ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0070 |
07 / 09 / 28 ~ 07 / 11 / 30 試練と資格 |
なし | 2人 | バーニングLV1 バーニングLV2 バーニングLV3 (2ポイント) |
プロローグ |
ディンマルグの山奥に古き遺跡が長い時の眠りについていた。それは1000年前に天空から落ちてきた天空都市の欠片であった。天空からの落下の衝撃により建造物は崩れ、辛うじて形状を残した物は時間の流れと共に風化していった。 そんな場所に小さなゲートが開いていた。 シルフィ 「村で出会ったトレジャーハンターが言っていた場所はここね。」 長い距離を旅し、ゲートの封印を行なってきたシルフィは、目の前のゲートがいつもと違うことに気付いていた。 シルフィ 「このゲート・・・魔物が出てくる気配はないし、ゲートの向こう側からは魔気とは違う力を感じる。」 慎重にゲートを観察するシルフィを空から見つめる存在があった。その存在は大きく羽ばたくと、シルフィの目前へと舞い降りた。 シルフィ 「きゃ。えっなに?」 |
危険度 ★★★ EC0314 フェニックス 1200 / 200 / 200 30/3/12/12/12 敵サポカ 火Lv1 火Lv3×2 |
フェニックス 「森の守護者よ。この山奥に何の用だ?」 空から舞い降りてきたのは神話として語られてきた不死鳥フェニックスであった。シルフィよりも背の高い木の枝に降りたフェニックスは、品定めするようにシルフィの姿を眺めた。 フェニックス 「そのゲートに近づけるわけにはいかない。その先の地は気軽に行き来していい場所ではないからね。」 シルフィ 「このゲートの先って魔界のこと?でも、私が感じたのはもっと静かな感じの場所みたいだけど。」 フェニックス 「ゲートからの魔力でそこまでわかるのか。森の守護者よ、貴女ならばそのゲートの先を知る資格があるかもしれないね。試してみるかい?」 フェニックスはそう言うと、再び羽ばたきシルフィに襲い掛かった! |
敗北時 | シルフィ 「急に襲ってくるのは酷いと思うわよ。今のは私の負けって認めないんだから。」 |
危険度 ★★★★ EC0271 神鳥 ガルーダム 2000 / 340 / 260 4/10/10/25/4 敵サポカ 水Lv3 嵐Lv3 閃Lv3 風Lv3 |
シルフィの弓は空を羽ばたくフェニックスを追いつめた。 フェニックス 「穢れなきその瞳、そして精神。・・・認めよう、ゲートの先を行く資格があると。」 ガルーダム 「貴様が認めればゲートを通ってもいいのか?」 フェニックスの言葉を遮るように、さらに高い空から悪意のこもった声が聞こえてきた。 ガルーダム 「騒がしいと思って来てみればエルフと不死鳥、面白い組み合わせが戦ってるじゃないか。だがもう戦いは終わりか?」 フェニックスはガルーダムから距離を置くように舞い上がり、その場を離れた。 ガルーダム 「臆病者のフェニックスが。それではそこのエルフよ。貴様を倒して、代わりにゲートを通る資格を貰おう。」 |
敗北時 | シルフィ 「もうなんなのよ。この場所に何があるっていうの?さっきのフェニックスから話を聞くためにも、鳥頭になんか負けられないんだから。」 |
エピローグ |
突然起きた戦いはシルフィの矢がガルーダムの羽を切り裂いたことで決着がついた。戦いの騒ぎを聞きつけてやってきたガルーダムは、予想外の反撃を受け戦意を失ったのだった。 ガルーダム 「我が体を傷付けるとは、15年前に出会ったエルフに匹敵する強さだな。だが貴様が得意なのは弓だけ。接近戦ともなれば、我が爪を逃れる術などあるまい。」 ガルーダムの指摘はあっていた。幼い頃に剣と弓の名手である叔父から弓の手ほどきは受けたものの、剣を習う前に叔父は王族としての争いを嫌い森を旅立ってしまったのだった。そのため従者であるセラムの剣に守られながら、弓の腕だけが上達したのだった。 ガルーダム 「今すぐこの爪で切り裂いてやってもいいが、今回は見逃してやろう。今は見守っているフェニックスが貴様の味方をしないとも限らないからな。」 そう言うとガルーダムは大きく羽ばたき、突風とともに山を越え飛び去っていった。 シルフィ 「もう、なんなの?ゲートを見に来ただけなのに・・・。」 突然の連戦にシルフィの体力は激しく消耗していた。ガルーダムが飛び去ったのを確認してから、フェニックスが再びシルフィの頭上へとやって来た。フェニックスの体から小さな炎がシルフィに向かって降り注いだ。羽の形をした炎を受け止めたシルフィは、先ほどまでの疲れが消えていくのを感じた。 シルフィ 「えっ、今度は何?」 フェニックス 「予想外の邪魔が入ったけど、よくこの局面を切り抜けたね。貴女の資質を認めて我が羽により、その傷を癒そう。」 シルフィは炎の羽が体に触れた場所が温かく癒されていくのを感じていた。 フェニックス 「そのゲートの先がどこに通じているかは教えることはできない。だが、それでもゲートに入る勇気があるのなら自由にするといい。」 シルフィ 「伝説の鳥に認められたって言うことよね。せっかく認めてもらえたんだし、このゲートからは悪い力は感じない。だから、遠慮なく入らせてもらうわね。」 ゲートに入ると決断してからのシルフィの行動には一切の躊躇はなかった。勢いよくゲートに飛び込んだシルフィの姿は消え、そしてその場にはフェニックスだけが残った・・・。 |