ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0075 |
07 / 11 / 16 ~ 08 / 01 / 18 人成らざる者 |
なし | 3人 | バーニングLV3 ブリザードLV2 ストームLV1 (3ポイント) |
プロローグ |
ルークスの父親と共に魔王を封印した者たちがいた。 人々は彼らを10英雄と呼び、褒め称えた。 だが10英雄のほとんどが魔王封印後、消息を絶っていた。 それもそのはずである。 10英雄のうち3人は、地上の民がその存在すら知ることのない天空都市にいたのだから・・・。 |
危険度 ★★★ EC0474 狂神の使者 アトロポス 1600 / 240 / 240 10/10/10/10/10 敵サポカ 火Lv2×1 火Lv3×1 土Lv2×1 |
魔断師ギルバート。 彼は地上の魔法大国スヴェインから魔王討伐に派遣された1人であった。 魔王封印後、他の英雄たちに悟られること無く天空都市へと足を踏み入れたのだった。 ギルバート「・・・あれから15年か。」 ギルバートの前には15年前に通ってきたゲートが開いていた。 ギルバート「フィンハインスたちが封印したゲートが開いたってことは、地上で何かあったってことだろうな。魔王が復活したか?」 静かにゲートを見つめるギルバートの背後に、突如2人の女性が降り立った。 アトロポス「あれ?創造主様にゲートの様子を見てくるように言いつけられてきたけど、先客がいるみたいね。」 ラキシス「面倒だからいなかったことにして片付けるよ。」 アトロポス「え~、ちょっとかっこいいから見逃してあげてもいいんじゃない?」 ラキシス「後で何かあったら、あんたが責任持つって言うならいいよ。」 2人の女性は口早に言葉を交わすと、小柄な女性がリング状の物から3本の鋭利な刃を出した。 アトロポス「わかったわよ。それじゃ早く終わらせて創造主様に褒めてもらおうっと。」 彼女たちの行動にギルバートの意思など関係なかった。 創造主である狂神に褒められること、それがアトロポスの一番嬉しいことなのだから。 対して、彼女たちの様子を冷静に眺めていたギルバートも久々の実戦に心躍る気持ちだった。 力を抑えて過ごした15年。 その15年の時を経て、再び魔導解放を必要とするかもしれない敵の出現に喜びを感じていたのだった。 |
敗北時 | アトロポス「なんだ。もっと強いのかと思った。今すぐいなくなるなら見逃してあげるね。」 |
危険度 ★★★★ EC0473 狂神の使い ラキシス 1500 / 240 / 230 10/10/10/10/15 敵サポカ 機Lv3×3 土Lv3 |
アトロポスとギルバートの戦いはあっけないものだった。 魔断師であるギルバートは、魔導解放を行なうことなく勝利したのだった。 魔法大国スヴェイン出身であるギルバートは、魔断師である前に魔術師としても国を代表するほどの魔力を秘めていた。 その魔力により15年の間、天空都市で出会った魔物を倒してきたのだ。 ギルバートにとっては、これまでと同じように相手をしただけなのだ。 だがアトロポスやラキシスにとって、普通の魔術師に負かされたとあっては創造主である狂神に合わせる顔などなかった。 ラキシス「何やってんだよ、あんたは。かっこいい男だなんて浮かれてるから負けるんだよ。」 そう言うとラキシスは、アトロポスと戦い終わったばかりのギルバートに襲い掛かった。 |
敗北時 | ラキシス「私たちが油断しなければこんなもんだよ。まだやるかい?」 |
危険度 ★★★★★ EC0472 狂神の使者 クロソ 1500 / 300 / 250 12/10/15/10/5 敵サポカ 火Lv3 風Lv3 閃Lv3 |
ギルバート「なんだってんだ。そっちから攻撃仕掛けておきながら、たいした強さじゃねぇな。」 アトロポスとラキシスの連戦でもギルバートは魔導解放することなく、戦いに勝ち抜いた。 だが、彼女たちの実力も決して弱者と呼べるものではなかった。 魔導解放はしなかったものの、ギルバートは自らの魔力を抑えることなく振るったのだ。 それでも彼女たちは気を失うことなく、お互いを支えながら立っているのだ。 クロソ「遅いから様子を見に来てみたら・・・。」 再び空から1人の女性が舞い降りてきた。 アトロポス「クロソお姉様!」 姉さんと呼ばれたクロソは、妹たちの様子を見ながらも焦ることなく優雅な仕草で2人に近付いた。 アトロポス「あの男がゲートの前にいたから排除しようとしたんだけど・・・。」 クロソ「わかったわ。詳しい話は後で聞くから、いまはあの男をどうにかしましょう。」 そう言うとクロソは手に持っていた鈴を鳴らし、舞い始めた。 クロソ「妹たちにした仕打ち、倍にして返させてもらうわ。」 ギルバート「それじゃその2人の時よりも2倍以上の力で相手してやるよ。」 魔導解放。 ギルバートは、それまで使うことの無かった左腕に施した封印を解き、クロソを迎え撃つ! |
敗北時 | クロソ「力が入らないでしょ?鈴の音があなたの神経を麻痺させるの。そのまま静かに永久の眠りにつきなさい!」 |
エピローグ |
ギルバート「弱い奴を痛めつける趣味も、女をへこませる趣味もないんでね。」 そう言うとギルバートは魔導解放した左手の封印を戻した。 戦いはギルバートが発する圧倒的な魔気により、早々と決着が付いた。 3姉妹の戦意消失。 それが大きく隔てた実力差を物語っていた。 クロソ「あなたは何者なの?人なのに魔気を宿してるなんて・・・。」 彼女達は知らなかった。 魔物により荒れ狂う地上を守るため魔物をその身に封じ、人を超えた存在を。 人とも魔物とも呼べない者たちの存在を。 これがギルバートと狂神の使者たちの出会いであった・・・。 |