ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。

ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。

ジークジオン編
ラクロアの勇者 伝説の巨人 アルガス騎士団 光の騎士




ラクロアの勇者

一閃のイナズマと共に降臨した
魔王サタンガンダム。
時を同じくして辺境の国
「ラクロア王国」に現れた
勇者の冒険が始まる!



プロローグ

今とは違う時代。
彼の地にあるという「スダ・ドアカワールド」。

この世界では、人間とMS(モビルスーツ)が
平和に共存していた。
そこは水と緑に囲まれた理想郷であった。

ある日、ある山の頂に一閃の稲妻が落ちた。
稲妻により炎が燃え上がり、
それは次第に大きくなって一昼夜燃え続けた。
炎が鎮火した後には焦土と化した木々の中から、
古ぼけた城が姿を現した。

山頂に城が出現してから、
各地でモンスターによる被害が続出し始めた。
モンスターによる被害は不思議なことに、
人間だけを対象とし、
各地の王はモンスターへの対策を急いだ。


平和な世界が荒廃していく中、
空に巨大な影が現れた。

「余は魔王サタンガンダム。
この地から人間を消し去るために降臨した。
我が意思に抗いし者たちよ、
無駄な抵抗は止めよ!」

魔王サタンガンダムの宣言により、
士気を上げたモンスターは更なる猛威を振るい、
世界は混沌と化していった。


サタンガンダムの出現と時を同じくして、
辺境の地、ラクロア王国に
一筋の光が空から降っていた。
光に気付いたラクロア王国のフラウ姫は、
急いで光が落ちた場所へと向かった。
その場所でフラウ姫は、
もう1人のガンダムと出会ったのだった…。


1人目 ゴブリンザク

人の気配のない森の中、1人の勇者が茫然と立ち尽くしていた。

「ここはどこだ?私は・・・・・・」

その者の名はガンダム。
記憶が混乱しているのか、名前以外自らのことさえも覚えてはいなかった。
状況を理解しようと辺りを見回していた時、突然静かな夜を切り裂くような悲鳴が響いた。

「キャー!助けて!」

ガンダムは考えるよりも先に体が動いていた。
気づいた時から持っていた剣と盾を握り締め、悲鳴の聞こえてきた場所へ急いだ。

「ギャギャ。こんな時間に人間がいるなんてな。ギャギャギャ。」

悲鳴の先には1人の女性と襲い掛かろうとしているゴブリンザクがいた。

「待て!お前の相手は私がしてやる。さぁ来い!」


2人目 戦士ドム

無事にゴブリンザクを倒し、女性の導きに従いラクロア城へとガンダムはやって来た。
女性の名はフラウ姫。
スダ・ドアカワールドの辺境の地にあるラクロア王国の王女だった。
フラウ姫はガンダムを連れ、城の中庭にいたレビル王へと引き合わせた。

「お父様。伝説の勇者を遂に見つけたわ」
「なに!その勇者はどこにいる?」
度重なるジオン族の侵攻により疲弊した王は辺りを見回した。

フラウ姫は、中庭の入り口に立つ勇者に視線を送った。
「あの方ですわ。私を助けてくださったんです」
フラウ姫の紹介と共にガンダムは王の面前へと歩み寄った。
「おぉ。その盾は古き予言にある物と同じ物。それではこの槍を抜けるか?」
レビル王の指差した先には、無骨な岩があり、その岩には槍が刺さっていた。

ラクロア王国には古くから伝えられる予言があった。その予言には、
「魔王により世界が闇に包まれるとき、伝説の勇者が現れ、闇を晴らす光となる」
と伝えられていた。
さらに予言は槍と盾の存在を伝えていた。
その槍が中庭にある岩に刺さったものであった。

ガンダムは槍に手を掛け、静かに引き抜いた。
「おぉ。どんな強靭な肉体を持つ者でも抜けなかった槍がいともたやすく……。まさにそなたこそ伝説の勇者!我が娘を助けてくれた感謝も込めて、そなたに騎士の称号を与えよう」

ラクロア場内が騎士ガンダム誕生に沸き立つなか、突然城門を叩く音が鳴り響いた。
「ジオン族だ!ジオン族が村を襲ってる!」
城からほど近い場所にある村にジオン族が現れたのだった。

「騎士ガンダム。慌しくて申し訳ないが、村を救ってくれないか?」
王の頼みを聞く前に、騎士ガンダムは村に向かうため走り出した。

騎士ガンダムが森の近くにある村に着いたとき、そこには多くのゴブリンザクが暴れていた。
「良かった。援軍か。ゴブリンザクは私だけで大丈夫。奥に指示を出している奴がいる。そいつを倒してくれ」
その声の先には、弓でゴブリンザクの侵攻を防いでいる妖精ジムスナイパーカスタムの姿があった」
「わかった。もう少しここでゴブリンザクを食い止めておいてくれ」
騎士ガンダムは、そう言うとゴブリンザクの攻撃をかわしながら村の奥へと駆け抜けた。

村の奥には戦士ドムが待ち受けていた。
「直接我に挑むか。面白い、ちょうど退屈していたところだ。相手をしてやろう」


3人目 騎士ギャン

「まさか。これほど腕が立つ者がユニオン族にいるとは……。だが、今頃お前たちの城で……。ぐはっ」
騎士ガンダムの一撃をまともに受けた戦士ドムは、最後に言葉を残し倒れた。
「城で?……いったい何をしたんだ」
不吉な予感を感じながら騎士ガンダムは城への道を戻ろうとした。
戦士ドムが倒れたことで暴れていたゴブリンザクは村から姿を消していた。

村の出口には妖精ジムスナイパーカスタムが地面に座り込んで休んでいた。
「ありがとう。君がちょうどこの村に立ち寄ってくれたお陰で助かったよ」
「村人が城まで知らせてくれたから間に合ったんだ。でも、村を守れたのは長い時間あなたが守ってくれたからですよ」
「長い時間?騎士ガンダム。君が来る直前に村は襲われたんだ。それに村人は誰も家から出ていない。だから誰も城に行くはずがないんだが」
妖精ジムスナイパーカスタムと騎士ガンダムの話は食い違い、疑問に思っていると城の方から2人の人影が駆け寄ってきた。

「騎士ガンダム。フラウ姫がさらわれた!」
その声の主は戦士ガンキャノンだった。
「はぁはぁはぁ。やっと追いついた。村は助かったんですね」
戦士ガンキャノンの後を必死に追いかけてきたのは僧侶ガンタンク、2人はレビル王の命により騎士ガンダムと共にフラウ姫の救出を任されたのだった。

呼吸を整えた僧侶ガンタンクは、荷物の中から手紙を出し、騎士ガンダムに手渡した。
「フラウ姫がいなくなった後、この手紙が残っていました」
その手紙にはフラウ姫の居場所と、騎士ギャンの名が記されていた。
「こりゃ罠だな。だけど行くしかないか」
戦士ガンキャノンはそう言うと斧を肩に担ぎ、立ち上がった。
「良かったら私にも手伝わせてくれないか?」
妖精ジムスナイパーカスタムの申し出を受け、騎士ガンダムたち4人はフラウ姫が捕らえられている湖に向かった。

「待ち疲れたぞ!」
手紙に記された場所にはジオン族の騎士ギャンが待ち受けていた。
騎士ガンダムは1人で騎士ギャンに近付き、戦士ガンキャノンたちは周囲を警戒するため待機していた。
「フラウ姫はどこにいる?」
「それは私に勝ったら教えてやろう」
そう言うと騎士ギャンはレイピアを構え、鋭い突きを繰り出した。


4人目 キラーズゴック



騎士ギャンの持つレイピアが宙を舞った。
「さぁこれで勝負ありだ。フラウ姫はどこにいるか教えてもらうよ」
武器をなくした騎士ギャンに剣を向け、騎士ガンダムは問い詰めた。
「約束は守ろう。湖を見てみろ」

騎士ガンダムをはじめ、戦士ガンキャノンたちは大きな湖からフラウ姫の姿を探した。
だが湖の周りには人影はなかった。
「どこにもいないじゃないか。本当のことを言うんだ!」
騎士ガンダムのその言葉と同時に湖面が盛り上がり、モンスターが姿を現した。
キラーズゴック。
水辺に住む水棲モンスターだ。
そのキラーズゴックの手にはフラウ姫が捕らえられていた。

「約束が違うぞ!フラウ姫を返せ!!」
「私が交わした約束はフラウ姫の居場所を教えること。返すことは約束していない。それよりも私に気をとられていていいのか?」
騎士ガンダムが騎士ギャンを問い詰めていた場所を薙ぐように、キラーズゴックの爪が襲い掛かった。
「ぐっ……」
辛うじて爪を盾で受け止めた騎士ガンダムだったが、キラーズゴックのパワーにより吹き飛ばされてしまった。
身の安全を確保した騎士ギャンは立ち上がり、逃げ出し始めた。
「やってしまえ、キラーズゴック!私は魔王様にこの男のことを伝えるために退く」
戦士ガンキャノンたちが騎士ギャンの後を追いかけようとしたその時、
湖の中から無数のクラブマラサイがわらわらと現れ行く手を遮った。

「グガァ!」
キラーズゴックの叫び声を合図に、モンスターが騎士ガンダムたちに襲い掛かった。


5人目 騎士ゲルググ

騎士ガンダムの槍がキラーズゴックを追いつめた。
「グギギギギ、グガァァァ!」
生命の危険を感じたキラーズゴックは、手の中のフラウ姫を一瞥すると湖に向けて放り投げた。

「よくもフラウ姫を・・・・・・許さないぞキラーズゴック!」
怒り一閃、騎士ガンダムの持つ盾が光り輝き、星印の付いた盾へと変貌を遂げた。
騎士ガンダムは体に流れ込んでくる力を感じながら槍の一撃にすべてを込めた。
「グハ・・・・・・」
ドスンという音とともにキラーズゴックは倒れ、不利な状況に気付いたクラブマラサイは、
一目散に湖へと散っていった。

「・・・・・・伝説の三神器、力の盾を呼び起こしたか」
その声は唐突に、湖から少し離れた場所から聞こえた。
「誰だ?」
声が聞こえてきた場所にはフラウ姫を抱えた一人の騎士が立っていた。
「姫様、ご無事で!」
回復の魔法を掛けていた僧侶ガンタンクは詠唱を中断し、フラウ姫のもとへと駆け寄った。

謎の騎士は気絶しているフラウ姫を僧侶ガンタンクに託し、騎士ガンダムに近付いた。
「まさかこんな所で伝説の三神器を見れるとはな」
「あんたはこの盾が何か知っているのか?」
力の盾と化した防具を騎士ガンダムは、謎の騎士によく見えるようにかざした。
「伝説の勇者が現れた時、三神器も目覚める。そう伝えられているが、そうか君がその勇者か」
「三神器・・・・・・」
「君が本当の勇者ならば、いますぐ魔王の城へ向かうことだ。手遅れにならないうちにね」
謎の騎士はそう告げると、名も名乗らずに馬に飛び乗り去ってしまった。

状況の整理とこれからの相談をするため、騎士ガンダムたちは休みながら話し始めた。
「ここで一旦別れよう。戦士ガンキャノンと妖精ジムスナイパーカスタムは三神器を探して欲しい。僧侶ガンタンクはフラウ姫をラクロア城まで連れ帰ってくれ」
その言葉に戦士ガンキャノンは頷きながら、騎士ガンダムに聞き返した。
「お前はどうするんだ?」
「私は魔王の城へ向かう」
そんな無茶な話し合いの後、それぞれの目的のため各地へ散った。
こうして騎士ガンダムは1人、魔王の居城であるジオンブラック城へ向かったのだった。

城の前に辿り着いた騎士ガンダムを、真紅の稲妻の異名を持つ騎士ゲルググが待ち受けていた。
「まさか1人で乗り込んでくるとはな。後悔させてやろう我がランスの一撃で!」


6人目 騎士サザビー

騎士ゲルググは、単身でジオンブラック城に辿り着い
た騎士ガンダムにとって、苦戦する相手ではなかっ
た。
それほどジオンブラック城までの道は遠く、苦難の連
続だった。

城内に入った騎士ガンダムは、不自然な静けさに気
付いた。
人の気配がない城内を進み、王の間と思われる扉の
前に辿り着いた。
そこで城に入って初めて騎士に出会った。
騎士サザビー。魔王サタンガンダムの右腕と称され
る騎士であった。

騎士ガンダムと騎士サザビーの実力は拮抗してい
た。
戦う前からお互いの実力を見切り、不用意な動きが
勝敗を決めると感じていた。
2人は言葉を発することも、身動きを取ることもできな
いでいた。
隙の探りあい。まさに2人の戦いは武器を交える前か
ら始まっていた。

拮抗したバランスは、突然の乱入者によって崩れた。
「騎士ガンダム、この剣を使え!」
城内を駆け抜けた戦士ガンキャノンが騎士ガンダム
に向けて剣を投げた。
騎士ガンダムは、騎士サザビーから視線を外さずに、
そばに刺さった剣に手を伸ばした。
その瞬間を騎士サザビーは見逃さなかった。

「もっと楽しみたかったが終わらせる」
騎士サザビーの鋭い一撃は、騎士ガンダムの力の
盾が受け止めた。
「来ると分かっている攻撃なんか防いでみせる!」
強力な一撃を力の盾で騎士サザビーの体ごと弾き飛
ばし、騎士ガンダムは新たな剣を抜いた。
その剣は熱を帯び、炎が噴き出していた。

「それが三神器の炎の剣だ。騎士ガンダム、約束ど
おり見つけてきたぞ!」
そう叫んだ戦士ガンキャノンの体は傷ついていた。
それほどまでに炎の剣を見つけるのは苦難の連続
だったのだ。

「ありがとう。これでこの戦いに勝てる!」
力の盾、炎の剣、2つの三神器を構え、騎士ガンダム
は騎士サザビーに切りかかった。
「ここは通すわけにはいかないのだ。騎士ガンダム、
散ってもらうぞ!」
沈黙から始まった戦いは一気に加速し、加熱して
いった。


最終決戦 ! 魔王サタンガンダム

「間に合って良かったぜ。僧侶ガンタンクと妖精ジムスナイパーカスタムは後から来る。
だから、おれのことは気にせずに先に行ってくれ」
疲労した体を横たえ、戦士ガンキャノンは騎士サザビーに勝利した騎士ガンダムにそう告げた。

その言葉を背に、騎士ガンダムは王の間の扉に手を掛け、押し開いた。
王の間では、魔王サタンガンダムと1人の騎士が戦っていた。
「我が雷受けてみよ!」
杖から眩い光を放つ雷が迸り、騎士に直撃した。
「ぐは。騎士ガンダム……、これを」
雷によって騎士ガンダムの近くに弾き飛ばされた騎士は、抱え持つ物を差し出してきた。
「こっこれは……」
騎士はフラウ姫を助け、この城へ向かうことを進言してくれた謎の騎士シャアだった。
そしてシャアが持っていたのは最後の三神器、霞の鎧であった。
「三神器を使いこなせ。……そうしなければ魔王には勝てない」
そういうとシャアは気を失ってしまった。

「貴様が騎士ガンダムか。そこのシャアのように我が魔力の前にひれ伏すがいい!」
再びサタンガンダムの杖に魔力が集まり、眩い光の雷が騎士ガンダムを襲った。
「多くの人が苦しんでるんだ。私がお前に負けるわけにはいかないんだ!」
雷を受け、雷撃が止んだと同時に反撃に転じる覚悟をした騎士ガンダムを光が包んだ。
サタンガンダムの雷撃は止まることなく、何度も騎士ガンダムに降り注いだ。
反撃のチャンスなど与えない、その意思が読み取れるほど雷は続いた。

雷により周囲の空気が焦げ臭くなった時、雷撃は止んだ。
騎士ガンダムがいた場所にはけむりが立ちこめ、視界を遮っていた。
「霞の鎧などに気を取られていなければ、我に一太刀浴びせられたかもしれぬのに愚かなものだ」
冷ややかに煙を見据えながらサタンガンダムは手ごたえを感じていた。
やがて煙は消え、その場所に騎士ガンダムの姿が現れた。
「なに!なぜ霞の鎧を身に付けている!!」

雷撃を受ける直前、光に包まれた騎士ガンダムは霞の鎧を身に纏っていた。
サタンガンダムによって苦しむ者たちを助けたいと思う気持ちが、
三神器に認められ、すべてを身に付けることが出来たのだった。

「認めぬ。三神器、伝説の勇者……、そんなものの為に我が野望が消えるなど、
そんなこと認めるわけにはいかぬ!」
魔王サタンガンダムと三神器を身に付けた騎士ガンダムの戦いが始まった。


エピローグ (1周目)


「さ、三種の神器が無ければ・・・・・・」

魔王サタンガンダムといえど、
力の盾、霞の鎧、炎の剣、三種の神器に
身を包んだナイトガンダムの敵ではなかった。
確かに三種の神器が無ければ
ナイトガンダムであっても、
サタンガンダムを倒すことは
出来なかったかもしれない。
それほどまでにサタンガンダムは
強力な魔力を秘めていたのだった。

「三種の神器だけの力じゃない。
仲間がいたからここまで来れたんだ。
お前はきっと理解できないだろうね。
さあこれで最後だ!」

仲間に助けられたからこそ、
三種の神器すべてを集めることができた。
その思いに報いるためにも、
ナイトガンダムは全力で炎の剣を振り下ろし、
切り裂いた!

「ぐふ・・・。余はこれ如きでは終わらぬ・・・」

炎の剣から噴き出した炎が燃え移り、
サタンガンダムは断末魔の叫びと共に
崩れ落ちた。

「ガンキャノン、ガンタンク。さぁラクロア城に帰ろう」

ナイトガンダムは、
サタンガンダムの最後の言葉が頭から離れなかったが、
ラクロア王に魔王討伐の報告をし、
平和が戻ったことを伝えるため、
仲間と共に魔王の城を後にした。


最終決戦 ! ブラックドラゴン

「間に合ってよかったぜ。僧侶ガンタンクと妖精ジムスナイパーカスタムは後から来る。
だから、おれのことは気にせずに先に行ってくれ」
疲労した体を横たえ、戦士ガンキャノンは騎士サザビーに勝利した騎士ガンダムにそう告げた。

その言葉を背に、騎士ガンダムは王の間の扉に手を掛け、押し開けた。
王の間では、魔王サタンガンダムと騎士シャアが戦っていた。
「我が雷を受けてみよ!」
杖から眩い光を放つ雷が迸り、シャアに直撃した。
「ぐは。騎士ガンダム……、これを」
雷によって騎士ガンダムの近くに弾き飛ばされたシャアは、抱え持つものを差し出してきた。
それは最後の三神器、霞の鎧であった。
「三神器を使いこなせ。……そうしなければ魔王には勝てない」
そういうとシャアは気を失ってしまった。

騎士ガンダムが霞の鎧を受け取ったその時、頭に声が響いた。
『選ばれし者のもとに三つの星が集うとき、大いなる力が十の分身を生むだろう』
その声が聞こえなくなった時、霞の鎧は光り輝き、騎士ガンダムにぶつかった。
光が消えた時、騎士ガンダムは霞の鎧を身に纏っていた。

「まさか!三神器が貴様を認めたというのか」
騎士ガンダムを主と認めた三神器は、魔王に打ち勝つ力を与えた。
「多くの人たちがお前の為に苦しんでいるんだ。だからお前を許しはしない!」
騎士ガンダムの動きは、十の残像を生み、サタンガンダムを切り裂いた。

炎の剣を持った残像による十斬撃。
それはいかに強大な魔力を持つサタンガンダムでも防ぐことはできなかった。
「グァァァァァ……」
サタンガンダムは、炎に包まれながら断末魔の叫びとともに倒れた。
三神器の力に戸惑いながらも、サタンガンダムが倒れる様子を騎士ガンダムは見ていた。
「これが三神器の力……。これでラクロアも平和に……」

「平和など永遠に与えなどしない!」

騎士ガンダムの言葉を遮るように、倒れたはずのサタンガンダムの体の中から声が聞こえてきた。
「なに。あれでも倒せないのか?」
戸惑いを隠せずに騎士ガンダムが動揺する中、突然サタンガンダムの中から何かが姿を現した。

「我が名はブラックドラゴン!ガンダムの力とドラゴンの英知を持つ者なり!!」
サタンガンダムは内に秘めたドラゴンの力と融合し、ブラックドラゴンへと変貌を遂げたのだった。
「あれしきで滅びると思ったか。身の程知らずめ……消えよ!」


エピローグ (2周目)


真の姿を表したブラックドラゴンと、
三種の神器を身に付けたナイトガンダムの実力は拮抗していた。
それがゆえに戦いは膠着状態となり、
長い時間が過ぎていた。

「ふはははは。どうした疲れてきたか?
動きが鈍くなってきているぞ」

ブラックドラゴンはナイトガンダムの疲労が濃くなっていることに気付いていた。
三種の神器である霞の鎧は、
装着者の体力を激しく消耗させるのだ。


やがてナイトガンダムは、
ブラックドラゴンの執拗な攻撃に押され始め、
マグマを湛えた火口へと追い詰められていた。

「さぁ我が手で倒れるか、
マグマに焼かれるか選ぶが良い!」

ブラックドラゴンはそう叫ぶと、
杖を大きく掲げとどめの一撃を繰り出そうとした。
しかし、その時突然火口が噴火を始め、
マグマの噴出が始まり、
一瞬ブラックドラゴンに隙が生まれた。

「そこだ!」

隙を見逃さず、炎の剣を突き出すナイトガンダム。
炎の剣は、ブラックドラゴンの体を貫いていた。


「なっ…、なんだと。
我が負けるというのか…」

ブラックドラゴンは、信じられないといっためで自分の体に刺さった炎の剣を見つめた。

「…これで…勝ったと…思うなよ…。
これで…すべて終わったわ…けでは…。」

よろめきながらブラックドラゴンは言葉を続けたが、
すでに意識は朦朧とし、その目には
何も映してはいなかった。

最後の言葉を言い切る前に、
よろめいていたブラックドラゴンは足場を失い、
マグマが待つ火口へと落ちていった。


噴火が激しくなってきた。
ナイトガンダム一行は山を降り、
安全な場所へ避難するために急いだ。

「急げ。もうすぐ噴火するぞ!」

疲労したナイトガンダムを担ぎながら
ガンキャノンは激を飛ばした。

「さぁこっちだ。
山の動物たちはもう避難した。
あとは君達だけだ。」

山の様子にいち早く気付いていた
ジムスナイパーカスタムが、動物を避難させ、
ナイトガンダムたちの退路を確保していた。


一行が山を降りたとき、
火口から溢れたマグマが城を飲み込み始めていた。
マグマの真っ赤な色は、空まで赤く染めていた。

そんな空を背に一行は、
ラクロア王国への帰路についた。

世界は1人の勇者によって、
平和を取り戻したのだった・・・・・・。

伝説の巨人編へ続く・・・




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総計 -