ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0042 |
07 / 02 / 09 ~ 07 / 03 / 29 09 / 04 / 15 ~ 09 / 05 / 11 早く元気になぁれ! |
なし | 5人 | ロックLV3 (4ポイント) |
プロローグ |
15年前に起きた世界規模の大戦で故郷を失い、新しい国を見つける旅に出ている小人族のみんな。王子様のヒトキヨを中心に、みんな仲良く暮らしています。 楽しい毎日ですが、ユヒトには心配の種がひとつありました。故郷を離れるときに“故郷の思い出に”と持ってきたミルキーチェリーの花の木が、最近元気がなく今にも枯れてしまいそうなのです。 マロ 「ミルキーチェリーさん、最近元気がないですね~。何ででしょう?」 ユヒト 「うむ、なぜじゃろうか?あいにく小人族には木に詳しい人はいないのじゃ。」 チュン 「みんなで原因をつきとめに行くアルよ!世界には、物知りのエラい人がいっぱいいるアルよ。きっと、誰か知ってるアルよ!」 ナナセ 「王子!期待して待っていてください。きっと、ミルキーチェリーを元気にして帰ってきますから。」 サイゾー 「王子、拙者が帰ってくるまで、元気にしていてくださいでござる!」 ヒトキヨ 「みんな、余は楽しみに待っているぞ。元気に帰ってくるのだぞ。」 そうと決まったら話は早い。早速みんなで、ミルキーチェリーの鉢を持って出発です! |
危険度 - - - - EC0102 アクアン 1500 / 250 / 250 25/25/6/25/25 敵サポカ 風Lv3×1 機Lv3×3 |
みんなで遠くまで出かけるのは久しぶり。旅行気分でマロはスキップをしています。 ナナセ 「おいおい、マロ。遊びに行くんじゃないんだぞ!ところで、このミルキーチェリー、きっと水が足りなくて元気がないと思うんだ。」 マロ 「でも、ちゃんとお水あげてましたよ~。時々忘れちゃったけど・・・」 ユヒト 「マロ、ダメじゃないか!」 サイゾー 「でも、さすがナナセじゃな。そしたら水の聖霊アクアンに聞きに行くのじゃ!」 マロ 「みんな~、ちょっと待ってくださいよ~。」 みんなでトコトコと歩いていくと、アクアンのいる湖に着きました。 チュン 「アクアンさん、アクアンさん、出てきてアルよ~。」 チュンに呼ばれたアクアンが、水から姿を現しました。 ナナセ 「私たちは小人族です。実は、大切にしているミルキーチェリーの木が枯れてしまいそうなんです。きっと、水が足りないからだと思うんですが、見てもらえますか?」 アクアンは、目をぱちくりさせて、うなずきました。 |
危険度 - - - - EC0185 プワプワD 500 / 150 / 160 5/5/5/5/5 敵サポカ 土Lv2×2 |
ミルキーチェリーの木の状態を見たアクアンが、残念そうに首を振りました。 サイゾー 「ダメ、ってことでゴザルな・・・そうか、拙者、非常に残念でゴザル。」 すると、アクアンの手が、天を指しました。 ユヒト 「何が言いたいのかのう?ん?そうか、アクアンさんは太陽を指しているのじゃな?」 ナナセ 「このミルキーチェリーには太陽の光が足りない、ということだな?確かに、この鉢はいつもヒトキヨ様の部屋に大切に飾ってあったからな。」 チュン 「じゃあ、今度は太陽に詳しい人に聞きに行くアルよ!」 ナナセ 「でも、太陽に詳しい人なんているのかな・・・とにかく、暖かい場所に行ってみよう。」 誰に聞いたらいいか分からないけれど、とにかくみんなでトコトコ南の方へ歩いてゆきました。しばらくすると、ふわふわ歩いているプワプワに出会いました。 マロ 「こんなに寒い冬なのに、真っ黒に日焼けしたプワプワさんだ~。きっと、あのプワプワさん何か知っていますよ~!あっ、プワプワさん、ちょっと待ってください!」 マロに呼び止められたプワプワが、立ち止まって振り返りました。 ナナセ 「私たちは小人族です。実は、大切にしているミルキーチェリーの木が枯れてしまいそうなんです。きっと、太陽の光が足りないからだと思うんですが、見てもらえますか?」 プワプワは、鼻をひくひくさせて、うなずきました。 |
危険度 - - - - EC0220 マリマリ 1300 / 250 / 230 10/10/10/10/1 敵サポカ 風Lv1×1 風Lv2×1 土Lv1×1 |
ミルキーチェリーの木の状態を見たプワプワが、残念そうに首を振りました。 サイゾー 「ダメ、ってことでゴザルな・・・そうか、拙者、非常に残念でゴザル。」 みんなそろって「これからどうしようか」と途方に暮れていたところ、日焼けしたプワプワの皮がスルスルとむけて、中から妖精の女の子が現れました。 マリマリ 「小人族のみなさん、こんにちは。私はマリマリです。ウチのププちゃん、頑張ったんだけどお力になれなかったみたいでごめんなさい。」 ユヒト 「いやいや、突然お願いしたわしらがいけなかったんじゃ。じゃが、わしらはどうしてもこのミルキーチェリーの木を元気にしたいのじゃよ。それが王子との約束なのじゃ。」 マリマリ 「そうなんですか~。それはタイヘン!もしかしたら、私たちの故郷フェアリーの森にミルキーチェリーに詳しい人がいるかもしれないわ。」 マロ 「それは本当ですか~?ぜひ、連れて行ってください~。」 マリマリ 「えっとえっと、このすぐ近くなんでどうぞ来てください!」 早速みんなでトコトコとフェアリーの森に行きました。 マリマリ 「えっとえっと、ここがフェアリーの森の入り口です。ちょっと待っててくださいね。」 すると、マリマリがふわふわと空に舞い上がり、ベルを鳴らしながら森のみんなを呼びました。 マリマリ 「フェアリーの森のみなさーん、ちょっと来てくださーい。」 すると、森のみんなが集まってきました。 ナナセ 「私たちは小人族です。実は、大切にしているミルキーチェリーの木が枯れてしまいそうなんです。水も太陽の光も足りているようで、他に原因が分からないのですが、見てもらえますか?」 森のみんなは「うんうん」とうなずくと、チュンの持っているミルキーチェリーの鉢に手を伸ばしました。 |
危険度 - - - - EC0182 妖精 フラミー 1200 / 230 / 250 10/10/10/10/10 敵サポカ 火Lv1 水Lv1 風Lv1 土Lv1 機Lv1 |
ミルキーチェリーの木の状態を見たフェアリーの森のみんなが、残念そうに首を振りました。 サイゾー 「またもやダメ、ってことでゴザルな・・・そうか、拙者、非常に残念でゴザル。」 ナナセ 「さて、これからどうするか、だな。」 途方に暮れていると、フェアリーの森の妖精が「花の妖精だったら、原因が分かるかもしれません。私の友だちのフラミーを紹介します。」と言って、フラミーのお家を紹介してくれました。 サイゾー 「フラミーさんのお家に、いざ出発でござる!」 マリマリ 「ミルキーチェリーさん、元気になるといいですね。はい、これはお土産のプワプワクッキー。みなさんで食べてくださいね。」 マロ 「感激です~。マリマリさん、どうもありがとう。きっと、ボクたちがミルキーチェリーを元気にします!」 マリマリちゃんからもらったプワプワクッキーを食べて、元気いっぱいになった小人族のみんなは、早速フラミーのお家までトコトコ歩いて行きました。 ユヒト 「さて、そろそろフラミーさんのお家に着きそうじゃ。それにしても、ここは美しい森じゃのう。」 チュン 「フラミーさんは、こんなキレイな森に住んでいるアルね。きっと、ミルキーチェリーを元気にしてくれるアルね。」 みんなでお話していたところに、ヒラヒラとフラミーが舞い降りました。 フラミー 「ねぇねぇ、お兄さんたち、私の話をしているのかしら?」 マロ 「うぁー、かわいい妖精さん。ぼくたち、小人族です。あなたがフラミーさんですか?」 フラミー 「ええ、そうよ。小人族のみなさんが、こんなところに来たなんてどうかしたのかしら?」 ナナセ 「実は、大切にしているミルキーチェリーの木が枯れてしまいそうなんです。水も太陽の光も足りているようで、他に原因が分からないのですが、見てもらえますか?」 フラミー 「私で分かるかしら?ちょっとその鉢を貸してもらえる?」 |
危険度 - - - - EC0181 大妖精 ウッドボック 1800 / 270 / 240 40/40/50/15/40 敵サポカ 風Lv3×3 |
フラミー 「うーん、確かに水も、太陽の光も十分足りているみたい。ただ、“痛い、痛い”と言っているわ。何が痛いのかしら?私じゃそこまで分からないから、ウッドボックおじいちゃんに聞いてみましょう。おじいちゃーん!」 すると、森の奥から大きな木の妖精が、どっしんどっしん、とやってきました。 マロ 「うぁー、大きな妖精さん。ぼくたち、小人族です。あなたがウッドボックおじいさんですか?」 ウッドボック 「いかにも、私がウッドボックだ。小人族の者たちよ、いったいここで何をしている?」 ナナセ 「実は、大切にしているミルキーチェリーの木が枯れてしまいそうなんです。水も太陽の光も足りているようで、他に原因が分からないのですが、見てもらえますか?」 フラミー 「おじいちゃん、このミルキーチェリー“痛い、痛い”と言っているの。どうしたのかしら?」 ウッドボック 「うむ。このままじゃいつ枯れてもおかしくない状態だ。早く手当てをしないとな。」 |
エピローグ |
ウッドボック 「小人族の者たちよ、安心しなさい。このミルキーチェリーは、成長して根が伸びたことで鉢が窮屈になり、うまく成長できなくなっていたのだ。君は、手も足も縮んだ状態で、ずっと生活できるかい?」 マロ 「うわ~、ぼく、そんなことできません~。ミルキーチェリーさんがかわいそうです~。」 ウッドボック 「安心しなさい。わしがこれより大きな鉢をつくってあげよう。」 そう言って、切り株で新しい大きな鉢を作ってくれました。 ウッドボック 「さあ、ミルキーチェリーを移しかえよう。」 マロ 「わ~い、お引越しですね。」 ウッドボック 「よし、これでよい。小人族の者たちよ。いいかい、よく覚えておくんだよ。木は人と同じで、大地に根ざしていないと、生きてはゆけないなのだ。風と水、大地と共に生きるものなのだよ。」 ナナセ 「私たち小人族も、一緒。大地に根ざさねば生きてはゆけない。早くやすらげる土地を探さねばいけないな。」 サイゾー 「そうでござる。早く新しい国を探して、王子を安心させるでござる。」 ユヒト 「そうじゃのう、このミルキーチェリーも早く鉢じゃなくて大地に戻してあげなきゃいけないのう。」 みんな“うんうん”とうなずきました。 ウッドボック 「さあ、早く家に帰って、その王子を喜ばせてあげなさい。」 フラミー 「きっと、次の春はキレイなミルキーチェリーの花が咲くわ。だから、大切に育ててね♪」 小人族のみんなは、ウッドボックとフラミーに、たくさんお礼を言って帰りました。 マロ 「これで、今度の春もおなかいっぱいミルキーチェリーの実が食べられますね~。」 ナナセ 「マロったら、いっつも食べ物のことしか考えてないんだから!」 小人族のお家へ帰る途中のみんなは、笑顔と笑いでいっぱい。早くヒトキヨ王子にミルキーチェリーの木を見せたくて、みんなの足取りは心なしか軽やかです。みんなの帰りを待ちわびているヒトキヨ王子も、みんなの笑顔と元気になったミルキーチェリーを見て、とっても喜んでくれるでしょうネ。 |