ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
中級 №A0057 |
07 / 11 / 02 ~ 07 / 11 / 30 【1周年記念】歓喜の宴 |
10ターン以内に撃破 | 3人 | 【1周年記念】 歓喜の宴 (3ポイント) |
プロローグ |
大江戸にある小さな道場で祭りのような騒がしさの中、-斬-クロスブレード1周年の宴が催されていた。 その宴の中では敵も味方もなかった。 皆が喜びのひとときを楽しんでいた。 マヤ「えっと若輩者の私ですが皆さんの声を読者にお届けするため、いんたびゅーしてみたいと思います。」 そう言うと記者のマヤは手帳を片手に宴の中に入っていった。 |
危険度 ★ SC0005 義賊 ホムラ 500 / 220 / 190 10/10/10/10/10 敵サポカ 修羅Lv1×1 修羅Lv2×1 修羅Lv3×1 |
マヤ「あっ無敵槍流のホムラさんがいました。ちょっとお話を伺っていいですか?」 ホムラ「に、肉~、・・・ひっく。」 ユリ「もぅホムラさん。ちょっとお酒飲み過ぎですよ。」 赤ら顔のホムラは食べ物を求め彷徨い始めていた。 いまにも相手を問わず無差別に絡みそうなホムラをユリは必死に引きとめようとしているようだった。 マヤ「あらら。ホムラさんの顔真っ赤ですね。無敵槍流の腕前を披露して貰おうと思ったけど無理そうですね。」 小声でそう言ったマヤは、ホムラには聞こえないように言ったつもりだった。 だが不運にもホムラは槍を片手に持ち近付いてきた。 ホムラ「よ~し、それじゃ俺の無敵槍流がこれぐらいの酒で使えなくなるかどうか試してみるかい?」 マヤ「え、いえいえ。危ないですから遠慮します!」 ホムラ「酔っていて危ないだって!じゃ本当に危ないかどうか勝負だ!」 |
敗北時 | ホムラ「よっしゃ。これで俺の無敵槍流の凄さが分かっただろう。」 ユリ「はいはい。凄いわよね。-斬-クロスブレード1周年ほどじゃないけどね。」 ホムラ「まぁ今日ぐらいは1周年に主役は譲ってやるよ。おめでとう!」 |
危険度 ★★ SC0242 シン 剣の極み 600 / 220 / 220 10/10/10/10/10 敵サポカ 剣舞Lv1×1 剣舞Lv2×1 剣舞Lv3×1 |
動き回ってさらに酔いが回ったホムラは、庭の隅で寝始めてしまった。 ユリは宴の中央にいるカイを一目見たのち、「今日ぐらいはね」と呟いてホムラの介抱に向かった。 マヤ「え~と、気を取り直して次の人に行きたいと思います。次は誰に・・・。」 キンッ! マヤ「きゃ。」 辺りを見回していたマヤは、突然頭上で響いた剣戟の音に驚いた。 マヤ「誰ですか?宴なのに剣を振り回してる人は。」 見上げると塀の上で1人の剣客と人形が戦っていた。 アキ「カラクリ君、頑張れ~!」 そう応援をしているのはカラクリ君の作り主、カラクリ師のアキであった。 マヤ「えっと、なんであの人たちは戦ってるんですか?」 アキ「たぶん、お互いの実力を認めたんじゃない?あははは。」 おそらくアキは適当に言ってみただけなのだろう。 その証拠に今もお腹を抱えて笑いながら2人の戦いを楽しんでいる。 マヤ「あの2人にも話を聞きたいけど、・・・無理ですよね。」 2人の戦いは刀に不慣れなマヤでさえも人間離れしていることがわかった。 見上げていて首が痛くなり始めた頃、拮抗した2人の戦いは進展を見せようとしていた。 人である剣客のシンが振るった一撃により、カラクリ君が大きく体勢を崩したのだ。 シンはその隙を見逃すことなくカラクリ君を塀から叩き落した。 マヤ「え、こっち?」 カラクリ君が落ちてきたのはマヤの足元。 そして塀の上にいたシンはカラクリ君目掛けて飛び降りてきた。 2人の間に挟まれたマヤ。 戦いに巻き込まれたマヤの運命は・・・。 |
敗北時 | シン「お前、なかなか良い筋をしてるな。少しは楽しませてもらった。どうだ、もう一度相手してくれないか?」 |
危険度 ★★★ SC0293 【1周年記念】歓喜の宴 700 / 250 / 220 10/10/10/10/10 敵サポカ 機雷Lv1×1 機雷Lv2×1 機雷Lv3×1 |
マヤ「まったくもぉ、なんで私が巻き込まれないといけないのよ。」 なんとか2人の戦いから逃れたマヤは安堵しながら、今回の主役とも言える2人の下へ歩みを進めた。 マヤ「アズサさん、カイさん今回はおめでとうございます。・・・あれ?」 道場の庭でご馳走を広げているアズサとカイだったが、何故かマヤの呼び掛けに応じてくれない。 落ち着いて2人の様子を見たマヤは、返事が無かった理由に納得した。 アズサ「ほら、今日はおめでたいんだからもっと飲みなさいよ。」 カイ「甘酒よりもそろそろなにか食べたいんだけど・・・。」 頬を赤く染めたアズサがカイに甘酒を強要している所だった。 アズサの目が赤くなっているのは甘酒のせいではなく、覚醒?だろうか・・・。 マヤ「すみませ~ん。アズサさんちょっとお話聞かせてもらってもいいですか?」 果敢にも酔っているアズサに声を掛けるマヤ。 だが当然のようにアズサは反応してくれなかった。 マヤ「・・・えっと。それじゃカイさん。1周年の言葉を貰ってもいいですか?」 カイ「あ、いいですよ。アズサ、ちょっと離れてくれるかな?」 カイが立ち上がろうとしたその時、アズサの視線がマヤを捉えた。 アズサ「なんでカイとの時間を邪魔するのよ。カイは渡さないんだから!・・・ひっく。」 酔いと嫉妬心により、アズサがマヤに襲い掛かる! |
敗北時 | アズサ「あれ、なんで刀抜いてるのかしら?ま、いいか。それよりもカイ、1周年を一緒に祝おうね。」 体を動かしたことで酔いが醒めたアズサは、それまでのことはすっかり忘れ、再びカイに甘酒をお酌するのだった。 |
エピローグ |
マヤ「ア、アズサさん、正気に戻って・・・。」 マヤを襲ったアズサの刀は、ギリギリのところでカイによって受け止められていた。 祝い事の最中だというのに、九死に一生を得る体験をしたマヤは、ただカイの背後でアズサが正気を取り戻すことを願うばかりだった。 どれぐらいの時間が過ぎただろうか。 短い時間だったかもしれないが、マヤによっては長く感じたアズサとの攻防は、アズサの酔いが醒めたことで終止符を迎えた。 アズサ「あれ、なんで私は刀を抜いてるのかしら?」 マヤ「良かった。アズサさん酔いが醒めたんですね。」 カイ「ふぅ。甘酒であんなに酔うとは思わなかったよ。これからは甘酒は禁止だね。」 |