ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
中級 №A0066 |
07 / 08 / 16 ~ 07 / 08 / 31 サマーバケーション! |
なし | 2人 | シャルク 【ある夏の一日】 (2ポイント) |
プロローグ |
・・・青い空、・・・青い海、・・・照らしつける太陽。 多くの者が暑さをしのぐため日陰で過ごしたり、水浴びをして過ごす中、1人の少年は釣りの準備に勤しんでいた。 ルークス 「今日もいい天気だなぁ。少しぐらいは曇りの方が良いけど、久しぶりの自由時間だから釣りに行かないともったいないよな。」 戦士長のランバルから剣の手ほどきを受け始めるようになってから、毎日が修行だった。 今日は城からの召集によりランバルは街を留守にしていた。そのため久しぶりの休日を謳歌するべく、ルークスは大好きな釣りに行くことにしたのだった。 ルークス 「よし。これで準備オッケー。今日は釣るぞ!」 |
危険度 ★★ EC0008 旅立ち アーヤ 400 / 150 / 150 2/2/10/2/2 敵サポカ 機Lv1 |
ルークスが街から少し離れた浜辺からボートで海に出ようと、街の出口に向かうとそこにはアーヤが待っていた。 ア-ヤ 「やっぱりね。ここを通ると思った。」 ルークス 「なに?なんかあったの?」 アーヤ 「ねぇこれから海に行くんでしょ?」 ルークス 「そうだよ。久しぶりに釣りするんだ。今日は大きな獲物釣ってくるから楽しみにしててよ。」 アーヤ 「釣りは夕方からにしたら?今行っても暑いし。」 ルークス 「夕方からじゃ少ししか釣りできないよ。」 アーヤ 「いいじゃない。それより海に泳ぎに行きましょう。みんなも行くって言うからね。」 アーヤの目は、ルークスを絶対に泳ぎに連れて行く、という信念で輝いていた。そんな目を見たらそう簡単に譲りたくなくなるのは若さゆえなのだろうか・・・。 ルークス 「絶対に釣りに行くんだ!」 振り切るように走りだそうとしたその時、アーヤは両手を広げ道を遮った。 アーヤ 「泳ぎに行くって言うまで通さないんだから!」 |
敗北時 | ルークス 「釣りしたいよ~。海に行くって言っても荷物持ちやらされるんだろうし・・・。次こそ逃げ切ってみせる!」 |
危険度 ★★★ EC0067 魅惑の レミラ 1700 / 250 / 230 11/11/11/11/11 敵サポカ 土Lv2×2 機Lv2×1 |
街中を大きく迂回してアーヤのいる場所とは違う方向の門から抜け出したルークスは、森の中を歩きながら後ろから追ってこないことを確認し、ほっと一息ついた。 ルークス 「遠回りになったけど森を抜ければ海だ。やっと釣りができるよ。」 海に近付くにつれ、ルークスの足取りは軽くなっていた。 レミラ 「そんなにウキウキしてどうしたの?」 その聞き覚えのある声は森の中から聞こえてきた。 ルークス 「レミラ。そんなにウキウキしてるように見えた?」 レミラ 「見えたわよ。釣竿持ってるって事は海に行くの?」 森の先には隣街へ続く道と海しかない。釣竿を持っているということは、誰が見ても目的地は海だと思うであろう。 ルークス 「久しぶりの釣りなんだ。」 レミラ 「そうなんだ。そうだ。海に行くなら私と泳がない?」 ルークスは、レミラのその言葉を聞き、さっきまでの悪夢を思い出していた。 ルークス 「ごめん。どうしても釣りに行きたいんだ。泳ぐのはまた今度でいいかな?」 レミラ 「今度って言って、逃げるつもり?」 ルークス 「先急ぐからごめん!」 レミラ 「駄目。逃がさないから!」 |
敗北時 | ルークス 「アーヤの次はレミラか・・・。ここでレミラと泳ぎに行ったら後でアーヤになんて言われるか・・・。絶対に逃げ出さなきゃ。」 |
エピローグ |
ルークス 「やっと海に着いた!」 レミラの猛攻をかわし、ルークスはやっとの思いで海に辿り着いた。辺りは白い砂浜と涼しげな海が広がっていた。 シャルク 「ルークス1人?アーヤは?」 砂浜にはシャルクがいた。ルークスは海に辿り着いた達成感に浸っていてシャルクに気付かなかったのだった。 ルークス 「えっとアーヤは・・・。」 アーヤ 「いたいた。予定通りルークスもいるわね。」 レミラ 「本当にこっちの海に向かってるのを見つけた時は驚いたわよ。」 アーヤ 「だから言ったでしょ。向こうの海に行く道の前で待っていたら、こっちに逃げてくるって。」 レミラ 「悔しいけど、アーヤの方がルークスのことは一枚上手かぁ。」 ルークス 「えっえっ?」 意気投合する2人の少女とおろおろする少年をよそに、シャルクは海からの涼しい風を浴び、夏の海を満喫しようとしていた。 |