ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0024 |
07 / 01 / 12 ~ 07 / 02 / 28 09 / 04 / 08 ~ 09 / 04 / 30 大江戸幕府を覆う暗雲 |
なし | 3人 | 剣舞LV3 (5ポイント) |
プロローグ |
江戸郊外の森の中にひっそりと建っている家の中で、静かに大江戸の今後を憂う者たちがあった。 シドウ 「無事に揃ったようだな。ご苦労。さっそくで申し訳ないが、お主らが命懸けで集めた情報を聞こう。」 |
危険度 ★×? SC0026 使者 イザナミ 900 / 200 / 190 2/5/4/2/3 敵サポカ 修羅Lv1×2 鬼道Lv1×1 |
月が大江戸を照らす丑三つ時。人々が眠る中、二人の美しい女性が夜の城下町にいた。 ユリ 「あなたがイザナミね。探したわよ。」 イザナミ 「あなたは・・・影狼?」 ユリ 「そう。以前、カイに話していたアズサとあなたの主人について聞かせてもらうわ。」 弓を構えるユリを屋根の上から静かに見下ろすイザナミ。 イザナミ 「あなたには用はありません。ですが、今宵は満月。気分が良いので少しお話してあげましょう。」 空の月を見上げるイザナミ。だが、弓を構えていたユりには隙を見つけられなかった。 イザナミ 「我が主は求めているわ。アズサ様と乱世を。」 ユリ 「乱世があなたの主人の目的?」 イザナミ 「今の幕府によって骨抜きにされた偽りの平和では、我が主が望む未来を迎えられないのです。」 ユリ 「乱世が目的ならば、アズサに用はないでしょう。」 イザナミ 「アズサ様もまたこの時代に生まれた乱世の欠片。」 それまで柔らかい笑みを浮かべていたイザナミの表情が冷たく凍った。 イザナミ 「続きは黄泉にいるアギラに聞いてはいかが?黄泉へは私が案内して差し上げますから。」 ユリの弓とイザナミの銃声が夜空に響いた! |
危険度 ★×? SC0025 茨木童子 1050 / 210 / 200 10/6/8/13/6 敵サポカ 修羅Lv2×1 鬼道Lv2×2 |
ユリが傷を負いながらイザナミを退けた頃、アギラの城跡に鬼とソウゲツが対峙していた。 茨木童子 「ちぃ。ここなら傷を癒すまでのんびりできるかと思ったのによ。」 カイとの戦いは致命傷に至らなかったものの、軽くない傷を茨木童子に残していた。 ソウゲツ 「カイより報告は受けていたが、本当に1000年前に封じられた鬼が蘇っているとはな。」 茨木童子 「あぁいいなぁ現世は。酒はうまいし、影狼とかいう壊し甲斐のある輩がいるしな。」 カイ以外にも茨木童子に戦いを挑んだ影狼もいた。だが、皆返り討ちに・・・。ソウゲツは怒りに震えていた。 ソウゲツ 「しかし何故貴様のような鬼が蘇った?話しに聞けば、稀代の武将 真田幸村も蘇ったというではないか。」 茨木童子 「詳しいことは知らねぇな。黒い服を着たいい女が主と呼ぶ奴の力みたいだがよ。」 静かに抜刀し、茨木童子ににじり寄るソウゲツ。 ソウゲツ 「その口ぶりだと、主とは何者か知らないようだな。」 茨木童子 「あぁ知らねぇな。この時代に住む奴や蘇った奴らの名前に興味はねぇしな。」 ソウゲツの背筋に冷たい汗が滑り落ちた。 ソウゲツ 「まさか他にも蘇った者たちがいるというのか?」 茨木童子 「ガッハッハッハ!いまさら気付いたのかい。戦国の世とやらを生き抜いた者たちを相手にして、あのガキと小娘、まだ無事なのかね。」 カイならば大丈夫、という信頼と襲い掛かっているであろう脅威を危惧しながら、ソウゲツは目の前の化け物に集中することにした。いまカイの役に立つには、情報を集めることと脅威を少しでも減らすことなのだから。 |
危険度 ★×? SC0039 謎の薬売り 1300 / 220 / 220 5/5/10/1/7 敵サポカ 剣舞Lv3×2 鬼道Lv3×2 |
大江戸の近くで起きた城陥落や妖怪出現の噂により、城下町を逃げるように去る人々が増えた。そんな中、シドウはひとりの笠を目深に被った男に声を掛けた。 シドウ 「そこの御仁。足早にこの大江戸からどこに向かわれるのじゃ?」 謎の薬売り 「京都へ向かおうかと。どうやら薬を必要とする人たちが増えそうなんでね。」 シドウ 「ほぅ。ではその仕込刀は何に使うつもりじゃ?」 謎の薬売り 「お気づきですか?これは護身用、と言っても信じてもらえないですよね。」 話している内容は物騒だが、なぜか立ち話を楽しんでいるように見える。 シドウ 「斬る相手次第では信じてもよい。わしも杖を護身用に持っているでな。」 謎の薬売り 「斬る相手・・・京で悪を斬る、では駄目ですか?」 一瞬の沈黙の後、大きな笑い声が響いた。 シドウ 「ハッハッハ。それでは京の治安を守っている新撰組の面々や近藤によろしく伝えてくだされ。」 このシドウの笑いを聞いて、薬売りは笠の中でどんな表情をしたのだろうか。 謎の薬売り 「近藤さんへの土産話に、大江戸の隠居と腕試ししたいんですが相手してもらえますか?」 素性を隠すもの同士、気が合ったのかと思えば、楽しそうに刀を抜き始めた。 シドウ 「まだまだ若い者には負けんよ。」 |
エピローグ |
シドウ 「よく無事に帰ってきてくれた。お主らの持ってきた情報は、急いでカイに伝えられるように手配しよう。」 イザナミが語ったアズサが乱世への欠片とは。 京でカイとアズサを待ち受ける亡者。 力強い味方となる存在。 謎は増えたが、どれもカイとアズサに知らせなければいけない情報ばかり。 シドウは京へ向かう早馬を手配した。 |