ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0029 |
07 / 02 / 23 ~ 07 / 04 / 12 【特製カード】沖田総司 早春の唄 |
第二幕カード のみ |
2人 | 沖田総司 早春の唄 (3ポイント) |
プロローグ |
沖田 「土方さん、今日は体調が良いので、ちょっと散歩に行こうと思うんです。」 土方 「ああ、そうか。京にはもう春が訪れかけている。雪も溶け、桜が咲いているからな。散歩をするには丁度いい季節だろう。」 斉藤 「沖田、おまえはただ歩くだけで目立つからな。あまり派手な動きをするなよ。」 沖田 「はい、斉藤さん。大丈夫ですよ。ただの散歩ですし刀は抜きませんから。では、行ってまいります。」 |
危険度 ★×? SC0033 忍者 ヤシャオウ 1400 / 250 / 200 9/9/9/17/9 敵サポカ 鬼道Lv3×3 |
沖田 「あっ、ヒバリだ。僕がしばらく外に出ない間に、もう春が訪れていたのか。京の春の訪れは、思ったより早いなあ。」 ヤシャオウ 「おい、そこの新撰組の野郎。」 沖田 「えっ?僕のことですか?」 ヤシャオウ 「おまえ以外に誰がいる?なあ、土方は元気か?奴はどこにいる?」 沖田 「土方さんを知っている・・・あなたは何者?」 ヤシャオウ 「土方と闇で刃を交えた感覚・・・思い出しただけで血が騒ぐわ。なあ、土方の右腕に刺した傷は癒えたか?」 沖田 「・・・何が言いたいのですか?」 ヤシャオウ 「腐るほど戦をしてきたお前なら、分かるだろう。」 沖田 「僕は無駄な戦いはしたくないんです。今はあなたと戦う理由がない。」 ヤシャオウ 「フッ、新撰組も、京に来て怖気づいたか。」 沖田 「何を言う!僕のことはともかく、新撰組を馬鹿にするなど、許せる行為ではありません。」 ヤシャオウ 「はははっ、簡単な挑発に乗ったな。単純な奴だ。」 沖田 「くっ・・・」 ヤシャオウの火炎術が、彼の手の中で燻り始めた・・・ |
危険度 ★×? SC0120 隻眼の龍 伊達政宗 1650 / 270 / 200 4/5/15/5/5 敵サポカ 水月Lv3×1 剣舞Lv3×2 |
ヤシャオウ 「土方に劣らぬ能力・・・お前格好だけではなかったようだな。さすがだ、新撰組。土方と再会できる日を楽しみにしているぞ。」 静かに笑みを浮かべるヤシャオウ。 ヤシャオウ 「フッ、振り返ってみろ。好む好まざるに関わらず、引き寄せる男。己の不運を恨むんだな。」 伊達 「沖田か?」 沖田 「僕の名を呼ぶのは?」 振り返った沖田を睨みつけていたのは、うすら笑いを浮かべた男だった。男の長髪から覗く片目が鋭く怪しい光を放った。 沖田 「何故、僕の名を?」 伊達 「新撰組一番隊隊長、沖田総司。こんな所で派手に遊びやがって、“何故”などとしらばっくれよる。まあ、おかげで探す手間が省けたがな。ようやっと見つけたぞ。お主、その美しい顔に似合わず、新撰組で1、2を争う強さと聞くが本当か?」 沖田 「僕は、僕はただ幕府に仇なす者に立ち向かうだけです。」 伊達 「あはははは、面白い。現世に蘇ったばかりの我には丁度いい獲物よ。」 沖田 「蘇ったって・・・?覇王の力?あなたはいったい誰?」 伊達 「つべこべ言うな。お前のその羽織、この伊達政宗の手で赤い鮮血で染めてくれようぞ。ああ、肉を切り裂くあの感触、飛び散る血の臭い、おれはこのために蘇ったのだな。」 伊達は不敵な笑みを浮かべ、ゆっくりと刀を抜いた。 |
エピローグ |
沖田 「ちょっと待たせちゃったかな。ごめんね。今日は久しぶりに天気が良かったから、散歩をしていたんだ。さっきね、ふと頭の上で鳥のさえずりが聞こえたから空を見上げてみたんだ。そうしたら、もうヒバリが飛んでいたんだよ。京は、僕の故郷より早く春が来るのかな。ん?腕の傷?ああ、これか。土方さんに稽古をしてもらった時に怪我してしまったのかな。大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。あなたに、土方さんのこと話したことあったけ?土方さんはね…」 沖田 「あっ、ごめん。つい夢中になってしゃべり過ぎちゃったね。今日は一緒に桜を見る約束だものね。さあ、行こうか。」 |