いた。


36 名前: 長目 『クロ/クロ』10-19 投稿日: 2006/09/03(日) 22:15:38.88 ID:Wfhe88030
 ややあって、天才はちらりと俺の方を見た。

天「あのさ……」
俺「ん?」
天「今も、したいって、思ってる?」
俺「……え?」

天「――キス」

俺「…………」

 俺は正直に答えた。

俺「……あぁ」

天「そう……」

天「あのね」

天「私、やっぱりまだ手術……怖いから……」

俺「…………」

天「――ゆうきが、欲しいな」


37 名前: 長目 『クロ/クロ』10-20 投稿日: 2006/09/03(日) 22:17:12.22 ID:Wfhe88030
 消え入るような声でそう言って、天才はすぐにうつむいてしまった。
 耳まで赤くなってるのが分かる。
 手術の恐怖か、自分の言ったことに対する恥ずかしさか、その手が震えていた。

 俺は天才の頬に指を添える。
俺「顔、上げて」
 いやいやをするように、首を振る天才。

 俺は膝をつく。頭1つ分、俺が下になる。
 うつむいた天才と、それを見上げる俺。
 視線を重ねて、瞳を閉じて、
 手と手を重ねて、きつく結んで――

 そして、唇を重ねた。

 手の震えは、いつしか止まっていた。

 唇を、静かに離す。
天「えへへ……」
 天才は自分の唇を指でなぞった。
天「ホントのキスって、こんな気持ちになれるんだ」
 幸せそうな笑顔。
天「ありがとう」

天「じゃあ、行ってくるね」
 告げて、天才は笑顔のままに背を向ける。
 そして、もう振り返ることはなく、
 天才は扉の向こうへと姿を消した。


38 名前: 長目 『クロ/クロ』10-21 投稿日: 2006/09/03(日) 22:20:48.74 ID:Wfhe88030
天「――!」
 声にならない叫びを聞く。

 手術は終わった。
 病室のベッドの上、天才が全身を襲う激痛に身体をよじっている。
 俺は傍らでその姿をただ見ている。
 この痛みがどんなものか、俺は知っている。
 天才がこの痛みに耐えることは、どれだけ困難なのだろう。
 ――コイツはまだ子どもなんだ。
 もしかしたら、壊れてしまうかもしれない。

 あぁ、そうだ、最初から分かってたことじゃないか。
 コイツは、こんなに小さくて、まだまだ子どもで……。
 だから、守ってやらなきゃ……。

 細くて小さな手が、シーツを掴むこともできずに震える。
 俺は天才の手を握ってやることもできない。
 そんなことをしても痛みを増すだけだ。
 だけど、それでも俺は天才のそばにいる。

 思い出せ。
 俺がこうなっていた時、
 そして、目を覚ました時、

 必ずそばにいたのは誰だった?

 ――コイツだ。

 コイツがいてくれたんだ。


39 名前: 長目 『クロ/クロ』10-22 投稿日: 2006/09/03(日) 22:25:49.91 ID:Wfhe88030
 ――ん。
 朝、かな。
 どこからか鳥の声が聞こえる。

 感覚がはっきりとしてきた。
 身体に痛みが走って意識が覚醒する。
 私……そっか。
 ゆっくりと、目を開ける。
 白い光、白い天井、白いカーテン。

?「あ……」
 すぐ隣で、声がした。
 ――君、か。
 そばにいてくれたんだ。

 もう、ばかだなあ、目の下にクマなんか作っちゃって。
 そんな風に泣いて、顔をくしゃくしゃにしちゃだめだって。
 せっかくの綺麗な顔が台無しでしょ。
 大丈夫だから、ね?
 私は痛む手をあげて、その涙をぬぐった。

 ――ありがとう。

 ――好きだよ。

 私は、心の中でそう囁いて、大切な人にほほえみかけた。

天「おはよう」

-------------------------------------------------------------------------------


40 名前: 長目 投稿日: 2006/09/03(日) 22:29:43.75 ID:Wfhe88030
まとめ 【>>12-23 >>30-39

ありがとうございました。
残すはエピローグのみです。
スレのほとんどを占領してしまって申し訳ないですが、
さっき同じく、30分後に行かせて頂こうかと。


41 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 22:30:27.49 ID:hmEWF7tc0
GJ!
tkwkが止まらない!!


42 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 22:32:04.88 ID:6H2uK9U80
狂おしいほどにG・J!!!


43 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 22:32:49.76 ID:5n7BDnCTO
もう終わっちゃうのか…………でもwktk


44 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 22:33:35.05 ID:hmlZOne80
>>1よこのためだけにスレを建てたかいがあったな
全ての作者含め今は狂おしく賞賛を投げかけよう


45 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 22:33:45.65 ID:lzj+QeAZO
>>40
GJ!
感動した!!!


46 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 22:42:48.51 ID:hmEWF7tc0
念の為保守


47 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 22:52:20.88 ID:lzj+QeAZO
保守


48 名前: 長目 『クロ/クロ』E-1 投稿日: 2006/09/03(日) 23:00:42.90 ID:Wfhe88030
エピローグ『XX→XY』

-------------------------------------------------------------------------------

 あれから6年が経った。

 天才が発表した技術は学会を激震させた。
 一部の人権保護団体や宗教団体からは猛烈な反発を受けたが、
 一方で性染色体異常や性同一性障害に関わる人々からは絶賛された。
 今では法整備も各国で進み、裁判所の許可を始め様々な手続きを踏めば
 遺伝子上および戸籍上の性別転換が可能だ。
 無論、相応の理由がない限り許可が下りることはないが。

 あれからアイツは、女としての人生を歩んでいる。
 初めてあの日が来た時なんて、泣きながら喜んでいた。
 不安要素と言われていた二次性徴前の手術が逆に功を奏したのか、体質も変わり、
 今では随分と女らしい曲線的な体つきになった。
 多少細身だが、以前のようなやせ細った身体ではない。
 ……まぁ、胸のサイズと身長は平均未満までしか成長していないが。
 その話題に触れると怒るところは相変わらずだ。

 また、アイツは今も色々な研究を進めている。
 俺も助手として手伝ってはいるが、やはり頭の中身が違うというか……
 まぁ、俺はあくまで手伝いと精神面の支えになろうと努めている。
 今研究しているのは、男性からY染色体を抜き出し、それを女性へ移植する技術――
 大抵の場合は父親から娘へ、親子間での染色体の組み替えを比較して解析、
 それに沿ってY染色体のデータを組み替え直してから、それを細胞に……
 ――まぁ、難しい話を省くと、要は女から男になる技術だ。


49 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/03(日) 23:01:27.87 ID:lzj+QeAZO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


50 名前: 長目 『クロ/クロ』E-2 投稿日: 2006/09/03(日) 23:02:41.04 ID:Wfhe88030
 そして、俺は再び最初の被験者となった。

 あの激痛を再び味わうのはなかなかにキツいものがあったが、
 覚悟ゆえか、天才の技術が進歩したお陰か、前回よりは痛みに耐えられたと思う。
 そういえば、女性は痛みに対して強いと聞いたことがある。
 もしかしたらそれかもしれない。

 退院のためにロビーで手続きを終え、
 出口へ向かうと、そこには見知った顔ぶれが揃っていた。
 両親、友人、研究室の同僚たちだ。

 葛が一同を代表して、花束を渡してくれた。
葛「ユウキちゃん。退院おめでとうございます〜」
俺「おぅ、ありがとう。だがユウキ“君”な。“君”」
葛「でも〜、本当に戻っちゃったんですねぇ〜」
俺「待て。無視か」
葛「可愛かったのに、残念です〜」
 ちっとも残念じゃなさそうに葛は笑った。

同一同「退院おめでとうー」
同1「うわ、ホントに戻ってる。懐かしー」
同2「えー、私は男の方の顔は初めて見ましたー」
同3「私もー。先輩そんな顔だったんですねー」
俺「おぅ、ありがとう。って俺は見せ物か。こら待て、さわんな。さーわーんなー」

母「おや、前より男前になったんじゃない?」
父「可愛い娘ができたと思ったら、またむさい男に逆戻りか」
俺「あんたら、好き勝手言ってくれるな」
俺「あぁ、あと父さん。悪いな、実験に色々付き合わせて」
父「ん、気にするな」


51 名前: 長目 『クロ/クロ』E-3 投稿日: 2006/09/03(日) 23:05:16.27 ID:Wfhe88030
 と、その時だった。
 黒いタクシーが病院の入り口に停まった。
 中から、長い髪の少女が下りてくる。
?「ごめんね遅れちゃった」

俺「またマスコミに追いかけ回されてたのか?」
?「そう。もう、こっちは大事な日なのに」
俺「まぁ新しい発明だし、色々ついて回るんだろ」
?「それはそうなんだけど」
 マスコミがこっちに来ないのは、規制のせいというより、
 コイツの方が話題性があるからなんだろうな。見た目とか。

母「こんにちは」
?「あっ、こんにちは」
 慌てて両親におじぎをする少女。
 背中の中ほどまで伸ばしたプラチナブロンドが揺れる。

 俺の隣で、父さんが自分のあごをひとなでする。
父「お前が女になったと聞いた時は驚いたし、また男に戻ったっていうのも驚いたが」
父「しかし、あんな可愛い子を嫁さんにもらうってのが、一番の驚きだな」
母「それもノーベル賞をもらった子だよ? これ夢じゃないの?」
俺「あんたらな……」

葛「夢じゃありませんよ〜」
葛「ユウキくん、先生とお幸せに〜」
俺「あぁ、ありがとう」


52 名前: 長目 『クロ/クロ』E-4 投稿日: 2006/09/03(日) 23:06:53.02 ID:Wfhe88030
?=天「あ、そうだった!」
天「早く乗って乗って!」
 と、天才は俺の手を引いて、タクシーに引っ張り込む。
天「式の打ち合わせ、今日行くって言ったでしょ?」
俺「おいおい、あんまり急いでもしょうがないだろ」
天「早く行こうよ」
俺「――あぁ、そうだな」
俺「じゃぁ、みんなありがとう。ちょっと行ってくる」
天「みんな、またね」

 見送りに手を振って、俺たちはタクシーに乗り込んだ。

天「なんか懐かしい。その顔」
俺「そうだろうなぁ。俺もそうだし」
天「改めて見ると、格好良いよね?」
俺「そ、そうか?」
天「んー、ほら、あばたもなんとかっていうでしょ」
俺「待て」

 ――にしても、無事男の身体に戻れたのはいいが、一つ大きな問題がある。
 今年結婚できるようになったばかりのアイツは16歳。
 一方、俺は来年三十路だ。
俺「俺、世間的に見たら、言い訳もできないほどのロリコンだよな……」
天「私は気にしないよ」
俺「俺が気にするんだよ」

 今度はコイツと、若返る技術でも研究するかな。


53 名前: 長目 『クロ/クロ』E-5 投稿日: 2006/09/03(日) 23:07:48.02 ID:Wfhe88030
天「あ、そんなことより」
俺「ん?」
天「大事な言葉、今の君の声で聞いてみたいな」
俺「大事な……って、おまっ……今か? 心の準備ってもんが……」
天「聞きたいなー」
俺「…………」
俺「……一回だけだぞ?」
天「えー、一回だけ?」
俺「……今はな」
 んんっ、と咳払いを一つ。
 天才の目を見詰めると、俺は言った。

俺「――愛してる」
天「――私も」

 そして、俺たちは互いの唇を重ねた。

                    - f i n -

-------------------------------------------------------------------------------


54 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:09:59.58 ID:hmEWF7tc0
長かったクロ/クロもこれで終わりかと思うと寂しいねぇ・・・
とりあえず作者さんGJ!!!


55 名前: 長目 投稿日: 2006/09/03(日) 23:11:05.20 ID:Wfhe88030
まとめ 【>>48 >>50-53

という訳で『クロ/クロ』完結です。

俺の話は、台本形式じゃない、初代>>1が作ったキャラじゃない、学園物でも、主人公がハイティーンでもない、
ギャグノリじゃない、萌えも前面に出さない、エロもない、シリアスというかかなり暗い、長い、
と、このスレ一番の異端をやるつもりで書いていました。
そんな話に最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございます。

この話を書く場所と機会を用意して下さった保守、住人、職人、そして、各スレ>>1の皆さんに心より感謝を。
そして、メインストリームの職人さん方の作品にはマジでwktkしています。

改めて、ありがとうございました。
では引き続き「ひょんなことから女の子」をお楽しみ下さい。

おまけ
http://imepita.jp/trial/20060903/825570


56 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:13:12.16 ID:yKvIOTA00
>>55
お疲れ様でした

っ旦~~~


57 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:13:46.97 ID:5n7BDnCTO
>>55
でっかいグッジョブです!
ありがとうございました。お疲れ様でした。大好きです。


58 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [今日限りで保守人を引退しまつ。] 投稿日: 2006/09/03(日) 23:16:10.50 ID:lzj+QeAZO
>>55
作品の間に入ってしまった・・・

GJ!!
感動しました!!!

激しく乙です!!


59 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:18:00.16 ID:oiJJJrz20
>>55
乙かれー
最後までGJでした!


60 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:20:55.52 ID:hmlZOne80
>>55
乙 際限なく乙  Good job!

>>58
顔も知らんがこの感動はお前のおかげだ ありがとう


61 名前: 長目 投稿日: 2006/09/03(日) 23:29:47.32 ID:Wfhe88030
みなさん愛してる。乙でしたー。

>>58
引退!? 氏の保守がこのスレを保たせてくれた大きな要因です。GJ!

ていうか今日なんかよさげなIDの人多いなぁw
OTAとかJJJとかワンエイティとかw


62 名前: 太田 投稿日: 2006/09/03(日) 23:32:32.54 ID:yKvIOTA00
>>61
次回作にwktk


63 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:34:41.62 ID:hmEWF7tc0
さて、皆感動しているところすまないが
前スレの続き貼ってもいいかな?


64 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2006/09/03(日) 23:36:43.63 ID:BP2DGRy4O
>>61
全身全霊のグッジョブを送る。
ヨカタヨー!!

>>63
こちらに拒否権はないッ!!


65 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:36:49.49 ID:yKvIOTA00
バッチコーイ



66 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:37:02.74 ID:ow4m8hca0
また作品がクルーwktk


67 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:37:39.20 ID:Wfhe88030
おいでやすー。


68 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:44:21.57 ID:hmEWF7tc0
えと、さっきと同じように貼るんで見たい人だけ見てください
かなりダークな話なんで
一応最初のやつ
http://www.uploda.org/uporg504013.txt
こっちが続き
http://www.uploda.org/uporg504007.txt


69 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:47:06.41 ID:hmEWF7tc0
あ、忘れてました○○のとこは好きな名前いれといてくださいw


70 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/03(日) 23:51:19.94 ID:ZqXfRNJH0
>>69
ドリームですかw


71 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 00:01:03.76 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<

落としはさせないぜ!


72 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:04:46.96 ID:kuip8dBcO
>>68
ずいぶん厄い話だな…
だがワッフルワッフルゥ!


73 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 00:14:54.00 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


74 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [ラブストーリーか微妙だけど突然に] 投稿日: 2006/09/04(月) 00:17:03.78 ID:rshZ1+5n0
 ドアを開け、教室に入る。生徒達は席を離れ、友達同士で話をしている。
「はい。みんな席に着いて〜」
 そう言うと、急に静かになり、席に着く。…………おかしい。いつもはなかなか席に着
かないのに。それにいつもなら、いくら注意してもおしゃべりをやめない。
 いつもと違う様子を怪しんでいると、男子の一人が手を挙げて喋り出した。
「質問質問!先生って見ない顔だけど教育実習生とか?」
 ……あ、そっか。今、女の子なんだった。
「先生いくつ?」
「彼氏いる?」
「そういや鈴木は?」
「いいじゃん鈴木なんて。先生、俺と付き合わない?」
「どこに住んでんの?」
 質問ぜめだ。しかもプライベートなことばかり。そのうえボクなんてどうでもいいって
言われた。ヒドイじゃないか木田くん。しかしうるさい。これじゃあ朝礼もできない。
「みんな静かに!」
 …………。まだみんな素直だ。近藤さんだけニヤニヤしてるけど。
「今日は学校からの伝達事項は特にありませんが、ボクからの伝達事項が一つ!」
「聞いたか、ボクだってよ」
「ボクっ子かわいい〜」
「やっぱ付き合わない?」
「〜〜〜〜。ボクはみんなの担任の鈴木だよっ!!」
 …………。静まりかえった。空気が止まってる?
「……冗談もイケるじゃん先生w」
 …………へ?
「でさ、鈴木どうしたの?」
「学校にいねえの?」
「校門にいるんじゃね?」
「どうせ出張とかだろ」
「風邪じゃね? アイツ弱そうだし」
 みんな好き放題言う。そのうえ弱そうって……あんまりだよ、木田くん。


75 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:17:41.49 ID:JLcboW1Q0
>>68の続き
http://www.uploda.org/uporg504061.txt
これでラストです、ヤクい話に付き合っていただいてどうもありがとうございました


76 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:21:29.59 ID:rshZ1+5n0
>>75
なんか怖いけどGJ!


77 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:23:22.01 ID:rshZ1+5n0
「だからボクが鈴木だって言ってるじゃん!」
「みんな信じてやんなよ。ホントっぽいしさ」
 助け船だ。ありがとう近藤さん。今日は近藤さんが天使に見えるよ。
「っても、なあ?」
「鈴木がこんなかわいい先生になるわけねーじゃん」
「第一さ、先生って女でしょ?」
「え、あ、うん。一応は」
「ほらな。男が女になるなんてあるわけないじゃん」
 …………アレ?
「何言ってんの先生!」
 近藤さんがボクの方まで走ってきて、叩いた。思いっきり。ボクの頭にクリティカル。
「にゃっ!? いきなり叩くなんてヒドイよぅ……」
 …………ん? 教室内がざわついている。女子が何やらひそひそ言っている。
「ねえ聞いた? 『にゃっ』だって『にゃっ』」
「聞いた聞いた。アレを言うってことはさ、あの人、ホントに鈴木先生なのかな?」
「信じてみる?」
 『にゃっ』は生徒にも有名だったのか。でもおかげで信じてもらえたみたいだ。男子も
何か話しているみたいだ。信じてもらえたのかな?
「なあ聞いたか? 『にゃっ』だって『にゃっ』」
「聞いた聞いた。めちゃかわいいよな。あの人、メイド喫茶でバイトしてたんじゃね?」
「いや、『にゃっ』はコスプレ喫茶だな。それか彼氏の調教の賜物だ」
「はあ?」
「きっと家の中では首輪を着けられて四つん這い。そしてかなりの淫乱とみた!」
 …………信じてくれてない。しかも調教とか首輪とか、将来が不安だよ、木田くん。


78 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:24:34.45 ID:rshZ1+5n0
「とにかくさ、信じても信じなくてもいいけど、この人は鈴木先生だから」
 近藤さんってこんなに良い子だったのか。よーし、先生、成績上げちゃうぞ。
「だからさ、鈴木先生として扱ってあげようよ」
「……そうだな」
「賛成」
「ま、おもしろそうだしいいか」
 みんなが、みんなが認めてくれた。それもこれも近藤さんのおかげだ。まあしいて言う
なら『扱って』じゃなくて『接して』って言って欲しかったかな。でもそんなのいいや。
「ありがとうっ!全部近藤さんのおかげだよっ!!」
「や、やだっ、抱きつかないでよっ///」
「え、あ、ゴメン……///」
 嬉しさのあまり、ついつい抱きついてしまった。
「おっ、先生って実はレズなの?」
「近藤のやつもレズだったのか?」
「どっちもかわいいからアリなんじゃね?」
「えー、俺はやっぱ男と女じゃないとなぁ。あ、でも3Pはアリな」
「部屋に二人連れ込んでヤらせるのもいいな」
 教室がどんどんうるさくなる。……って、ボクの不注意のせいか。しかしうるさいな。
うるさすぎて気付かないところだったけど、犯罪はダメだよ木田くん。
「もう、先生のせいで変な噂が出ちゃったじゃないですか!」
「ゴメンナサイ……」
「次やったらセクハラで訴えますよ」
「お、今度は痴話喧嘩か?」
「今のはアレだ。『もう、みんなが見てるじゃない』」
「『ゴメン、君があんまりかわいいからつい』」
「『夜は痴漢プレイやってあげるから覚悟しといてよ』ってことだな」
「違うわよっ!!」
 …………最後に『痴漢プレイ』って言ったのは木田くんだったよね。


79 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [選択肢ですwww好きなものを選んでください。] 投稿日: 2006/09/04(月) 00:26:03.25 ID:rshZ1+5n0
 朝の内は色々あったが、生徒が帰る頃にはいつも通りに戻っていた。
「……以上。掃除当番の人は掃除をしてから帰ること。委員長、挨拶」
「起立、礼」
 委員長が号令をかける。するとみんなが一斉に「さようなら」と言い、終礼が終わる。
掃除当番の生徒は掃除を始め、部活の生徒は着替え始め、用事のない生徒は帰っていく。
「先生さようなら〜」
「明日には戻れるといいね」「まださよならには早いからさ、これからデートしない?」
「あ、あはは……」
 まだ信じてくれてないのかな? …………まさか信じたうえで誘ってるなんてことはな
いよね? ……気にしないでおこう。きっとそれがいい。
 さて、生徒も少なくなったし、どうしようか。



A:家に帰る
B:近藤さんと机の整理をする
C:木田くんのごみ捨てを手伝う


80 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:27:56.05 ID:sBRYUFJx0
>>79
木d……! あ、いやいや、Bで!


81 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/09/04(月) 00:28:37.91 ID:rshZ1+5n0
今のところココまでです。なんか邪魔しちゃったり中途半端だったりごめんなさい。
しかも他力本願です。選んでください。
Aは特に何もなし? Bはラブ+ちょいエロ? Cは調教系エロ? そんな予定です。
書けって言うなら全部書きますが(^^;)


82 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:32:05.15 ID:nX3wcVvfO
BでFA!


83 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/09/04(月) 00:41:35.60 ID:cKAWOEFEO
Bっぽいですね。
エロなしか微エロかエロかわかりませんが、書き始めてみます。


84 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 00:51:04.91 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


85 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 00:59:13.88 ID:vIq4AkkYO
し、C…!……遅かったか…


86 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 01:19:29.26 ID:nX3wcVvfO
保守


87 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 01:25:37.39 ID:sBRYUFJx0
ところでどなたか前々スレのdat持ってる方いたらくれませんか。
330くらいで落ちたらしいんですが。


88 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 01:40:06.78 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


89 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 01:47:05.29 ID:vUBtmwOxO
しかし本当に静かと言うかちょっと寂しいスレになってきたな
夏休みのころが懐かしいや…



保守


90 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 01:49:03.17 ID:nX3wcVvfO
>>47
そんなもんさ・・・


91 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2006/09/04(月) 01:54:29.12 ID:kuip8dBcO
>>89
一時期に比べてかなり過疎ってきたよね…
でも俺はこのスレを諦めない!

保守投下。初期っぽいノリで

男「たたた大変だあぁぁぁ!!
  あ、兄貴!俺…女になってるぅぅう!!!」
兄「・・・」
男「本当だって!ほら、胸とかも…。なぁ、信じてくれよ!」
兄「いや、俺は信じるよ?」
男「!! やっぱり兄貴!いざという時頼りになるぅ!」
兄「俺の脳内ではよくあること。
  ある日弟が妹になってたらな〜なんてしょっちゅう妄想してるだぜ?」
男「・・・(キモッ)」
兄「時に妹よ。」
男「何だ?ってか妹っていうなキモオタ。」
兄「『お兄ちゃん(はぁと』って呼んで。」
男「死ね!このエロゲ脳が!!」
兄「ドSな妹・・・イイ!!ハァハァ」


92 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 01:59:23.88 ID:nX3wcVvfO
>>90
おもいっきり安価ミス。
×>>47
>>89


93 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 02:05:36.77 ID:sBRYUFJx0
>>91
たしかに懐かしいノリだなぁw
その魂にwktk!


94 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 02:15:25.82 ID:jCjBwjGL0
ちくしょう、俺がウトウトしてる間に良作が投下されすぎ


95 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 02:30:15.82 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


96 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 02:46:00.24 ID:kuip8dBcO
ほすゅ


97 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 02:57:25.39 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


99 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 03:11:45.54 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


100 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2006/09/04(月) 03:21:52.29 ID:kuip8dBcO
ほすゅ>>91の続き

兄「…やっと攻撃の手を休めたか。」
男「ハァッ…くそっ、この体じゃ大したダメージが与えられねぇ…ハァハァ。」
兄「肩で息をする妹カワユスwww あ、そうだ。」
男「(#^ω^)ビキビキ 何だよ!?」
兄「次にお前はそれなんてエロゲ?と言う!!
  今日親帰ってこないって。だから二人きりだよドゥフフ」
男「それなんてエロゲ…ハッ!」
兄「ごめん、元ネタ知らないからこっから先よく知らないんだ。すまない。
  まぁアレだ。裸エプロンとか洗いっことか…イロイロ頼むよっ!」
男「何が『頼むよっ!』だ!死ね!料理ぐらいてめぇで作れ!死ね!誰がてめぇのホーケーチンポ洗うか!死ね!」
兄「おいおい、我が兄を五秒で三回も殺すなよ。それに料理に関していえばお前のほうが上手いだろ?」
男「…オーライ、作ってやるよ。兄貴は風呂釜でも洗っといて。」
兄「おっ、洗いっこする気にn(ギロリ)すいません、おとなしくシコシコ洗っときます…」トボトボ
男「…ハァ、なんか女になったってのに緊張感ないなぁ。超現実的すぎるからかなぁ?」


101 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 03:38:22.47 ID:nX3wcVvfO
>>100
GJ!!


102 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 03:49:46.59 ID:kuip8dBcO
>>101
ありがとー!

まだ続きそうな書き方だけどきまぐれに書いてみたもんだからなぁ
最後の保守してねるぽ


103 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [反省はしてない。] 投稿日: 2006/09/04(月) 04:10:24.99 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<

べ、別にアンタ達の為に保守してるんじゃないからね!


104 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 04:10:54.32 ID:kuip8dBcO
落ちちゃ…らめぇ…
携帯と睨めっこしながら…保…守


105 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 04:21:40.20 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


106 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 04:34:33.78 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


107 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 04:51:11.23 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


108 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 05:10:08.79 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


109 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/09/04(月) 05:23:55.68 ID:cKAWOEFEO
正直、調教なんてわかんないから鬼畜とか凌辱っぽいのになると思う。
それでもいいなら、書いてみようと思う。


110 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 05:35:57.49 ID:+Y55sgVk0
>>109
wktkwktk


111 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 05:36:15.95 ID:nX3wcVvfO
>>109
wktk!!


112 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 05:58:24.08 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


113 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/04(月) 06:47:48.90 ID:nX3wcVvfO
 ('A`)
  (<  ≡≡≡


114 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/09/04(月) 07:19:29.48 ID:cKAWOEFEO
正直、Bもいいけど、Cのエロが書きたかった。
多分C→Bって出来ると思う。


115 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 07:41:27.92 ID:aiTNfW880
>>114
じゃあそれでいこう


116 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 07:41:59.20 ID:igaHqJDG0
>>114
さぁやるのです さぁやれ 己を解き放つのです むしろ解き放て(*´д`*)


117 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 07:49:22.78 ID:5IJfAayuO
TS小説かwww
エロとかゆめひろがりんぐwww


118 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 09:02:02.89 ID:Gf6ji8fxO



119 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 09:31:08.80 ID:aiTNfW880
hosyu


120 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 10:17:25.90 ID:+K0QGs+T0



121 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 10:44:25.69 ID:JLcboW1Q0
保守


122 名前: ◆5oTYnFGYew 投稿日: 2006/09/04(月) 11:03:22.28 ID:2T8WTn5a0
すごい間空いちゃったし中途半端なところで終わるんだけど投下してもおk?


123 名前: ◆5oTYnFGYew 投稿日: 2006/09/04(月) 11:06:01.32 ID:2T8WTn5a0
というか過疎?


124 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [平日昼間だから過疎っぽい] 投稿日: 2006/09/04(月) 11:07:32.83 ID:+K0QGs+T0

一応一人はいる


125 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 11:29:31.91 ID:+K0QGs+T0
ほし


126 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2006/09/04(月) 11:40:03.58 ID:kuip8dBcO
全然おk!!


127 名前: ◆5oTYnFGYew 投稿日: 2006/09/04(月) 11:40:59.16 ID:2T8WTn5a0
日差しの強くなり始めた正午過ぎ。
昼をすませた後、女の子になった兄さんのために買い物に行くということで
家から車で30分ほどの場所にあるデパートに来ていた。
店の中は冷房が効いていてとても過ごしやすい。
それにしてもなんで俺まで買い物に付き添わなきゃいけないんだ。
今日は一人で家でのんびり出来ると思ったのに……。
「じゃあ優輝と佑太は二人で下着買いに行きなさい。
お母さんは優輝の服見てくるから」
「うぇっ!?なんで俺まで行かなきゃいけないんだよ。
しかも下着って……。それなら母さんが行けばいいじゃん」
「いいから、文句言ってないで行きなさい。
どうせ恋人でも出来たら行くことになるわよ。
その時の予行演習だと思って行っときなさい」



128 名前: ◆5oTYnFGYew 投稿日: 2006/09/04(月) 11:41:44.94 ID:2T8WTn5a0
そんなことを言われしぶしぶランジェリーショップに来たのだが……。
二人とも店の前で立ち尽くしている。なかなか最初の一歩が踏み出せない。
「早く行ったら?母さん待ってるよ?」
「え…?一人で行かせるつもりなの?佑太も来てくれるんでしょ?」
「やっぱり、俺あっちで待ってるよ」
こんなところに入るなんて無理だ。恥ずかしすぎる
「ダメ!絶対ダメ!こんなところに一人で入れるわけ無い。一緒に来てよ……」
逃がさないようにするためか、俺の手首を掴んで放そうとしない。
しかも潤んだ瞳で上目遣い。
こんなことされて断れる男はこの世にいるだろうか。恐らくいないだろう。
「ぐっ……」
「ねぇ、ダメなの?」
それでも答えない俺のことを寂しそうな目で見つめる。
「ダメじゃ、ない」
「ほんと!?じゃあ行こう」
と勇んで入っていったのだが。
「佑太。どれ買えばいいの?こんなにあるとわかんないよ」
「俺に聞かれても……。」
それにしても周りを見渡してみると、当然のように男は俺一人しかいない。
恥ずかしい、早くここを抜け出したいとか考えていたら突然声がかかる。
「お客様。何かお探しでしょうか?」


129 名前: ◆5oTYnFGYew 投稿日: 2006/09/04(月) 11:42:38.38 ID:2T8WTn5a0
俺たちのことを見かねたのか店員が声をかけてきた。
「え、あ、あのその……」
突然のことにうまく返事が出来ていない兄。
「あ、こいつのなんですけど、初めてでよく分かんなくて……」
「サイズは分かりますか?」
店員からの問いかけに兄はふるふると顔を横に動かす。
「ではあちらでサイズを測りますね」
店員が奥に向かって歩き出したが、優輝はそこから動こうとしない。
「どうしたんだ。行かないと買えないだろ」
「……だって見られるんでしょ」
「はぁ?」
「嫌だよ、恥ずかしいよ。裸見られちゃうんでしょ?そんなの、……ヤだよ」
「ここまで来て何言ってんだよ」
「……」
「どうすればいいんだ」
「……佑太が測ってよ」
何かありえないことが聞こえたような気がした。
一応確かめるとしよう。
「今、何て言った?」
顔だけ優輝に向けて、問いかける。
優輝は上目遣いで俺の顔を見ながら恥ずかしそうに答える。
「だから、佑太が測って。それなら恥ずかしくないから」
何言ってんだよ。この人は……。
自分は恥ずかしくなくても俺は恥ずかしいんだ。
でもほんとにいいのか?どうする?どうする俺?



130 名前: ◆5oTYnFGYew 投稿日: 2006/09/04(月) 11:44:08.52 ID:2T8WTn5a0
これだけしか書けてないんだ
遅筆なうえに面白くなくてゴメン(´・ω・`)


131 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 11:54:51.96 ID:+K0QGs+T0
>>130
GJ。確かに男同士の感覚なら兄弟に見られるほうがましだわな
続きwktkしながら待ってます


132 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 12:06:58.33 ID:aiTNfW880
>>129
GJ!よかった

初期のスレのころの途中で止まってる話がいくつかあると思うけど
また投下して欲しいな


133 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 12:37:49.55 ID:+K0QGs+T0
ほっ


134 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 13:08:20.26 ID:+K0QGs+T0
しゅ


135 名前: 以下、名無しにかわりましてゆんゆん☆がお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 13:27:00.86 ID:HjeUBanZ0
旅から帰還保守


136 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 13:52:01.56 ID:+K0QGs+T0



137 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 14:19:08.13 ID:CkCkS1IB0



138 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 14:37:08.32 ID:kuip8dBcO



139 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 15:02:48.93 ID:+K0QGs+T0



140 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 15:27:16.73 ID:CkCkS1IB0



141 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 15:51:29.18 ID:+K0QGs+T0



142 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 16:14:24.24 ID:+K0QGs+T0



143 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 16:38:25.86 ID:CkCkS1IB0
保守


144 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 16:41:28.53 ID:anzmcqn1O



145 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 17:06:55.19 ID:igaHqJDG0
年の離れたお姉ちゃんが僕より小さくなった
10歳も年上のお姉ちゃん
それが今ではまるで妹みたいな外見をしている
姉「あんた、はやく彼女の一人でもつくんなさいよね」
口の悪さは相変わらずだけど……
だいたいお姉ちゃんだって未だに結婚していない
ただ憧れてたから、結婚しちゃったらちょっと寂しかったと思う
姉「だいたいあんた女の子とまともに喋れるの?」
姉はこんなことを言っているけど僕は普通に喋れるんだぞ?
女の子みたいだから気軽に話せるのよね、と少々男としては納得のいかない理由ではあったけれど
まあお姉ちゃんが心配しているようなことは無いわけです
僕「心配は無用です。僕は大丈夫なのです」
姉「嘘つきィ。あんたがそうやって喋る時ってなにか嘘ついてるのよねぇ」
上目に攻撃的な目付き
見た目が年下なので妙に落ち着かないです
僕「分かったから部屋から出て行って欲しいのです」
姉「やだ。この部屋にいる。今誰にも会いたくない」
どうも前途多難、今日の朝の占いは一位だったんですけどネ……

保守


146 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 17:18:31.26 ID:kuip8dBcO
>>145
ほうほう、それでそれで?


147 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 17:41:24.49 ID:pqYC8leK0



148 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 17:41:25.70 ID:+K0QGs+T0
wktkしてる保守


149 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 17:59:42.78 ID:pqYC8leK0
ほしゅ


150 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 18:22:24.75 ID:kuip8dBcO
保守
>>100の続き

男「冷蔵庫にあるもんで作ったから無国籍料理になったけど…文句は言わせん!食らえ!」
兄「ハムッ!ハフハフッ!!うん、美味い。この麻婆豆腐っぽいのとかオムライスらしきやつとか。」
男「…皮肉だったらすぐに箸を止めて表に出ろ。そうでなければ静かに食え。それとその口の周りに付いた…」
兄「お前は母親か(フキフキ)飯、美味かったよ。ご馳走様。」
男「文面どおりに受け取っておく。ありがと。あ、いーよ、皿は俺が洗うから。」
兄「なんか悪いな…そうだ!皿洗いしてる後ろから包むように抱き締める役を俺が…」
男「風呂入ってくれば?そしてあわよくば石鹸で足滑らして頭を強打すれば?」
兄「ヤダヤダ!お風呂は男ちゃんと入るんだい!」
男「沈められてもいいならな。」
兄「ヤダ。」
男「とっとと行ってこい。」
兄「ハイ。」トットト〜
男「・・・はぁ…戻りたい…」


151 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 18:26:56.64 ID:MfhaG/R/0
>>145>>150
GJです!


152 名前: まとめ2号 投稿日: 2006/09/04(月) 18:29:57.00 ID:MfhaG/R/0
そして、wikiがやっと追いついた……。
まとめもれ、記入ミス、作者統合、その他ご意見などありましたらどうぞ。
あと前々スレの270〜331レスは手元にないのでまとめていませんorz


153 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 18:43:09.03 ID:UQ1idN6+0
>>152
乙だす



154 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 18:43:34.25 ID:cKAWOEFEO
みんなグッジョブ!


155 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2006/09/04(月) 18:44:57.54 ID:kuip8dBcO
>>152
GJです!

結構途中で終わっちゃってるの多いなぁ。
まぁ人のこと言えないけどねwwww


156 名前: まとめ2号 投稿日: 2006/09/04(月) 18:49:39.56 ID:MfhaG/R/0
途中までで止まってるのは続きが見たいね。
>>130が戻ってきてくれたのは嬉しかったw

現在、保守の間の小話とかのAA表示が崩れない方法を模索中です。


157 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 19:08:09.78 ID:O8uYzAj+O
もっと保守しようぜ


158 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 19:24:36.94 ID:JmC3NS770
保守



159 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 19:27:19.79 ID:aiTNfW880
帰ってきた保守


160 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 19:43:03.63 ID:JmC3NS770
おかえり保守



161 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 19:56:55.17 ID:g5OcamwX0
外出前保守


162 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 20:14:24.87 ID:tTRt8geyO



163 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 20:20:40.50 ID:kuip8dBcO



164 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 20:35:47.88 ID:JmC3NS770
ほす



165 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 20:48:50.85 ID:JmC3NS770
よいしょ



166 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 20:55:07.98 ID:vIq4AkkYO
ほっしゅ


167 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:08:30.17 ID:JmC3NS770
どっこらしょ



168 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:21:31.51 ID:8f5pGDCeO
ほうれんそう


169 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:22:26.67 ID:kuip8dBcO
保守投下>>150

セイシュンデフィーブァー
男「あれ?山Pって格好良くね?ヤベ、ジャニオタの気持ちが少し分かってしまったwww」
兄「風呂上がったお(^ω^)スキーリしたお(^ω^)おっおっおっ(^ω^)」
男「おー…って、何で半裸なんだあぁぁぁ!!服着ろ服!!おま、ばっ、馬鹿!寄るなよぉぉ!!」
兄「これはガチでよくあることだろ。ってかお前もしょっちゅうパンツ一丁だろが。」
男「今は女だ!や、心は男だけど…。でも女にそんなもん…って横に座るなあぁぁぁ!死ねぇ!!」
兄「ジーグブリーカー気持チヨサスwww」
男「糞が!!風呂入ってくる!!」
兄「いてらーノシ」

男「ちくしょー、あの糞兄貴!…や、ホントよく考えりゃいつもの事だよな。なのに何でこんなにドキドキ…
  …結構イイ体してたな…胸板厚いし腹筋も割れてたし腕も太かったし。着痩せするタイプだったのかー…
  ってなぜ俺は兄貴の裸体を思い浮べてんだぁぁぁ!!?
  あ゙ーもう!!とっとと体洗って…体かぁ。
  無いものが有ってあるモノが無いってなぞなぞかよ!この体わっ!
  はぁ…俺、戻れんのかなぁ?戻れなかったらどうしよ?親になんて…ヒック
  …もう出よ。独り言と長湯が過ぎたな。」

続き考えてないから終わりが見えないよー?


170 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:30:18.45 ID:SMW0/KpQ0
夕焼けが綺麗な公園のベンチ。あたしは涙をこらえながらそこに座っていた。
さっき彼にされたことを思い出すとまた涙があふれてくる、そんな時だった。
「お姉ちゃん、どうしたの?」小さな女の子が話し掛けてくる。
「あなたは?」と訊くと少女は答える。
「セールスレディです! 何か悩み事はありませんか?」といって名刺を渡してくる。
あたしはそれを受け取って、今まであったことを話すことにした。

「……そうだったんですか、それは大変でしたね」少女は話を続ける。
「彼って女の子のことを何にも分かっちゃいないんだから」あたしは応じる。
「でも、やっぱり彼と良く話し合った方がいいんじゃないでしょうか?」
「そうね、とはいってもまた同じようなことをされると思うととても……」
話していて、あたしはまた涙があふれて泣きそうになる。
「わかりました! 要は彼が二度とそんなことしないようになればいいんでしょ?」
「確かにそうなんだけど……そんなことできるの?」
「まかせてください! これでもあたし優秀なセールスレディなんですよ」
少女は言った。そして続けて
「明日になれば分かります。明日になったら彼のところに行ってみてください」
そういって少女は立ち去った。先ほどの悲しさがいつの間にか無くなっている。
少女の言葉に癒されたあたしは、とりあえず家に帰ることにした。

翌日。あたしはいつものように学校へ行った。
しかしなぜか彼は来ない。今まで学校を休んだことなどない彼がなぜ?
その日はそればかり考えていて授業は上の空だった。


171 名前: 170 投稿日: 2006/09/04(月) 21:31:02.46 ID:SMW0/KpQ0
下校時間になり家に帰る。それからあたしは彼の家へ行くことにした。
迷いが無いと言ったら嘘になる。でも昨日の少女の言葉がなぜか耳に引っかかっていた。
彼の家へ行き彼の部屋に入る。しかし、そこには彼ではなくて一人の女の子が。
悔しいことにあたしより美人だった。しかも守ってあげたくなるほどの可愛い子だ。
「誰? 誰なの?」あたしは訊ねる。その答えは意外なものだった。
「僕だよ、祐二だよ。といっても信じてもらえないだろうけど」
彼の声ではない。明らかに女の子の声だった。でもなぜかその子に彼の面影が……
「祐二なのね、あなた。でもなぜ女の子の格好なんかしてるの? まさか」
そういって、あたしは彼の胸を触った。その感触はまさしく本物の女のものだった。
「実は昨日の夜……」彼は話を始めた。

それによると、夢の中に女の子が出てきて話をしたとのこと。
背格好について訊くとまさしく昨日会ったあの子ではないか。
「あなたって、女の子のことを何も分かっちゃいないのね」
「ほっといてくれよ、僕は男なんだ。分かれと言う方が無理だよ」
「じゃあ、なぜ君は彼女にそんなことをしたの?」
「そ……それは……男の生理というものなんだ。仕方ないんだよ」
「そうなの、それじゃあたしが女の子のことを分かるようにしてあげる。
 あとは彼女に教えてもらいなさい。えいっ!」
その後のことは覚えていないとのこと。
ただ、朝起きてみたら女の子になっていたことだけは事実であった。

その話を聞いていて、あたしは今何をするべきであるかはっきりと理解した。
「そう、それじゃ今から女の子のことをやさしく教えてあ・げ・る」
そういって、あたしは彼、いや彼女にキスをした。



172 名前: 170 [sage] 投稿日: 2006/09/04(月) 21:32:39.40 ID:SMW0/KpQ0
すみません、以前某所に投下したSSです。
セールスレディの正体は……わかりますよね?(w


173 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:36:56.92 ID:igaHqJDG0
>>145の続きです

朝ごはんをすませてから自分の部屋に帰ってきたらお姉ちゃんが居たわけ
姉「どうしようか?私変なことになってる」
なんでも朝起きたらパジャマが大きくて鏡を見たら不安になったとか
それだからって僕の部屋に立てこもらなくても
だいたい貴方本当にお姉ちゃんですか?
僕「お父さんには言ったの?」
お母さんは昨日の夜、友達と同窓会があったとかでまだ寝ているので父
姉「はぁ?いうわけ無いじゃん」
ここら辺からああお姉ちゃんなんだなという気はしてきた
姉「だいたいやれ仕事しろだの結婚しろだのうるさいし」
前半に関してはおおむねお父様に同意させていただきます
(美人のお姉ちゃんがどうして引きこもりになったのか詳しい話はしてくれない)
僕「とりあえず僕の枕返してよ」
お姉ちゃんは僕の枕を抱いたまま、ベッドの上に座っている
僕「今日は天気がいいから洗濯しておきたいんだ」
姉「あんた本当に家庭的よね。女より男にモテるんじゃないの?この男女」
姉「どうせならあんたが女の子に成れば良かったのに」
余計なお世話ですよーだ
そんなこんなで僕の部屋にお姉ちゃんは居座っている

>>172 すいません、知りません……


174 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:47:51.17 ID:+K0QGs+T0
みんなGJ

>>172
華代ちゃん吹いたwww
しかしここじゃ知ってる人あまりいないとは思う

>>173
wktk


175 名前: 以下、名無しにかわりましてゆんゆん☆がお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:49:11.88 ID:HjeUBanZ0
>>174
やっぱり華代ちゃんなのか…!懐かしいなぁ(´・ω・`)

作者の皆さんGJです。…自分は…もう駄目であります…とりあえず養生するであります…


176 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:51:55.86 ID:cKAWOEFEO
童貞のくせにエロ書いてるオレはダメ人間街道まっしぐらですね。
でもVIPPER的にはオーケー?


177 名前: 以下、名無しにかわりましてゆんゆん☆がお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 21:53:46.70 ID:HjeUBanZ0
>>176
18歳童貞の自分的にはおk ですが、寝ます。
保守の方も、作者の方も無理なさらないように、ほどほどに頑張ってください。


178 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 22:07:01.35 ID:igaHqJDG0
>>173の続き

そして現在に至るわけで
僕「ねえお姉ちゃん?」
なに?と少々不機嫌そうな顔
ただ幼いおかげで今までのような迫力が無く一安心
僕、一応保育園の先生になりたいなぁと考えているので
むしろ無理をしている子どものようなお姉ちゃんは可愛かったり
僕「朝ごはん食べてないなら僕が持ってくるけど」
お姉ちゃんの顔が少し明るくなる
姉「そう、ね。まだ食べてないから5分以内に持ってきなさい」
生意気な妹、いやお姉ちゃんだこと
ただ、いままであまり頼られてこなかったから少し嬉しい
僕「じゃあお父さんに見つかっちゃうから外に出たら駄目だからね」
外へ出る時、ちょっとお兄ちゃんっぽさをイメ−ジしてみる
姉「ばか、調子にのんな」
枕を扉に投げられる
僕のお気に入りの枕なのに、それはちょっと酷いことだよね
お姉ちゃんのトーストに七味を少々混ぜてやることにした。今決めた

>>176 無問題


179 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 22:17:10.79 ID:O8uYzAj+O
 


180 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 22:17:30.96 ID:igaHqJDG0
>>178の続き

チン
音を立てて2枚のトーストが飛び出してくる
その一枚に七味をちょっとかけてバターを塗る
もう一枚はピーナッツバター
お姉ちゃんはなぜかあまりピーナッツバターを食べないけど
これは枕の敵
確実に一枚目の七味を食べるための巧妙なトラップ
あとは……牛乳を二人分コップに注いで準備完了
全てがようやっと乗るくらいのお盆に載せてゆっくりと上がっていく
そういえばお父さんどうしたのかしら?
いつもなら居間にいたはずなのに
ま、いいや
僕「お姉ちゃん?両手塞がってるんだけどあけてくれる?」
はいはーいと中から声が聞こえ扉が開く
その笑顔を見ると本当に可愛らしい妹なんだけど
姉「遅い。あんたもう少し時間に対して意識を持った方がいい」
と毒舌なお姉ちゃん
ふふふ、この七味のトーストを食べて慌てるがいい
ふふふふふふふ


181 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 22:27:29.51 ID:YVLUZSZS0
前スレ貼ってくれないか


182 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 22:28:35.12 ID:igaHqJDG0
>>180の続き 本日最後 保守をしてくださる方いつもありがとー

姉「あーピーナッツバターじゃん。今日これ食べたかったのよ」
……え?
姉「あー美味しー。やっぱ朝はトーストよね」
口をもぐもぐいいながらいつもより大きく見えるトーストをほおばるお姉ちゃん
ちょっとそれは予想外だよ
でもお姉ちゃん、朝はトースト2枚だから大丈夫
僕のふとんが汚される可能性はあるけど
それでもやってしまった現実は変わらないんだから
姉「コクッコクッ…」
牛乳を一気に飲み干す
姉「あー、やっぱり入んないかなぁ。ごめんこっちのパン食べてくれる?」
……なんですか、それ?
僕「お姉ちゃんもういいの?」
姉「うんもうお腹いっぱいになっちゃった、せっかく作ってくれたのにゴメンね」
姉「あんたがそのトースト食べたらいいたいことがあるからはやく食べちゃって」
別に今言ってくれたっていいじゃない
それはこの場でこのパンをたべろ、とそう仰るのですかお姉様……
僕「うぅ……いただきます!」
七味のかかったパンは意外と美味しかった
トーストを食べている僕を見るお姉ちゃんの目がいつもと違った気がする
なんだか少し寂しそうで、ちょっと嬉しそうで……


183 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/04(月) 22:30:27.82 ID:iS3mmVegO
やあ(´・ω・`)
君たちには一生恋人が出来ない上、近いうちに死にたくなるような災いが起こる呪いをかけておいた。

だが君たちは運がいい。
http://school5.2ch.net/test/read.cgi/juku/1157038178/
↑このスレに「('A`)」
と書くか好きなAAを貼るかしていただきたい。呪いは解ける。

沢山書いてくれた分だけ幸せになれる。

やらないと明日お前をカマ掘るかもしれん。
よろしくたのむ
(´・ω・`)   n
⌒`γ´⌒`ヽ( E)
( .人 .人 γ ノ
ミ(こノこノ `ー´
)にノこ(
 ♂。