A0077 レッサーの日常


ミッション№
名前 特殊条件 人数 戦利品
中級
№A0077
07 / 12 / 26 ~ 08 / 01 / 17
レッサーの日常
なし 2人 サポカ全種LV1
(4ポイント)

プロローグ
建物の見えない荒野の中、1匹のパンダが立っていた。
なぜそんな場所にパンダがいるのか奇妙なことこの上ないが、実際にいるんだから仕方がない。現実から目を背けても良いことはないのだから・・・。

レッサー
「なんだ、俺に用かい?」

パンダはこちらに気づくと声を掛けてきた。その現実から目を背けたくなるのをグッと我慢していると、パンダは銃を抜き近づいてきた。
さらに現実から逃げ出したくなってきた・・・。
危険度
★★★

EC0266
古代兵器 アラクネ

1000 / 220 / 200
5/5/5/10/16
敵サポカ
水Lv1
機Lv1
毒Lv1
レッサー
「おっと、俺は怪しい者じゃないから怖がらなくてもいいぜ。」

本当に怪しい人は、自分から怪しい者だって白状するのだろうか・・・。そんな言葉が頭に掠めたが、もちろん余計なことを言うことはなかった。
静かな沈黙が数秒続いたが、その沈黙は突然聞こえてきた金属音によって破られた。

レッサー
「やっと俺の獲物が出てきたか。」

出現したのは巨大な蜘蛛のような手足を持つ兵器だった。

レッサー
「あいつは古代兵器アラクネ。昔の機械文明の名残ってやつさ。そうだあんたも戦えるんだろう。もし良かったら手伝ってくれないか?」
敗北時 レッサー
「あの古代兵器、思ったよりもやるじゃないか。さぁもう一度行くぞ!」
危険度
★★★

EC0475
白黒ガンマン レッサー

100 / 100 / 100
3/3/3/3/3
敵サポカ
火Lv1×1
古代兵器アラクネとの戦いはその凶悪な見た目とは裏腹に、思ったよりも容易に勝つことができた。それもパンダが予想以上に強かったからなのだが・・・。

レッサー
「あんた、なかなか強いね。おかげで俺の目的は達成できたよ。」

パンダはそう言うと銃をしまい、アラクネの残骸に近づいた。

レッサー
「そういえば、あんたがここにいる目的を聞いてなかったが、もしかしてこのカードを探していたのかい?」

パンダの手の中には、5枚のカードが握られていた。予想外のパンダと蜘蛛の化け物の登場で忘れかけていたが、確かにカードを探してここまで来たのだった。目的を伝えてカードを受け取ろうとカードに手を伸ばすと、パンダの銃がそれを遮った。

レッサー
「俺と一緒にアラクネと戦ってくれたから、あんたにこのカードを手に入れる権利はある。ってことは俺にも同じ権利があるってことだよな?」

そう言うとパンダは銃を向けたまま、戦うため間合いを取り始めた。

レッサー
「本気で戦いはしない。ちょっとあんたのことに興味があるだけさ。もちろん俺に勝ったらカードはやる。さぁ戦おうじゃないか。」
敗北時 レッサー
「アラクネとの戦いはまぐれだったの?これじゃこの荒野を出ることもできないぜ。5枚のカードであんたのボディガードを引き受けてやろうか?」
エピローグ


レッサー
「はっはっは。思った通り強いな。」

パンダは銃をしまうと嬉しそうに手を叩いた。その仕草、可愛いじゃないか。

レッサー
「約束通りこのカードはあんたの物だ。受け取るといい。」

パンダはそう言うとカードを差し出した。

レッサー
「それだけの腕前があれば、この荒野もひとりで出れるだろう。俺の出番はないというわけだ。」

パンダは少し寂しそうにその場を去ろうとしていた。
声を掛けたくなる気持ちをグッと堪えた。一時の感情で引き止めて荒野を出るまで一緒に旅をする、そんな危険なことはできない。姿形は可愛いが、紛れもなくあのパンダは魔物なのだろうから・・・。

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最終更新:2011年03月05日 16:24