ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
中級 №A0047 |
07 / 07 / 27 ~ 07 / 09 / 27 京への来訪者 |
なし | 3人 | 剣舞LV2 (2ポイント) |
プロローグ |
大江戸を守護する影狼の中でも精鋭とされ、徳川家の守護を任されている者たちは影狼四人衆と呼ばれていた。その四人衆のうち3人が大江戸を留守にし、遠方である京の町に入ろうとしていた。 トラジ 「やっと着いたか。京に入る前に一旦解散しないか?ぞろぞろと京を歩くと目立っちまうだろ?」 クレハ 「トラジは物見遊山に行きたいだけなんじゃないの?」 トラジ 「そ、そんなわけねぇよ。目立つのは良くないんだろ?なっユリ!」 ユリ 「そうですね。今の京には覇王の手の者も徘徊していると聞いています。分散して京に入りましょう。」 トラジ 「ほらな。それじゃ中で落ち合おうぜ!」 話が決まった後のトラジの行動は早かった。トラジが颯爽と京に向かって走り出そうとしたその時、クレハがセツナに声を掛けた。 クレハ 「分散と言っても1人1人京に入ることも無いわね。セツナはトラジと一緒に京に入ってくれる?」 セツナ 「いいですよ。トラジのお守りは慣れてますからね。」 トラジ 「またセツナと一緒かよ。まぁいいや。早く行こうぜ。」 トラジとセツナは、クレハとユリよりも一足早く京に向かった。 |
危険度 ★★ SC0097 白虎 1000 / 230 / 240 6/2/12/8/5 敵サポカ 剣舞Lv1×1 鬼道Lv1×1 機雷Lv1×1 |
トラジ 「やっと京に着くのか。ここまでの道中、うまい飯食えなかったからな。京の飯が楽しみだぜ。」 京の入り口に差し掛かったとき、トラジとセツナは異変を感じた。 セツナ 「結界・・・ですか。」 天草四郎時貞 「結界に気付くとは。普通の人間ではないな。」 その声はトラジとセツナの背後から聞こえてきた。 天草四郎時貞 「並みの人間ならば、結界に気付かずに永遠に京に辿り着けぬはず。貴様たちは何者だ?」 トラジ 「何者でも関係ないね。おれは腹減ってるんだ。さっさと結界を解かなけりゃ痛い目見るぜ。」 セツナ 「トラジ。それじゃどっちが悪いのかわからないよ。」 天草四郎時貞 「何者か言う気がないなら、言いたくなるようにさせてやろう。・・・白虎。」 天草が静かに白虎の名を呼ぶと、風と共に白い虎が現れた。 白虎 「・・・。」 天草四郎時貞 「この者たちと戦え。・・・嫌でもな。」 天草の言葉に従うように、白虎は静かにトラジたちとの間合いを詰めた。 白虎 「怪我をしたくなければ逃げろ。追えとは命令されていないからな。」 トラジ 「なんだ。戦うのは本心じゃないってわけかい?だが逃げるってのはおれの性分じゃないんでね。お互い本気で戦おうじゃないか。」 |
敗北時 | トラジ 「強いねぇ。ただの虎じゃないな。だけど、まだおれは参ったって言ってないからな。もう一度やろうぜ。」 |
危険度 ★★ SC0152 朱雀 1100 / 230 / 230 10/7/7/7/3 敵サポカ 修羅Lv1×1 修羅Lv2×1 修羅Lv3×1 |
天草四郎時貞 「聖獣を退けるか。では、その拳が届かない相手ならばどうする?・・・朱雀。」 天草の言葉に応えるように、空から1羽の大きな鳥が舞い降りてきた。 朱雀 「・・・。」 天草四郎時貞 「白虎のような不甲斐無い様は見せるなよ。」 朱雀は羽を羽ばたかせ、再び空に舞い上がった。 トラジ 「空から襲えばおれの拳は怖くないってか。なめやがって・・・。」 悠然と空を舞う朱雀に向け、トラジは拳を握った。 セツナ 「トラジ。次は僕に戦わせてくれるかな。見てるだけっていうのも退屈なんだよね。」 セツナの手の中にはいつの間にか鉄扇が握られていた。 |
敗北時 | セツナ 「鉄扇が気になってるようだね。僕の受けた傷は致命傷には遠いよ。さぁもう一度戦おう。」 |
危険度 ★★★★ SC0233 吉利支丹 天草四郎時貞 1600 / 235 / 225 1/10/10/15/15 敵サポカ 剣舞Lv1×1 剣舞Lv3×3 |
天草四郎時貞 「徒手空拳の次は鉄扇か。しかも刃の付いた鉄扇とは用意周到だな。この京には物見遊山にやってきたわけではなかろう。」 トラジ 「うるさいねぇ。さっきから言ってるが、おれは腹が減ってるんだ。さっさと結界を解いてくれねぇかな。」 トラジは拳を握り、天草に詰め寄った。 天草四郎時貞 「目的を話さぬことを後悔したいようだな。良かろう。我が力、見せてやろう。」 |
敗北時 | トラジ 「素手相手に拳銃かよ。しかも変な術を使いやがって、ふざけるんじゃねぇぞ。」 セツナ 「トラジ。その言い方はどっちが悪者かわからないよ。」 トラジ 「わりぃ。さっさとあいつを倒して京に行こうぜ。」 |
エピローグ |
トラジの気合の籠もった拳が天草の眉間を捉えた! トラジ 「手応えありだ。勝負あったな。さぁ結界を解いてもらうぜ。」 天草四郎時貞 「良いだろう。今回は譲るが、次は覚悟しておくんだな。」 天草の声はトラジの拳の先ではなく、背後から聞こえてきた。 トラジ 「なに?後ろだと?」 慌てて振り返ったトラジが見た物は、京に入ろうとする旅人の姿であった。それまで周囲に誰もいなかったはずが、急に旅人が現れたのだった。 セツナ 「結界が解けたようだね。」 トラジ 「一体あいつはなんだったんだ?」 セツナ 「カイならなんか知ってるかもね。」 トラジ 「そうだな。早くカイと合流しなきゃな。だけど、その前に飯だ飯!」 目立たないために手分けして京に入った影狼四人衆であったが、この時のトラジとセツナは間違いなく目立っていた。そして、この様子を覇王の手の者が見逃すはずもなかった・・・。 |